線路好きが高じてきています(41)('19/10)

  〜Big Boyの香りA〜

-------------------------------------------------------------------------------------------
今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメリカの鉄道のいわば
「紙上旅行」(というか、google map/google earth/YouTube画像での机上鉄道旅)です。
線路と地図好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapで線路を眺めています。
勿論、マニアックで、独りよがりのものですので、自分のメモ代わりの記事でしかありません(^^;
-------------------------------------------------------------------------------------------


7/12にOmaha, NEにやってきたUP4014 Big boyは、7/12、13、14とomahaで三泊しています。
7/13,14はTrain Daysという催し物があって、North 11streetにあるUP Home Plateという所で公開展示され
たようです。

      図A-1 Omaha, NEのUnion Pacific Home Plateで公開展示(7/13,14)

もう少し広域地図で示すと下記です。

      図A-2 図A-1の広域図

7/12のOmaha到着映像がありました。それによりますと、まず下図の位置に、客車は西側最後部にDLを連結
して待機していて、西から一つ北側の線路を基本構成の列車がやってきてATRAK駅そばで一旦停止。

      図A-3 列車がOmahaに到着

その後下図のように待機していた客車迄backし連結。ここから7/14までOmaha市内では次の編成でした。

 [UP4014(機関車+炭水車)+water car2両+補機DL+工具車等3両]+客車等7両+補機DL*

補機DL*は都合上連結されているもので、7/15にOmaha, NEを離れて東進していくときは外されます。

      図A-4 待機していた客車を連結

そして、再びUP4014を先頭にして先に進んで行きました。これは、展示位置まで行くのに、図A-2の線路aに
入る必要があるからです。南の方で線路aとの合流点があります。

      図A-5 推定ルート

最後部にDLを連結しているのは、合流点からこのDLを先頭にして北方に路線aを進んで行くためであり、合
流点での使用した線路は恐らく図A-5だったろうと思っています(図で緑色で示した線路が補機DL*を先頭に
してのもので、ここではUP4014は最後尾となります)。北方にある小ヤードまで進んでから、下図A-6のように
そこからは今度はUP4104先頭で展示場所のUP Home Plateまでやってきました。すなわちここまで来るのに
二回スイッチバックしてきた訳です。

      図A-6 展示場所のUP Home Plateへの分岐

図A-6において機関車位置は下記です。

 線路     a           b
 往路 DL*head UP4014最後尾 UP4014head DL*最後尾
 復路 UP4014head DL*最後尾 DL*head UP4014最後尾

驚きましたのは、映像を見ると、UP4014は線路端ぎりぎりのところ(車止めがありません)で停止していたことで
す(前部従輪が線路端ぎりぎり。機関車の先端ははみ出るくらいの位置です。一発でそこで停めました。
素晴らしい運転技術ですね⇒ここに映像有り)。

実は私はまた一つ誤解をしていたようです。てっきり15日朝までここで宿泊停止したと思っていたのですが、
7/14アップ映像でここまで来た路線を戻っていく午後の映像がありました。

7/15、Boone, IAでのExcursionのため、7/14はDurham (Museum)まで移動させたという記事がありました。
残念ながらDurham Museumのところまでの映像はありませんでしたが、近くまで戻って来た映像がありました。
それによると下記の→の順番で線路替えがなされていました。緑色矢印は補機DL*が先頭、赤色矢印はUP
4014が先頭です。なぜ最初に線路イに入ったのか不明です。基本的にイはBNSF線であり、線路ハ→ロに入っ
た後、イの線路は南下して行くBNSFの貨物列車が通った映像がありました。線路ロで補機DL*先頭で西方向
に進んだ列車はやがて線路ニをUP4014先頭で東向きにやってきました。そのまま行ってしまったらCouncil
Bluffs, IAの方に進んで行ってしまいます。

      図A-7 7/14 UP Home Plateから戻ってきての動き1

ですから、Durham Museumの所には、下図のように補機DL*が先頭で入ったのではないかと考えます。

      図A-8 7/14 UP Home Plateから戻ってきての動き2

7/15朝、どこかで映像を見かけたのですが、Durham Museumの前で、UP4014+water car2両がbackしてDL
以降と連結される場面がありました。アドレスを失念して、その後見つけられていませんが、ひょっとしたら、
14日夜、UP4014+water car2両は建物の中?に切り離されて留置されたのかもしれません(うすら覚えですの
で記憶違いで間違ったことを言っているかもしれませんが)。

