『プラズマ宇宙論』齧ってみようかな
(いちゃもんではありません(^_^;))
ちょっと思いついて、『プラズマ宇宙論』というのを少し齧ってみようかなという
気になっています。無理かもしれませんが(^_^;)。
プラズマ宇宙論の元になるideaはノルェーのBirkelandが出したものだそうで、
この方はノーベル賞候補にノミネートされていた48歳で亡くなられたそうです
が、その研究アプローチの理念が私がここで再三主張していることに完全に
一致している事を知ったのです。
ここ
にそれは述べられていて、
彼の科学に対する取り組みは数学的モデリングに加えて、観察と実験室
実験を含む幅広いものであった。
彼は数学者としての訓練されていたにも係わらず理論的アプローチだけ
で満足しなかった。
と書かれています。彼は、オーロラの仮説を主張し、それを実験室で再現して
(「Terella実験」と呼ばれているそうです)実証したそうです。
後に、彼の名は、プラズマ宇宙論の中で「ビルケラン電流」というので残され
ていますね。
Maxwellの方程式を提案したMaxwellの思考とよくあっている気がしますね
(⇒ここに述べました)。
そして、彼の仕事を引き継いだ、1970年にノーベル賞を受賞したスェーデン
のAlfven(「現代プラズマ物理学の父」と称せられているそうです)は、
宇宙現象の理論は研究室実験と一致すべきと主張して実際的、直観的
科学アプローチを採用した。
エンジニアとして出発し、彼の方法は理想化した数学理論から出発した
Big Bangersによりに好まれたアプローチと直接対抗するもの
と書かれています。
これこそまさに、私がここで触れたようにEdwin Turnerという天文学者の、
宇宙物理学の理論は、ときに証拠があるからでなく面白い計算ができる
からという理由で関心がもたれる。・・突然たくさんの論文が発表され、
たくさんの論文ゆえ皆この理論は正しいのではないかと思い始めたのだ。
このようなことは実際の観測上の証拠とは全く別に起こりうる。
ただの推測が主流の理論へ非常に早く昇格さられるわけだ。
今、本当に何が起こったか理解するに必要なことは一つだけだ。
つまり観測だ。
という研究態度と方向性が一致していると思います。
私はこういう研究理念こそ、真の科学的態度だと思うのですが・・・
元をそのまま残し、つぎはぎだらけのつじつま合わせだけで延命策を図って
いるとしか思えない「ビッグバン宇宙論」のあり方に大きな不信感を持って
いますので、こういう地道な研究アプローチはその論の正否は別として高く
買いたいと思います。で、少し齧ってみようかなと・・・('14/3)
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(追記’14/3/25)
プラズマ宇宙論の基礎的なものはこちらが詳しいです。⇒
The Thunderbolts Project。
"The Essential Guide to the Electric Universe (EG2EU)"というコンテンツです。
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