「特殊相対性理論」への疑念(全面改定版6)
〜基本的な問題〜
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※疑問を抱いてから思考の紆余曲折を経て(17)まで書いてしまいましたが、重複・誤解・
後から得た知見などもあるため、本タイトル分は整理しての全面改定で再編成しました
('14/4)
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海外サイト(ここ⇒ANTI-RELATIBITY)によると、
it is well known that Einstien based his papers upon Lorentz's.
Relativity used to be known as "Lorentz-Einstein Relativity".
(Einsteinの論文はLorentzのものに基づいていることはよく知られている。
相対性理論は「ローレンツ−アインシュタイン理論」として知られていた)
だそうです。
すでにここで触れたように、そもそも、ローレンツが"Michelson-Morley Experiment"の
結果を受け、George Fitzgeraldという人の根拠の無いサジェスチョンをヒントにしてつじ
つまがあうよう「数学的に」解析して、"Lorentz ehter theory"を発表しました。
ただし、「エーテルに科学的根拠のない特別な性質を与えて」のつじつま合わせ
だったわけです。
一方、Einsteinはその結論は尊重しながら、「光速一定(=静止エーテル否定)」
というposutulateにより、同じく「数学的に」解析して、同じ結論を得る「特殊相対性理
論(specia relativity)」を構築したわけです。
special relativityも、このpostulateは実証されたものではなく、かつ、もう一つのpostulate
である"principle of relatibity"と矛盾しているにも係わらず、ローレンツのあまりに
ad-hocな概念よりは"Which's better"で、よりエレガントに見えるために支持されたとい
うだけのことでしょう。当時の科学事情では、これらの二者択一だったわけです。
現に未だに確実な代替理論は出てきていないようです(私が不案内だけ?)。
しかしながら、既にここで触れたように、やはり、" relativity"は
theory mathematically based upon ether's effect on light could
describe an etherless environment
(エーテルの光への影響に基づく数学的理論がエーテルのない環境を記述
できた)
て、"Lorentz ether theory"と同じ結果を得たというとても奇妙な理論なのです。
今まで見てきた日本のサイトではこのような突っ込みは見られなかったので、私的には
驚きでした。前述の海外サイトのサイト主さんはどこからこんな歴史情報を得たのでしょ
うか?真実なら驚くべき話なのに、なぜ知られていないのでしょうか?
これ以上詳細が書かれていませんが、間違っているかもしれませんけど、私的には、
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は静止エーテルを前提にして出てくるものであり、
は静止エーテルのないことを示しているもの
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と判断しました(前者の方はここでの考察からの想定です)。
ちなみに上記海外サイトでは、
Lorentz created an illusion based upon an underlying reality and
Einstein expounded upon the illusion while being ignorant of the reality.
(Lorentzは基礎になるリアリティに基づいてイリュージョン(幻想)を造り出した。
Einsteinはリアリティを無視しながら、イリュージョン(幻想)を拡大した)
と根っこが同じである"Lorentz ether theory"もEinsteinの"Relativity"も一刀両断
しています。
このサイトの主張は、「大気圏外に住んでいて大気圏では生きていけない宇宙人が音
波に関して、マイケルソン=モーリーの実験と同様な実験をするという仮想的な例を
出し、その場合でもローレンツのような数学的解析が可能であることを示し、同じような
結論を出してしまう」というものです。勿論、我々は音波がLorentzやEinsteinが光につ
いて結論付けたようなものとは異なる事を知っているわけですから、LorentzやEinstein
のやった「数学的解析」というのは"illusion"(錯覚)なものだという主張です。
ちなみに、このサイトの基本主張は、ここで示したようなうやむやにされて
しまっている
感がしている
マイケルソン=モーリーの実験結果は実は"NO NULL"(即ち、
『時間差は0ではなかった』)
そして、それは後年、Millorがやった200,000件もの条件を変え
ての繰り返し実験でも証明されている。