いずれにしろ、下記列車構成で7/15朝、Omaha, NEを出発していよいよ東のIOWA州へ入って行きました。

7/15にOmaha, NEからはいよいよ客車を連結して東方へ出発しました。

 UP4014(機関車+炭水車)+water car2両+補機DL+工具車等3両+客車等7両

図A-8の東側は下図となっていて、列車はMissouri川の鉄橋を渡って対岸のIOWA州Council Bluffsに入って
行きました。

      図A-9 Missouri川を渡ってIOWA州Council Bluffsに入る

Council Bluffs, IAはヤードがいくつもあり、地図を見るとまるで線路の街という感じです。路線は下図のように
東北から北方向となります。
Council Bluffs, IAは今では主としてUPの一大基地みたいになっていますが、図のように、西側に北方に向か
CN(Canadian National)のヤードがあります。

      図A-10 Council Bluffs, IA

しばらくは2線ですが、やがて、下図のLouis & Clark Parkを過ぎたあたりからしばらく単線となります。
そして、西方向に離れていたCN線が接近してきますが、再び離れて行きます。

      図A-11 CN線との位置関係1

やがて、再びCN線が近づき、LovelandあたりでCN線をunder crossingして位置がCN線の西方に代わります。

      図A-12 CN線との位置関係2(CN線をunder crossing)

CN線をunder crossingしてから方向は北方となり、Boyer川を渡ってから2線となりやがてMissouri Valley, IA
のwyeに入り、東側線を通って東方にカーブしていきます。ここから基本2線です。

      図A-13 Missouri Valley, IA付近

このwyeは人気の撮影スポットらしく、勿論この列車の映像もありましたが、他にも結構あります。
ここの詳細図を下図に示します。

      図A-14 Missouri Valley, IA詳細

Missouri River, IAを過ぎると列車は北東方向となって進んで行きました。

Logan, IAで東に離れていたCN線が近づき、一旦離れますが、その先Willete, IA南方で、再びCN線をunder
crossingします。

      図A-15 CN線をunder crossing(Logan, IAの北方)

その後、CNが西北側から近づき、Woodbine, IAでBoyer川を渡って来たLincolon Hwyが東から近づき、Denison,
IAまで、東側をLincoln Hwy、西側をCNに挟まれた形で北東にどんどん進んでいます。

Denison, IAから下図A-15のようにCN線は北方に進みUP線から完全に離れて行きます。また、Lincoln Hwy
は南北方向の260th streetに入り、UP線を走って来たこの列車をover crossingして、北方で再び東方に進ん
でいます。列車はこのDenison, IAで停車しました。

      図A-16 Denison, IA

Denison, IAを出ますと今度はLincoln Hwyは西北側となってしばらく並行して北東方向に進んで行きます。
Vail, Ia〜carroll, IA間では、Lincoln Hwyが比較的直線的であるのに対し、UP線は蛇行しているため、
Vail, IA〜Westside, IA間とCarroll, IAの西側で列車が走ったUP線はLincoln Hwyをunder crossingします。

      図A-17 Vail, IA〜Carroll, IA間で二回Lincoln, Hwyをunder crossing

ずっと2線(double track)の南側線路を走って来ましたが、映像によるとCarroll, IAの映像では北側に代わって
いました。Arcadia, IAの東方にある渡り線で南側から北側の線路に渡ったと思われます。次のGlliden, IAも北
側線路を走っていますが、先のJefferson, IAでは南側線路に代わっていました。西の方に渡り線があるので
そこで南側に渡ったと思われます。

北方へ向かう同じくUPのTara subを分けるGrand Junction, IA(この付近のUP線はBoone subと云うらしいです)
でも映像では南側を走っていました。

      図A-18 UP Tara subを分けるGrand Junction, IA

しかし、先のOgden, IAの映像では再び北側の線路に。やはり西方に渡り線があり、そこで南側線路から北側
線路に渡ったものと思われます。

7/15は次のBoone, IAまでの走行でした。Story Roadでの映像ではやはり北側の線路でやってきていました。
先頭のUP4104は一旦、下図の◆位置で停車。ある映像の説明ではここでまず乗客を降ろしたとありました。
他の映像を見ると、その後、一番北側の線路に入って、先の方でまた停車していますが、この後が不明です。
というのは、次の日7/16朝の映像があったのですが、なんと、この一番北側の線路をUP4014+watercar2両+
補機DLだけで高速で東の方に走り、その後、そのままの構成で同じ線路上を西の方へback(DL牽引で?)し
て行く処まで映像があったのですが、その後がありません。工具車等の3両と客車などの7両はその間どこに
あったのでしょうか?それともこの運転は確認試運転だったのでしょうか?よくわかりませんでした。

