"Running away from Einstein"(アインシュタインから逃げ出している)(’17/3)
あるとこからのリンクを辿り、Running away from Einstein
という驚くべきタイトルを付けた記事を読み
ました。これは、PHYS.ORGというサイトでAstronmy&Space>Astronmy>March, 16のものです。
ごく普通の科学情報サイトのようです。March, 17には死にゆく赤色巨星の画像もあります。
冒頭に、
Einstein’s theory of gravity may have to be rewritten, after researchers at
the University of St. Andrews found gigantic ring of galaxies darting away
from us much faster than predicted.
(St. Andrews大学の研究者たちは、予想よりずっと早く我々からかけ去る巨大銀河
リングを発見した後を追って、Einsteinの重力理論は書き直さなければならないかも
しれない。)
とあります。そして、続いて、
This 10 millions light years-wide ring made up of small galaxies is expanding
rapidly like a mini BigBang.The team believe our neighbouring galaxy, Andromeda,
once flew past our own galaxy at close range, creating a single-shot of several
small galaxies.
(この、小さな銀河からなる1000万光年の幅のリングはミニビッグバンのように
急速に広がっている。そのチームは我々の近傍の銀河、アンドロメダは、一度過
去の我々の銀河に接近して通り過ぎ、種々の小さな銀河の単一シショットを引き
起こしたと信じている。)
と書かれています。
以下、関係者等の口述が簡単に引用されていますので、下手な和訳(誤読があるかもしれません。
興味のある方は上記リンクをご覧くださいm(__)m)だけを示しておきます。
Hongsheng Zhao博士(School of Physics and Astronomyのリーダで、その論文の共著者)
はOxford大学出版によるMonthly Notices of the Royal Astronomical Societyにおいて、
次のように言っている:「もしEinsteinの重力論が正しいのなら、我々の銀河は、決して、速
い何かをばらまくためにAndromedaに十分接近できないだろう」
もし、それが真実なら、このような接近はただ、もしかしたら重力はmainstreamの考えが示
唆するより離れていく銀河としてよりゆっくり弱まっていくという意味で、その発見は銀河と
我々の宇宙についての新しい理解と強いるだろう。
その研究をリードしてきたPhD学生のIndranil Banikは言う:「リング状分布は大変奇妙であ
る。これらの小さい銀河は、回転する雨傘から投げ捨てられた雨滴筋のようである。私は、
観測された方法でラインアップしたランダムに分布した銀河に対する640回のチャンスの中
にかろうじて1個発見した。私は、宇宙が当代の半分だった動的な出来事までそれらの元を
辿った」
この空での津波のような余波は我々自体の銀河、天の川と突っ走るアンドロメダ銀河との
ミアミスにより引き起こされたようである。二つの巨大な銀河はいつも平面内で互いに周
回していて、その経路に置いて矮小銀河をばらまいた、おそらく突っ走る矮小銀河は天の
川とアンドロメダを含む面内にある理由の説明である。
Banik氏は付け加えた:「Einstein重力パラダイムにおいては、仮説のダークマターがいつも
呼び出されている。このような質量の60倍を必要とする光速を、我々は天の川とアンドロメ
ダの星の中に見ている。しかしながら、それらのダークマターの巨大なハロー間の摩擦は、
それらがなされなければならないので、250万光年以上離れて飛ぶというよりむしろその中
に融合するだろう」
「科学は挑戦を通して進歩する」とBanik氏の発見を鼓舞したCalifornia大学IrvineのHubble
FellowであるMarcel Pawlowskiは言った。「他の二つの知られている接近する衛星平面と
ともに、この巨大環は標準パラダイムに対する種々の挑戦を形成している」
「アインシュタインの重力理論(Einstein's theory of gravity)」というのは、まさに「一般相対性理
論(Genreal Relaticity[GRT])です。前項「アインシュタイン, "Einsteinians"、そして・・・」で言及しま
、早くから「現代物理学の『基本パラダイム』」となり"Holy Theory"された「特殊相対性理論(SRT)」
と異なり、GRTは戦前は物理学界では不評をかこっていたようで、戦後、一般相対性理論のア
インシュタイン方程式を解いてブラッホールを予想した天文学者に触発されてウイナーWheelerという人
がこれをmain stream化すべく学校まで作って活動し、その「重力理論」がニュートン力学の修正
だと考えられたのでしょうが、ビッグバン宇宙論とともみ宇宙物理学のメイン理論になってきたの
ですけど、観測のたびに不一致となり、これまではダークマター、ダークエネルギーばどという魅
力的なhypothesisを入れることで「つぎはぎ」のつじつま合わせをしてきました。しかるに、どんど
ん、理論予想から外れる=矛盾する観測結果が出てきていて、そのままではにっちもさっちもい
かなりつつあることが一般下々には隠されていても、こうやってネット上でどんどん暴露されてき
ています。
前に、「断末魔にしか聞こえない驚くべき発言が(’14/12)」という記事をしたためたことがありまし
が、ああいう「自然科学者」ではない驚くべき「断末魔」的発言をしている科学者がいる中で欧米
ではこうやって基本パラダイムに拘泥しない・盲従しない進取の心を抱いている科学者らもいるこ
とを示していますね。少なくとも、次第に「理論修正」などということを言い出している物理学者も
いるようですから(前項参照)、そのまま拘泥する原理主義者は次第に減っていくのではないかと
思います。
('17/3)
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