ことに留意し、
エーテルは存在している
としていて、
LorentzとEinsteinは実験結果を"NULL"だとした上、古典的な
"wave-motion-through-a-medium"で考えたことが間違い
というものです。そして、私もそんな気がして来ています。
マイケルソン=モーリーの試験結果が"NULL"でないなら、LorentzもEinsteinの理論も
共にOUTだからです。なぜなら、その時は、その出てきた数値データを説明する理論
であらねばならないからです。そして、古典的な"wave-motion-through-a-medium"
ではそれは不可能なのです。
結局のところ、
マイケルソン=モーリーの実験結果が『時間差は0だった』
いう「決めつけ」がなされた
ゆえに、Lorentzが空想的な勝手なつじつまわせをし、それを元にEinsteinが実証もされ
てもいない矛盾するpostulateを組み合わせてそのつじつま合わせを発展させということ
です。当時の科学的知見では、波だというコンセンサスが得られていた光に関しては、
前述の古典的な"wave-motion-through-a-medium"しか思い浮かばなかったのはやむ
を得ないとは思います(今でも大半の方はそうでしょう)が、時代背景を元にした変な
「Einstein人気」など気にせず、多くの科学者がもう少し慎重になって1925年のMillerの
公式発表を考察しておればと残念でなりません。ま、それが相対性理論にノーベル賞
が出されじまいになった理由なのかもしれません(海外ではそう信じている人も多いよ
うです)。但し、疑問を感じても代替案を出せなかったのだろうと思います。
ただ、特に21世紀に入ってから、次第に相対性理論に疑念を感じている学者が増えて
きているそうです。近年の実証観測結果(アスペの実験、GKZカットオフなど)もそうい
う風がでてきていることの要因らしいのですが・・・。海外サイトをググりますと、
"Einstein is wrong"、"Einstein is wrong?"
といのが沢山でてきます。日本では、私のようないわゆる市井の素人さんが反対論を
展開していて「とんでも」扱いで嘲笑罵倒されていますけど、海外では違うようです。
ま、反対本を出されている日高守さんの相対論を打ち砕くシルバーハンマー
というサ
イト記事によれば、20世紀ごろはまだ、反対意見を公表する人は少なかったそうです
が、日本でも海外でも21世紀になって増えているようです(私など、5年前にこういう動
きを知っただけでしたが(^_^;))。
20世紀時代は、ここに示しますように
The prevailing attitude of the physical establishment
is that anyone who doubts the validity of this
"bedrock of modern physics" is insane, and that trying
to refute it is a symptom of "psychosis.
(物理学組織の優勢的な姿勢は、この「近代物理学の岩盤」
の妥当性を疑うようなやつはばかげており、精神病の症状
に反駁しようとするようなものであるというものであった)
という時代だったそうで、学界で一言疑念を示そうとするとたちまち大声で阻止された
り、反対論文は悉くリジェクトすなわち門前払いされてしまったそうです。
相対性理論は捏造論文、疑惑論文やご都合主義的解釈が「証拠」とされ、物理学の
基本的原理だという『不磨の大典』扱いされてきたのは(正統派でそんなことはないと
否定する方がいますけど、そんなものは歴史を調べずに、ここ、
ここ、ここで指摘した
ように、単に「科学者は厳格で正しい」と思い込んでいるだけのcult信者もどき思い込
みでしかなく、いくら否定しようと)それをやられた科学者が言明しているのですから間
違いなく事実なのです。「真実を知らない、真実から目をそらす」形で「そんなことはな
い」というのはcult信者によくある話ですよ。真実を見るべきです。
ちなみに、前述のMillorの苦労は「誤差」みたいな感じでうやむやにされてしまったらし
いのですが、ANTI-RELATIBITYサイトによると、物理学者でノーベル経済学賞受賞の
エコニミストのMaurice Allais(Allais効果の名が知られている)が1998年に出した
" 21st century Science & Technology"(このサイトにそのpdfがあります)によれば、こ
の方はMillerのデータを取り寄せて分析した結果、
Miller's recorded data coincided exactly with the Earth's orbit.
という判断をくだしたそうで、そのpdfには、彼の
"It is startling that the findings published in Miller' paper in 1933
should have been ignored for 25years.
The outright pigeonholing of Miller's paper strikes me as one of
the scandals of contemporary physics."
