続・相対性理論への疑念(28)
〜science estabilishmentが"relativity"に対してなしてきた驚くべきこと 〜(’17/3)
日本にいると、何か「相対性理論」反対している方の大半は我々一般人だけみたいに思われて
いますけど(というか科学者からの声がほとんど見えない−そういう気骨のある物理学者の先生
が日本にもおられることを教えていただき、その論述を読ませていただき、逆に驚きましたが)、
既に紹介してきましたように、欧米では(欧米でもたとえ畑違いでもそれを明言するにはリスクが
あるようですが、)そういうリスク覚悟の主張をされてきている(それゆえに、そういう方は"maverick"
(独立独歩)の科学者のようですが)方達がおられて、本・講演・ウェブなどで主張をされてきてい
るようです。
今回も英語サイトにあった記事からの引用です。
2015年の記事ですが、"From NEXUS vol. 22, no. 3, April-May 2015"とあります。
EINSTEIN WAS WRONG-FROM THE HIDDEN SIDE OF PHYSICSというウェブ記事で、Roger J.
Andertonという方とDavid de Hilsterと言う方の共著記事です。
前者の方は、その論とそこで引用されているものを本コーナーでちょくちょく引用させてもらって
いる方で、これは独立した記事であり、ネットサーフィンしていて偶々見つけていたものを今回、
じっくり読みました。一つ、ある科学者の驚くべき発言が紹介されていましたので、この項を設け
る気になりました。それについては後述します。
記事の冒頭で、
In this year 2015 we now celebrate 100 years of general relativity,
but the old issues still remain about Einstein's relativity, despite
whatever new hype its supporters might generate, where Einstein
has been propped up as a false signpost, sending the whole world
down a nonsensical line of thinking for all those years.
(この2015年、我々は一般相対性理論の100周年を祝しているが、その支持
者がどんな新しい誇大広告を生みだそうが、そこでEinsteinが、誤った道標
として下支えされて来て、全世界にそれらの全ての年に渡ってナンセンスな
考え方を送って来ているEinsteinの相対性理論についての古い論議がまだ
残っている。)
とあり、この記事は" why Einstein was wrong(なぜEinsteinは間違っているか)"についての二つ
の見解とあり、"Part1"は、ドキュメンタリーフィルム" Einstein Wrong-The Miracle Year"と
言うのを制作したディレクタであるDavid de Hilsterと言う方の証言、"Part2"は、Richplanetテレビ
(英国のインターネットテレビ⇒RICHPLANET TVのようです)のプログラムの中で "Did Boscovich
Discover A Unified Field Theory?"(Boscovichは統一場理論を発見したか?)を明らかにし
たRoger Andertonと言う方の証言からなっています。
まず驚いたのは、David de Hilsterと言う方が"Einstein Wrong-The Miracle Year"などと言う刺激
的なドキュメンタリー映画を作られていたということでした。
そもそもは、1992年に、「『特殊相対性理論』は間違っている」と主張してきたというアルゼンチン
の「物理学者」のRicardo Carezani博士という人から、それを世界に広めるための手助けを頼ま
れたのが取り組む発端だったようです。そして、その翌年に、彼は
I have found out more about the dysfunctional state of modern
physics and cosmology, where the physics establishment enforces
a dogma based on politics and its own emotional needs.
(私は、物理学組織が、そこにおいて、政治とそれ自身の感情的必要性に
基づいた教義を押し付けている現代物理学と宇宙論の機能不全の状態
についてより多くを見出した)
こともあり、1996年には、毎年の会合を始め、現代科学の問題に直面しようと試みて来たJohn
Chappell率いる反体制科学者グループと会い、
I decided there were enough scientists for me to attempt to make
a documentary about the subject-based on my mother's meeting
these scientists in the context of daily life, in the hope that
audiences wouldn't feel so intimidated by the subject of the film
in such a style.
(私は、その主題−私の母のこれらの科学者との毎日の生活の文脈での
ミーティングに基き、著者らはこのようなスタイルにおけるフィルムの課題
によってそれほどおじけづたりしないだろうという希望の中で−についての
ドキュメンタリを作ろうとするに十分な科学者がいると決断した)
とのことで、8年かけて完成したそうです。で、それを提供した最初の世代の聴衆からは好意的
に受け取られため、よしこれは行けると考えて一般公開を目指したそうですが、それをまず、フィ
ルムフェスティバルに提供したときに大きな失望を味わったようです。こんなことを指摘してい
ます。
The problem as I see it is that documentarians and film-lovers
consider themselves above the intelligence level of most of the
general public and feel that if Einstein were wrong, they would
already have known about it through the media.
