alternative science−生物の本質って?@
〜初めに〜
ネットサーフィンしていますと、所謂アカデミア定説科学とは異なるalternativeのものに対
して、「疑似科学」だとか「とんでも」という勝手なレッテル貼りをして嘲笑罵倒している言説
が多々目につきます。「なぜ人は疑似科学を信じるのか」などという、いかにも定説科学だ
けに従うのがまっとうな人間であるかのような決めつけまでされています。
一方、前にも書いたのですが、私の若い頃は街の本屋には科学でも歴史でも「異端的」
な書が沢山並んでいて、元々活字中毒の私は、自然にそういうものに興味が引かれ、若
い頃はそういう書をよく買って読んでいた口です。家庭を持ち、仕事が多忙になってから
はしばらくそういうものから離れているうちに、そういう書も次第に街の本屋からは消えて
いき(例えば、そういう書を沢山出していた大陸書房などは知らないうちに倒産してしまっ
ていました)、読む機会も大幅に減ってきていましたが、否定派に転じたわけではありませ
んでした(ただ、長年、アカデミア科学に対して根本的な疑問を持つとかそういうことまでは
なかったのですが)。
したがって、そういう輩ゆえ、そういう誹謗中傷の対象が例え、私自身知らなかったもの、
特別思い入れがあるわけではないものに対するものであっても、私の中には不快感が大
きく湧き上がってきてしまいました。
そして、そういう誹謗中傷言説への反発心から、逆に今まで大して疑念など抱かなかった
(そこまでのモチベがなかった)私の中に現代科学への疑念を目覚めさせ、調べれば調べ
る程、自分の疑念の正当性を確信するばかり・・・結局、彼ら正統派の言説が、元々反骨
心などない私なのに、その私にとっては「黄門様の印籠」にならず「逆バネ」となったという
わけで、こんな批判のオンパレードみたいなコーナー設けてしまったのでした。
そして、ネットサーフィンするなかで、寡聞にして知らなかったいくつものalternative sceince
を知るところとなりました。その中には、過去特別の興味の無かった分野のものもあります。
全く関心がなかったわけではないのですが、最近とみに、「生物の本質」って何だろうかと
いう疑問・興味が私の中に湧いてきています。以前は、それをscienceとして調べて考える
までには興味が至っていなかったのですが、そういう疑問・興味に応えていくためにはそ
の方面の知識がなければならない・・・ところが、そういう私、そもそも定説「生物学」でさえ、
高校一年以来全然接しても来ておらず、知識は極めて貧弱。そんな状態ですから、最近
知ったその分野のalternative scienceは読んでもさっぱり理解できず(^^;
そんなわけで、とりあえずインターネットで入門編でも読もうと検索してみました。
で、驚きました。「生物学入門」でも、最初から「分子生物学」なんですね。化学記号がば
かばかでてきて・・・。ま、私が欲している最低限の知識はそちらなので文句はないのです
けど(笑)。
ところで、どうしてこんな方面についてscienceとして興味を抱き始めたかといいますと、一
つにはSTAP細胞事件があり、そもそも、「細胞」とはなんぞやということすらあまりわかっ
ていない自分を発見したことにありました。
一方で、わかっていないことばかりじゃないかでちょろっと指摘したように消化酵素は体内
と試験管の中での実験で様相に大きな差があることなど未解決問題が多々残っているこ
とを知ったこと、"Cold fusion"の現状に詳しい21世紀物理学の新しい公理の提案という
サイトで、定説に反するとして無視されてしまったゲル・ブランと言う方の学説(生体内核反
応説)[Cold Fusionの項などで名前だけ触れました]や現代医学に反するために論文が店
晒しにされてしまい、無視され続けて来た千島博士の革命的な学説の存在を知ったこと、
ネット上で偶然ネサンという方が発見したソマチッドというものの存在を知ったこと、更には
「進化論」に疑念を抱くようになったことなどによります。
アカデミアではこの分野は、「生命科学」として、理学・医学・農学そして近年は何か工学ま
で巻き込んだ学問体系として研究されているようですが、前述のゲルブラン、千島博士、
ネサンらが本来の「科学の本質」である実験観測の中で見出した革命的な学説を否定して
おいて、昔の定説の延長線で何ができるのかという強い疑念を抱いています。
私は、
多くの(実験)観測・観察結果から素直な洞察で導き出された学説
は、それが例え、教科書・授業で得た従来の知見と乖離していようと正しいと考える輩で
す。その意味で、私は、調べた限りにおいて、前述のゲル・ブランの「生体内核反応説」、
千島学説、ソマチット等は信じてよいと考えています。
異端派攻撃している方達の欠点は、教科書・授業で得た従来の知見に拘り、「多くの(実
験)観測・観察結果」というのに真正面から向き合おうとしないことです。何の絶対的証
拠もないのに、「教科書・授業で得た従来の知見とは異なる」というただそれだけの理由
で頭から「そんなものは見間違いだ、ペテンだ」と決めつけてしまっているのです。
ネット上にある最もばかげたそういう誹謗中傷攻撃は「教科書・授業で得た従来の知見と
はずれている」ということを根拠にしてるものです。そんなこと百も承知の方々にそれを主
張して何になるの?ということです。小学生でも言えてしまうような低レベルな野次でしか
ありません。こんな低レベルの誹謗中傷をするような人がもし、科学者であるなら、大変
失礼なことを言いますが、生涯、何も新規な発見などできない三流職業学者で終わるで
しょう。
優れた真の科学者なら、慎重さがありますので簡単に肯定には回らなくても、そういうあ
まりに馬鹿愚かな理由で全面否定などしません。"True Skeptic"の方も同じでしょう。
"self-called skeptic"の方々は大抵は"Pseudoskeptic"です。それは誇れる話ではありま
せん。"True Skeptic"ではないからです。
(⇒「懐疑主義(Skepticism)」に関する海外サイ
トから参照)
ま、私自身、まだ浅学菲才であり、定説さえ不案内なことばかりなので、手探りで調べ学
び始めているところですから、肝心のscienceとしてまだ披露できるような知見はないの
で、本項はとりあえずそういう疑念を抱いているということだけ述べるにとどめておきます。
(で、Aはいつになるやら(^^;)
('16/9)
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