(「1933年のMIller論文で刊行された発見は25年間無視されて来たこと
は驚くべきことである。
Millerの論文のあからさまな握り潰しは私にとって、「現代物理学の
スキャンダルの一つとして衝撃的である」)
という糾弾の言葉が掲載されています。
最近、和訳されたロシア科学者の「反相対性理論」論文の和訳版をネットで発見しまし
た。相対性理論の基礎に対する批判
というものです(和訳は本年2014年3月に出たば
かりのようです)。
著者はСергей Николаевич Артеха,Sergey Nicolaevich
Arteha、S.N.アテルハという方で、ロシア科学アカデミー宇宙科学研究所数理物理学
準博士だそうです。
論文の原題は"С.Н. Артеха, Критика Основ Теории
Относительности, (Издательство ЛНК,
Москва, 2007)[英訳: S.N. Arteha, Criticism of the Foundations of
the Relativity Theory,(Publishing House LNK, Moscow, 2007)]"
・著)というpdf論文です。
特殊相対性理論、一般相対性理論、相対論的運動学のそれぞれについての矛盾点
の指摘がなされています。
本書は大学生,大学院生,教師,科学技術者,そして物理学の
基本問題について自立的に深く考えようとするすべての読者に
とって興味深いものとなろう。
と初めに言及されています。
そして、前書きは痛烈で、私が本コーナーで批判していることそのまんまで驚きました。
順不同で抜粋させていただきますm(__)m
著者はロシアの方ですから、上記より前に、旧・ソ連時代のこととして、
相対性理論に対する批判を永久機関の発明になぞらえた,
ソ連科学アカデミー最高幹部会の決定を思い出そう
と書かれていて、当時のソ連科学アカデミー最高幹部会の態度だったらしい
相対性理論は現代物理学にがっちりと統合されているの
だから,その土台をほじくり返すべきではない,そんなこ
とをするより「建物の上階」を増築したほうがいい,この理
論を批判しても「コブをつくる」[失敗して痛い目にあう]
だけだ
という意見が出てくるだろうと述べられています。
本来なら、
相対性理論の基礎は高等教育機関だけでなく,学校でも教
えられているのだから,「若者の精神を堕落させない」ため
には,どんなに小さな疑問が生じた場合にも,あらゆる問題
が科学界によって真剣かつ詳細に検討されなければならな
い。
はずなのに、
科学エリートの中には,少数だがきわめてアクティブ,かつ
きわめて地位の高い一群が存在し,−中略−
相対性理論についての議論の試みとなると,彼らは統一
センターからの指令に従っているかのように,そしてまるで
自分の体から下着をはぎ取られ,そこに何か「ほくろ」のよ
うなものが見つけられてしまうのを恐れるかのように,アク
ティブに活動し始める。これはただ単に,彼らに対して「大
至急敵を撃滅せよ」という命令が下り,それで彼らは,しば
しば相手の論文を読みもせずに,相手の顔に泥を塗りた
くっているにすぎないのかもしれない−中略−
いかなる批判であれ,たとえ不愉快きわまりない批判で
あっても,彼ら自身の理論を改善する力を持った何らかの
合理的核心を含んでいる可能性があるにもかかわらず......