(私がそれ見ているような問題は、ドキュメンタリー制作者や映画愛好家は
自身、大部分の一般大衆の知的水準の上で考え、もし、Einsteinが間違っ
ていたなら、それらは既にメディアを通してそれについて知られているだ
ろうと感じていた)
そして、これに関して、メディアはEinsteinが間違っているという情報を遮断しているため、そうい
う無知な状態で、そのドキュメンタリ映画は拒絶されてしまい、それに公正な聴聞を与えていな
いと憤慨されています。要するに見事に"suppression"を受けてしまったのです。
で、科学コミュニティに対して相当皮肉ったコメントをされています。
Based on my experiences, I conclude that in school there are
nerds who are bullied, such as portrayed on the Disney Channel
where a nerd is always being picked on. These nerds who become
socially ostracised often decide to try to become smarter than
everyone else and enter science; they then engage in a bullying
system there of "top" nerd kicking ass downwards. Thus, my
documentary Einstein Wrong-The Miracle Year became another
victim of this system.
(私の経験に基づき、私は、学校において、このように、「おたく」がいつも
持ち上げられるディズニーチャンネル上で描かれているように作られた
「おたく」がいると結論付けた。これらの社会的には排斥されている「おた
く」はしばしば、他の誰よりもスマートになろうと試みることを決め、科学に
入る;彼らはそのとき、「頂点」のおたくが尻を下側へ蹴っ飛ばすいじめっ
こ体制に参加する。このように、私のドキュメンタリーEinstein Worng−
The Miracle Yearはこの体制の他の被害者になった。)
この話を聞いて何か感じませんでしょうか?一般下々には隠されて来た、科学者ではない被害
にあった方の重大な証言がここにあるという現実を・・・。もし、Einsteiniansそしてアカデミア科学
界信者が言う通り、相対性理論が「真摯な科学論議の中で生き残ったもの」ならば、なんでこん
な被害話が生まれるのでしょうか?例えば、量子力学とかニュートン力学とかではこんな話聞い
たことありません。「欺瞞性」ゆえに湧き出て来たものであることの一面を如実に語っていると思
われませんか?私はためにする「洗脳」の恐ろしさを強く感じました。
さて、part2のRoger氏の主張に移ります。この方は、どうやら英国のアマチュア物理学愛好家の
ようで、ネット上にも数多くの記事・scienc essayをアップされていて、本も出されているようで、
多くの本やウェブ記事を引用されご自分の意見を書かれているためので、その引用(Einsteinians
と疑念派の両方からのもの)は私にとって、不案内だった知見を深めさせて貰っているため重宝し
たびたび引用させてもらっています。で、この記事でも、衝撃的な発言が引用されていました。
この方の一貫したスタンスは次の言葉に現れています。
the physics establishment holds up this false front of Einstein
the genius. To maintain this false front, it even constructs a
false history, ignoring actual history as much as it can.
(物理学組織はこのEinsteinを天才とする間違った面を維持している。
この誤った面を維持するために、実際の歴史を無視し、間違った歴史
さえ作り出している。)
前の方では、既に「アインシュタイン, "Einsteinians"、そして・・・」で述べた「一般相対性理論」が
第二次世界大戦前、アメリカ物理学界ではどういう扱いを受けていたか、それを戦後誰が復活
させたかについて触れましたが、ここでもそれに触れられています。
輻輳しますが、戦前、Oppenhimer(有名な原爆開発チームのリーダ)は、
"His early papers are paralyzingly beautiful but they are
thoroughly corrupt with errors…"
「彼の初期の論文はしびれるほど美しいが、それらは徹底的に誤りで
腐敗している…」
"[T]his has delayed publication of his collected works for
almost ten years. A man whose errors can take that long
to correct is quite a man."
「これは、ほとんど10年間集められた彼の仕事の出版を遅らせた。
誤りを修正するに長くかかる人はただ一人の人である」
と語っており、Roger氏は、当時のアメリカ物理学界でEinsteinは実際には「低い評価」を受けて
いたと判断されています。そして、戦後、「ブラックホール」「ワームホール」名付け親の科学者で
あるWheelerという人が" Wheeler School of Relativity"という相対性理論を教える学校まで作っ
て、その「一般相対性理論」のmain stream化を図り、それが今に至っているそうですけど、この、
Wheeler Schoolで教えていたものは、前述のOppenheimerの言に代表されるように、「間違い」
だらけを指摘されていたのに、修正されていないものだと批判されています。恐らく、既に統一場
理論研究に行ってしまっていたEinsteinは間違い指摘を認めず、修正にも応じなかったんでしょう
ね。これに関してRoger氏は、
According to Dr C. Y. Lo, the Wheeler School of Relativity
has got many things wrong: "…the dominant misinterpretations
of the Wheeler School are due to inadequacy in mathematics
and physics. In particular, their distortions of Einstein’s
equivalence principle maintain initial errors and create
their own errors. Moreover, the errors on dynamic solutions
have far reaching consequences to other areas of physics."
