この東西方向路線は、東はChicago, IL、西はRock Island, ILを通りMississippi川を渡ってIOWA州<まで続いています。
2012年製のllinois railroad map(⇒
PDF文書のアドレスはココ)及びそれのChicago地区詳細(⇒
PDF文書のアドレスは
ココ)によると、この東西方向路線は、Bureau Junction辺りから西側、IOWA州内迄がIAIS、Burau Junctionから東北の Joliet, ILまではCSX、Joliet〜Chicago間にはCRL(Chicago Rail Link)と記載されています。このCRLには( )内に NIRC(Northeast IL Region Commuter Rail Corp. d/b/a Metra)とあるように、Chicagoから近隣都市に出てい
るMetraの一つで、RI(Rock Island District line)と称せられているものです。ChicagoはLaSallet Street駅から出て
います。上記のmap記載の鉄道会社名は恐らく路線所有会社であり、実際には貨物列車(freight train)専用のIAIS及び
CSXはYouTube映像によれば相互乗り入れしているようですし、また、RI路線部分も走っています(YouTubeに映像があ
りました。また、個人サイトか何かの記事の中にIAISのこの路線名をBlue Island Subとあり、Blue IslandはChicagoの南
西郊外の街でRIの駅もあり、ここでIAISがこのRI路線に入り込む線路がありましたので、IAISは最長ここから来ている
ものと推察されます)
図2 関連広域図
Bureau Junction, IL〜Peoria, IL間の分岐線を含むこの路線(図2にかなりいい加減ですが路線図を示したもの。但し、
各街と二つの河川はgoogle mapから拾っていて大体正確な位置となっています)は、元々は今は無きT種鉄道会社だっ
たChicago, Rock Island and Pacific railroad(CRI&P)の路線でした。Wikipedia[英語版]によると、CRI&Pは1847年にRock
Island and La Salle Railroad Companyとして会社が発足、1851年に Chicago and Rock Island Railroad(C&RI)と改名し鉄
道建設を開始、まずは1852年にChicago, IL〜Joliet, IL間を開業、1854年までにMississippi川東岸の街Rock Islandまで
延長したそうです。一方、C&RIは1853年にIOWA州内に、Mississippi川東岸のDavenport, IAとCouncil Bluffs, IA間
を走るMississippi and Missouri Railroad Company (M&M)を設立、1856年にはMississippi川を西岸のRock Island, ILと東
岸のDavenport, IAを繋ぐMississippi川を渡る鉄橋を建造しています(この鉄橋については蒸気船の衝突事故があり、船
主側が訴訟を起こす事件があって、当時のLincoln大統領が船主側の主張を認める発言をしたという話があるようです)
尚、1866年にC&RIはM&Mを吸収して、CRI&Pとなり、19世紀の鉄道繁栄時代には路線の拡張を図っていったようです。
CRI&Pは通名として"Rock Island Line"と称せられ歌にまでなっています(YouTubeにはいくつも古い映像がアップされて
います)。Rock Island Lineは図2の路線に優等列車を走らせていました。Wikipediaには1971年時の次の時刻表が掲載
されています。
図3 Rock Island Line passenger train時刻表(1971) (〜Wikipedia)
この時刻表によれば、Chicago, IL〜Rock Island, IL間は"Quid City Rocket"、Chicago, IL〜Peoria, IL間は"Peoria Rocket"
という列車が走っていたのでした。Rock Island Lineは"Rocket"という名称を好んで付けたようです。実は1971年と言う
のは私が大学を卒業して社会人になった年ですが、既にアメリカの鉄道は斜陽化し、passenger trainを統合しようとい
う動きの中でAMTRAKが発足した年のようです。しかしながら、CRI&PはAMTRAKには参加せず、尚も独自で運行して
いたそうです。この時刻表はその年次のものあり興味深いです。この二つの列車は補助金が打ち切られて運行を終了
となった1978年まで運行されていたそうです。この時刻表を見つけたおかげでgoogle map/google earthでの路線を特定
することが出来ました。
図6の西側は先の方でIllinois川に注ぐDes Plainses川を昇降式可動橋で渡っています。本稿対象の旧Rock Island Line
はJolietから先暫くはDes Plainses川の北西部沿い、そしてDes Plainses川がIllinois川に合流後はIllinois川の北西部沿
いを走っています。図3の時刻表にあるMorris駅,Ottawa駅,LaSalle-Peru駅はIllinois川北西岸の街の駅です。旧Rock
Island Line駅は、Morrisでは転用され、Ottawa及びLaSalle-Peruではそのまま史跡として残されているようです。
Illinois川はBureau Junctionの東部で南方向にカーブしており、Bureau Junction〜Peoria路線はIllinois川の西側を南下
してPeoriaまで行っています。この路線はChillecothe, ILの北部でGalesburgからの現BNSF線をunder crossingしていま
す。前述のようにChillecotheではCedar streetとNorth 3rd streetの交差点東角に駅舎がRock Island railroad museum
として残されています。北側に車掌車?らしきものが保管展示されていますが、なぜかATSF(Burlington Northernと合
併して現在はBNSFとなっています)のものでした。
Bureau Junctionから西方向の路線はRock Island, ILまでの路線で、まずはAMTRAK"California Zephyr","Southwest
Chief","Illinois Zephyr", "Carl Sandburg"が走っているBNSF線をunder crossingし、ついでPeoriaの記事で触れたUP線
を同じくunder crossingします。google earth/street viewを見るとGeneceo, ILには転用されているかもしれませんが旧駅
舎らしくものがEast 1st streetに残っています。