と前述の状況を述べています。
基本的な言及として、
基礎理論が実際的応用において持つ予測力は,(「科学界
の芸人」たちの主張とは異なり)ゼロに近い。
これはとりわけ,特殊相対性理論に対して当てはまる。「特
殊相対性理論の」実際に検証可能な結果は,この理論の
創出以前に得られたもの,あるいはこの理論の着想を用い
ることなしに(往々にしてこの理論に対する反対者によって)
得られたものであって,それより後に「収集家」たちの努力
によってこの理論の成果に「組み込まれた」ものなのである。
「この理論の着想を用いることなしに(往々にしてこの理論に対する反対者によっ
て)得られたもの」とは、例えば、ここで新したサニャックの実験結果がまさにそう
ですね。
尚、
更に指摘が続き、
数学が任意の対象(実在するものであれ,実在しないもの
であれ)について研究することが可能であるのに対して,
物理学が取り組んでいるのは,現実に測定可能な物理量
の間における相互関係の探求のみである。もちろん,現実
の物理量をいくつかの関数の組み合わせに分解したり,
あるいは何らかの複雑な関数に代入したり,これらの組み
合わせの意味を「でっち上げ」たりすることは可能である。
しかし,それは学校の数学でやる代入の練習以上のもの
ではなく,その練習は難しさの度合いにかかわりなく,物理
学とは何の関係も持たない
まさに「ビッグバン宇宙論」批判ですね。そして、
我々は,「科学界の芸人」たちの(自らの利益のために)だ
ましたい,あるいはだまされたいという願望は彼らの良心
にゆだねておいて,相対性理論のいくつかの疑問点につ
いて偏見のない分析を試みることとしよう
という揶揄と意気込みが書かれています。論文の位置づけの重要な点ですが、
本書の本論部分は,一般に採用されている暗黙の慣行に
従い,査読付きの国際学術雑誌(GALILEAN ELECTRO
DYNAMICS, SPACETIME & SUBSTANCE)による審査を受
け,これを通過した内容からなっている。
とあり、単なる個人的意見発表ではないようです。「反対論文」が例え一部といえ、「査
読付き国際雑誌」の審査を通過したということは、海外では、前述の「暗黒」の20世紀
時代とは少しずつ情況が変わって来ているようです。
ただ、あとがき読みますと、彼の周辺はヤバそうな状況になろうとしているようですので
心配ですが、こういう論文を国際発表されたということは相当勇気ある行動だと思いま
す。
それにしても、なぜ、日本では、歴史的真実を隠し、「ローレンツが脱帽した」などと虚
偽の伝聞まで広め、いかにもEisnteinが全てを一人で演繹法で考えたものとであるとし
てEinsteinを天才に祭り上げ、「相対性理論」を素晴らしい物理学の第一級「原理」とま
で教え、そして、アカデミズム科学権威の支配下にある科学ジャーナリズムもそういう
間違ったおかしなデマを真実見たくに綿々と流してきたのでしょうか?
だから、例えば、前に「誤解している人がいる」と書きましたが、どうどうと「マイケルソン
=モーリーの実験」結果が『光速一定』を証明した」という「誤解」を言う方々が出てくる
のです。更にはこれが長じて、「マイケルソン=モーリーの実験」が相対性理論の実証
試験だなどと馬鹿馬鹿しい本末転倒のことを言う人までいます。
恐らく、そういう説明をした学者がいて、それをまに受けたものと思います(断定調です
から)。しかし、果たして、19世紀の終わりにこの試験結果を見てそんな結論(『全ての
慣性系で光速一定』/Einsteinのpostulate)であることを誰か出したでしょうか?
相対性理論が出て100年もたってから後ヅモで勝手に言っているに過ぎない盲説です。
こうやって、分かったつもりになって滔々と語る人が多いので、人によって解釈や言うこ
とが微妙に違っているのです。おまけに、ネット上では「相対性理論などでノーベル賞を
貰った」「相対性理論がないとこの世のものは存在できない」などの妄言を撒き散らす人
がいあたり、「真の物理学者はEinsteinのすごさをわかっている」などとEinsteinを讃えな
がらちゃっかり自分達を高みにおこうとする人もいます。そして、「原爆がE=mc2から
生まれた」という誤った俗説が市井の一般人にまで信じられ、最近では「カーナビは相
対性理論の工学応用」などというあまりにあつかましい嘘まで巻き散らかしています。
いずれにしろ、アカデミズム科学者やアカデミズム科学権威の広報係にすぎない日本
の科学ジャーナリストに騙されて「Einsteinは一人で時間の遅れ・距離の縮みという概
念と相対性理論を構築した天才」などと信じている方は、歴史の真実をしっかり見て、
それがいかにためにする虚偽宣伝であるかを知って「Einstein」信奉から目を覚すべき
です。西欧では"Lorentz-Einstein Relativity"と言われている理由を知るべきなので
す。
EinsteinはEinstein's"Principle of Realativity"とこれと矛盾する「光速一定」とい
う(直接実証もされていない)postulateを入れて"Lorentz ether theory"と同じ結論