Thus we have an additional mess made with relativity from
the Wheeler School, not just from Einstein.
(C. Y. Lo博士によれば、相対性理論学校は多くの過ちを行って来た:
「…Wheeler Schoolの支配的な誤解釈は数学と物理学における不確
かさによっている。特に、Einsteinの等価原理の歪曲は初期の誤り
を維持していて、それら自身の誤りを作り出している。更に、動力学
解についての誤りは物理学の他の分野にまで結果が広げられてきた。」
このように、我々はEinsteinからではなく、Wheeler Schoolから相対性
理論で作られた付加的な混乱をしてきた。)
と批判されています。また、Roger Rydin教授と言う方が、一般相対性理論におけるEinsteinの数
学チェックに長い時間を費やし、誤りを修正した後、それはまだナンセンスとして出てくると言って
いると述べられています。
このように、Roger Anderton氏は、調査した結果として、「Einsteinがナンセンスを語っていたこと
を見破った賢明な人々がいたが無視されて来た」という重要な指摘をされています。明らかに、
こういう指摘をしていた物理学者がいたことなど完全に一般下々には隠されてきているのです。
何が「真摯な科学論議の中で生き残った」ですか?(怒)
現在の皆さんは、そういうものを「Einsteinは"genius & hero of science"だ」というねつ造された
虚像に踊らされて、相対性理論(relutivity)をありがたがって学び理解しようという全くナンセンス
なことにあくせくしているのです。
件の方は、更に、「時々ごとに、科学組織は、これらのことを隠し続けようとしてはあやまちを犯
している(要するに「隠すのに失敗している」)として、その例で示されたもの−前述で二回も強調
しましたが私にとっては極めて衝撃的で、一つだけ疑問に感じていたことがすっかり氷解しました
−を上げられています。2013年11月に、"maverick idea"(独立独歩の/異端的な考え)を持つ生
物学者のRupert Sheldrake博士と言う方が行った TEDx講演というのが物議をかもして炎上した
のだそうです。要するに、物理学コミュニティから大攻撃を受けたらしいのですが、件の方によれ
ば、その炎上は実際には部分的であり、真実の抑圧はそれを完全には炎上できなかったとして、次
のような話を引用し指摘されています。
One revelation is from what the head of metrology at the
National Physical Laboratory in Teddington, England,
admitted: that they were unable to measure the speed of
light as a constant, so they fixed the speed of light
as a constant by definition in 1972. Further, the metrologist
admitted that if the speed of light is not a constant, they
would now never know because the distance unit of the metre
has been defined in terms of the speed of light. The simplest
context of light speed (in a vacuum) is of course in the
special relativity scenario, and it means that they were
never able to measure the speed of light as a constant in
order to confirm special relativity. What the head of metrology
described as an "embarrassment" is the sort of thing omitted
from physics texts taught to students.