      図A-19 Boone, IA

尚、Omaha, NEのDurham Museumを出発して7/15にBoone, IAまで列車が通過した主要な街は下記です。

      図A-20 Omaha, NE〜Boone, IA

ちなみにこのBoone, IAには昔の線路を利用してSL観光列車を走らせているBoone & Scenic Valley Railroad
というのがあり、他にも観光用の短距離路面電車などが動態保存されているようです。

7/16Boone, IA出発でこの日の目的地であるMaison City, IAに向かいました。ちなみに、停車していた側線か
らdouble trackのmain lineに入るところは下記となっています。

      図A-21 Boone, IA 本線に戻る

映像では次のAimes, IAも北側の線路を走っていましたが、この先どこかで南側の線路に渡る必要があります。
というのは、ここから北部に向かうMason subに入るには次図のように進む必要があるからです。

      図A-22 Nevada, IAで分岐

で、下記のようにすぐ西側に北西から南東への渡り線があります。

      図A-23 Nevada, IA分岐部詳細

さて、Maison subは基本単線となります。Maison City, IAまでの通る主要な街は下図の通りです。

      図A-24 Nevada, IA〜Masion City, IA

Iowa Falls, IAで停車しました。出発後、すぐにCN Waterloo subとdiamond crossingしていきます。

      図A-25 Iowa Falls, IA停車

やがて今日の宿泊停留のMason City, IAに到着。生憎の雨天気だったようです。下図の線路上で停止し
ました。

      図A-26 Mason City, IA到着位置

Maison City, IA広域では下図となっていて、図A-26の停車位置より南部で、東西方向のCP(Canadian Pasific)
線とdiamond crossingしています。

      図A-27 Mason City, IA広域

さて、好天となった翌日7/17列車はSt Paul, MNに向かって出発しました。
      図A-28 Mason City, IA〜St Paul, MN

次のManly, IAでは下図のところでshort stopしました。どうやらそこに留置されていた客車一両を連結してUP
線側に向いていた古い焦げ茶色のDLの乗客への撮影サービスのため?だったみたいです。

      図A-29 Manly, IAでshort stop

Manly, IAの広域地図は下図となっていて、南西方向からIANR(Iowa Northern Railway)がやってきて一旦UP
線に合流し、すぐにUP線の西側でヤードを形成しています。

      図A-30 Manly, IA広域
列車はNorthwood, IAを過ぎるとやがてMINNESOTA州に入って行きます。
Albert Lea, MNではDME(Dakoda, Minnesota & Eastern Railroad/CPの子会社)線とdiamond crossingします。
      図A-31 Albert Lea, MNでDMEとdiamond crossing

Owatonna, MNで停車?ストレート川を渡りCP線をunder crossingして北上します。

      図A-32 Owatonna, MNで停車?後CP線をunder crossing

その後、Northfield, MNで停車。ここは、踏切を鳴りっぱなしにして停車し、横断する道路に綱を張って多くの
観客を規制している映像がありました。

      図A-33 Northfield,MNで停車

さて、本日の目的地である双子都市の一方St Paul, MNに行くにはMississippi川を渡る必要があります。
Mississippi川は、St Paulの南側で西→北東方向から、北→南方向に流れが変わっていて、南からやってきた
列車が入るSouth St Paul, MNはMississippi川の南西側Mississippi川沿いの街。ここにはヤードがあり、ここか
らSt Paulへは下図のように共にUPの二つの鉄道ルートがあります。私は当初勝手に西側のルートだと思い込
んでいたのですが、正解は赤色のルートでした。

      図A-34 South St Paul, MN、Mississippi川、St Paul

South St Paulは下図のように通りました。

      図A-35 South St Paul, MN

South St Paulを出た先は下図のようになっています。Mississippi川の鉄橋はswing式可動鉄橋です。

      図A-36 図A-35の続き

この北側でUP Hoffman Yardに入ります。

      図A-37 UP Hoffman Yard他

この付近は、上図のように西側から比較的スリムなUP Hoffman yarad、CP基地、そして巨大なBNSF Pigs Eye
yardがあります。この北側では線路が混在して混沌としています。

実はある映像に下記のHoffman yard北端のところで停止中のものがあり、私はてっきり7/17の夜はそこで宿
泊停留したものと思いましたが、それは間違いでした。この日は更に先に進んでいます。

      図A-38 UP Hoffman Yard北端で一旦停止

この先は以下

      図A-39 図A-38の続き

この先の方でwyeの東脚に入り、北方からbackで今度はwyeの西脚に入ります。
AMTRAKのUnion DepotでUP4014が東向き先頭になる形で停車。

      図A-40 wyeを介して方向転換



(続く)

Bへ
戻る