である「ローレンツ変換」を得ましたが、当時の学者は「両者の数学的解析は等価」
と理解したゆえにWhich's betterでEinsteinの"Special Relativity"が採用されたにすぎ
ないのです。"Lorentz ether theory"がなければ、決して"Special Relativity"など出て
こなかっただろうし、もし思いついても伝統的な科学世界では速攻でリジェクトされたも
のだったろうと確信しています。
しかもそれは、本人自身が気がついていなかったように(実は本人自身が自分の理論
を理解していなかったことになりますが)、繰り返しですけど、その理論は、
theory mathematically based upon ether's effect on light could
describe an etherless environment
という実にad-hocなものなのです。そして、間違いなく、「マイケルソン=モーリーの実
験」結果は実は「時間差は0ではなかった」という事実を確実に認識できていなかった
ローレンツの誤りがこういう事態を招いてしまったというわけです。
考えてみれば、日本に紹介されたのはリアルタイムではなく、既に理論が多数派の主
観的コンセンサスを得て不動の地位を築き、Einsteinが天才と祭り上げられて偉人に
つきものの伝説が生まれた後でしょう。
ですから、歴史的事実は「最初から知らない」か歪められたものを知るだけか、また、
例え知っても「どうでもいいこと」くらいにしか感じなかったはずです。「偉人」というのは
大抵「事実と異なる伝聞」がついて回るのです。そしてそれが綿々といかにも「事実」
のように伝聞されるのです。教えている立場、本を出している立場の方々が、多分に自
身でそう信じているものと思いますけど、そういう「事実と異なる伝聞」による誤った歴史
を確認もせずにさも真実かのように語るため、それを聞いた後世の人々もそれを「事実」
だと思ってしまっているのです。
「教える」「本を書く」側はたとえ事実を知ったとしても、その後は黙っているだけでそん
な不都合のことをわざわざ否定訂正などしないのは人間だから必定でしょう。
「科学者」だって一人の人間なのです。同じ立場になれば大抵の人は同じはずです。
私も同じ立場だったら正直になれる自信はありません。
いずれにしろ、「しがらみのない」方は、是非、盲目的に信じるのではなく、こういう歴史
的事実があること、それはどういうことかを知っていただきたいものです。
「日本の常識、世界の非常識」です。「市井の方達の反対論を嘲笑罵倒しているうちに
気がつけば、「世界の孤児」になるかもしれませんよ。そして「裸の王様に」
繰り返しますが、
マイケルソン=モーリーの実験結果が"NO NULL"だったら(それ
は真実だと思います)古典的な"wave-motion-through-a-medium"
では絶対に理論構築は不可能です(なぜなら、その数値を求める
理論が必要になるからです)し、勿論、"NULL"を前提にして考えた
"Lorentz ether thory"も、そして、当然ながら"Special Rilativity"
も速攻で崩壊します。
本当は、Which's better?ではなかったということです。
英語版Wikipediaに"Lorentz ether teory"の項目があるのは、海外では「エーテル」を見
直す意見もあるからのようです。確かに歴史を見ると、
エーテル自体までは否定されたのではない
わけで、マイケルソン=モーリーの実験が否定したのは、
19世紀の後半、ローレンツ達が信じていたフロネルの『部分引き
ずり説』すなわち透明な物質内だけはエーテルが引きずるがそれ
以外は静止していて、古典的な"wave-motion-through-a-medium"
に従う静止エーテル
なのです。おまけに、前項(ここ)に示したように、Einstein自身が"Special Relativity"は
エーテルを基準にした数学的解析だと自ら認めて1930年代に"no eter"idealsを撤回
したという驚くべき情報もあるのです。
理論は構築されてはいませんが、プラズマ宇宙論学者は"Aether"をプラズマと考えて
いるようです。光は電磁波ですから、なんとなくその主張はわかる気がしています。
私はMillerの実験結果は真実だと強く信じています。マイケルソンの実験に参画してい
た方ですし、マイケルソンの実験装置の信頼性・高精度性そして影響因子を十分認識
していたこと(Einsteinがけちつけた温度影響は十分考慮されていること)、あらゆる条
件で何年もかかって200,000件も出したデータということを考えれば否定するのはあま
りにも勝手で恣意的です。エディントンのあまりにひどい恣意的データ使用を受け入れ
たのと比べてどちらの方が、真に「科学的」で真摯な態度でしょうか?
(’14/4) (続く)
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