(一つの暴露は、Teddington, Englandの国立物理学研究所での計量学
のトップが認めたことからのものである;彼らは光速を一定として測定
できなかった、それで、1972年に定義により、一定として光速を固定し
た。更に、測量学者は、もし光速が一定ではないのなら、メートルの距
離単位は光速によって定義されているので、今では決して彼らは知ら
ないであろうことを認めた。光速(真空中の)の最も簡単な背景は、勿論、
特殊相対性理論シナリオにあり、それは彼らが決して、特殊相対性理
論を確証するため光速を一定と測定できなかったことを意味している。
測量学のヘッドが「困惑」として述べたことは、学生に教える物理学教科
書から削除されているものの一種である。)
どうですか?私はものすごく驚きました。事実なら、我々はひどい「嘘」の歴史を教えられてきた
ということです。そして、今の光速をベースにした電磁気学関係のSI単位系(MKS単位系からの
もの)は根本的に、こういう虚偽をベースに構築されたという恐るべき話だということです。
光速測定は原子時計とレーザ光を用いて行われたそうですが、当時、そのNational Physical
Laboratory in Teddington, Englandに勤め、原子時計の発明者(London大学から博士号授与)で、
OBE、Rabi賞受賞者で1972年に退職したLouis Essenと言う方は、ANTI-RELATIVITYの方でし
た(研究所在籍中に"The Special Theory of Relativity: A Critical Analysis"?と言う論文を出したそ
うです。恐らく、前述のそこの研究所の測量学のヘッドの言はリアルタイムで知っていたのだろう
と思います。
結局のところ、Einsteinの特殊相対性理論のpostulateU光速一定というのは、理論誕生以来、
現在に至るまで、決して実証観測されては来なかったという私の主張と同じ指摘を件の方はさ
れています。
最後に"conclusion"としていくつか述べられていますが、その中の一つだけ引用しておきます。
The establishment has been persecuting many dissidents,
making them modern-day Galileos. In Galileo's day, the
establishment responded by threatening him, but that
failed as an adequate method. Today, the establishment
has become more skilled at suppressing dissent. Its method
is to reward you with prizes (e.g., the Nobel) and research
funding if you don't dissent
(組織は多くの反対派を迫害し、彼らの現代のGalileoにしている。
Galileoの時代、組織はかれを投げ出すことで対応したが、それは
適切な方法としてはしくじった。今日、組織は反対派の抑圧にずっ
と、熟練している。その方法は、もしあなたがたが反対派でないな
ら、あなた方に賞(例えば、ノーベル)と研究資金の見返りをしてい
る。)
"modern Galilei"と一部で称せられている方はいます。まさに前述のGalilei時代と同じ目に会わ
れたた方・・・"A Modern Day Galileo"という方・・・で引用した「反ビッグバン宇宙論」天文学者の
Arp博士です。故郷アメリカを追われ、プラズマ宇宙論が一定の支持を受け入ている欧州で亡く
なるまで天体観測生活をされたそうです。
このように、科学界においては、"main stream"に疑念を抱くことは、大きなリスクを覚悟する
必要があるようです。前述の原子時計発明者で反相対性理論学者だったLuis Essenは
"No one has attempted to refute my arguments, but I was
warned that if I persisted I was likely to spoil my career
prospects."
「誰も私の議論に反論しようとしなかったが、私は、もし、続けるなら
私は、私の[今後の]キャリア見通しをスポイルしかねないと警告された」
と書いています。
繰り返し主張してきましたが、真に「科学的議論の中で生き残っている」のであるなら、なぜこの
ような、"suppression"が行われたり、不都合が隠されて歴史が偽造されたりする必要性がある
のでしょうか?素朴に普通に考えれば、真に「科学的議論の中で生き残っている」のではないこ
とは一目瞭然です。
物理学界は、1887年以来、ボタンを掛け違えてしまったのです。そして、それは1919年、科学を
捨てて悪魔に心を売ってしまった世紀の詐欺師エディントンの悪業により、世界中の一般下々ま
で巻き込まれてしまいました。誰も修正せぬまま、"Einstin's believers"が再生産を繰り返してき
ています。多くの人々が、多くの本、メディアにより繰り返されて来た嘘で固められた歴史で洗脳
され、元祖Einsteinは"Genius and Hero of science"と思い込まされ、一方、Einsteiniansの解説
を並べて見れば、互いに矛盾することを各人がしているいかにも自分の解説が正しいかのよう
な巧妙な説明にすっかり誑かされてしまっている・・・
はっきり言って、"relativity"なるものは、創設したご本自体が真に理解していなかった、極めて
ナンセンスの極致たる「妄想理論」でしかありません。「ナンセンス」ゆえになんでも説明できてし
まうだけの代物です。魅せられてしまった方々は「RT真理教」{Einstein教」という新興宗教にのめ
り込んでしまって真相が見えていないだけです。そして、そんな「新興宗教」を正統科学だなどと
してアカデミア物理学で教えているゆえに疑問さえ抱かない方々も多いと思います。
20世紀にはじまったとんでもない科学の暗黒史です。修正で逃げようとしている科学者も海外
にはおられるようですが、「修正で逃げられうような代物」ではありません。根本的に全否定して
廃却されるべきものです。
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いくつかのコーナーで引用していたロシアの若手物理学者の5か国語に翻訳され、日本語もアップ
されていた「反相対論」がなぜか消えてしまっていました。内容の中で、やばそうな雰囲気が書か
れていましたが、Suppressionがあったのでしょうか?ちょっとがっかりしました。
('17/3)
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