線路好きが高じてきています(38)('19/2)
〜ILLINOIS州の鉄道網−いくつもの鉄道会社線路がある街3 Peoria〜
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今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメリカの鉄道のいわば「紙上旅行」
(というか、google map/google earth/YouTube画像での机上鉄道旅)です。
線路と地図好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapで線路を眺めています。
勿論、マニアックで、独りよがりのものですので、自分のメモ代わりの記事でしかありません(^^;
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「ILLINOIS州の鉄道網−いくつもの鉄道会社線路がある街」第三弾として、1で述べたDecatur同様今や旅客列車が一
切無い街Peoriaとその近傍地域を挙げてみたいと思います。
Peoriaの位置関係は下記です。Peoriaについては以前記事をしたためましたが抹消して全面書き換えしました。
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図1 Peoriaの位置
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PeoriaはILLINOIS州Peoria郡(Peoria county)の郡都の街で人口約37万人と意外に大きい街のようです。
St Louis, MOの北方でMississippi川に注ぐ大きなIllinois川流域にあって、その流域では最大の街だそうです。で、線路
が多いので、あるアメリカの鉄道ファンがブログか何かで「鉄道と川の街」と書いていました。広域のPeoria地区の概略
路線図を図2に示します。
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図2 Peoria地区の概略鉄道網
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以下、それぞれの路線について述べたいと思います。参考資料はillinois railroad map(アドレスはココ)です。
まず、左上(北西)にBNSF、UPと表記された鉄路です。この二つは実際には合流しておらず、出会いから次のようになっ
ています。
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図3 北西でのBNSFとUPの出会い(West Peoria)
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このBNSF線は、AMTRAK"California Zephyr"(Chciago〜Emeryville),"Southwest Chief"(Chcago〜Los Angeles)などの
停車駅があるGalesburg, ILから来ているものです。PeoriaとGalesburg,Chicagoなどの位置関係は下記です。Galesburg
も多くの鉄道路線が入り込む街ですが全てBNSF路線です。
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図4 PeoriaとGalesburg,Chicagoなどとの位置関係
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一方、UP線の方は、Chicagoから西方に向かい、図3のSterling, ILを通りMississippi川を渡ってIOWA州(MISSOURI州北
隣)に入りMississippi川西岸沿いの街Clinton, IAを通ってIOWA州に入っていくUP線(Chicago〜Elburn間はMetra"UP-W"
が運行されています)からSterlingの東近くのNelson, ILというところで南にwye分岐して、延々と南方に続いて来ている
路線です。
このUPとBNSFは立ち木などで少し間を置いて東側がUP線、西側がBNSF線で並行して南下して行きます。図3ではUP
は2線になっていますが、この先で合流して単線になりますから行き違いの為にこの付近では2線となっていただけの
ようです。やがてUP線は二つに分岐し、東側の線路は西側のUP線路とBNSF線を高架で跨ぎ、更にKickapoo川を渡っ
てKichapoo川の西側に位置します。残りの西側のUP線とBNSF線はそのまま少し間を置いて並行して進んで行きます。
に離れて位置していきます。
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図5 UP線が分岐してやがて二つの線路は分かれて行く
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BNSF線はこの先で分岐して2線となりますが、この2線のBNSF線とそのまま進んできたUP線(図3におUP1)はやがて
東に大きくカーブし、UP線はヤードに入ります。UP線は基本このヤードが終点となります。BNSF線は後述の線路と合
流してそのまま東に進んでいきます。
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図6 北からのUP線,BNSF線は東に大きくカーブ
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次にIllinois川北部で西からやってくる路線、これはKeokuk Junction Railway(KJRY)の路線です。西の方はLaHarpe,
ILとなります。Peoriaとの位置関係は下記です。
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図7 La Harpe, ILとPeoria, ILの位置(KJRY路線あり)
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La HarpeはAMTRAK"Southwest Chief"(Chicago, IL〜Los Angeles, CA)の路線とAMTRAK"Illinois Zephr"(Chicago, IL〜
Quincy, IL)の路線(いずれもBNSFの路線)の間の地域にあります。
西からやってくると下図のようにHollisという所で北東から南に続く路線と出会います。この路線は図3のUP2です。合流
しているわけではありません(google earthでは1か所図のようにKJRYの南西側からUPの北東側への渡り線があります
が)。
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図8 KJRY線とUP線(図5のUP2)の出会い
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2線は次第に離れて行きますが、やがてUP線が分岐して分岐線はKJRY線の東側を少し離れて並行して進み、UPの本線は
両者と東に離れて行きます。
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図9 UP線分岐
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やがて、KJRY及びUP2から分岐して並行に北上して来た路線はBartonvilleにある工場地帯で仕業をします。
この工場地帯に入る前にUP線から分岐して来た路線の南東側からKJRY線の北西側への渡り線があります。
UPの本線(UP2)はこの先で両者を高架で跨ぎ北西方向に分かれて行き図5のように南北のBNSF線、UP線を跨ぎ
東側から南北のUP線に合流しています。
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図10 UP線(UP2)はKJRY線等を高架で跨ぐ
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KJRY線とUPから分岐して来た路線は下図のようにKickapoo川を渡りPeoriaに入り、高速474号線をunder crossingしま
す。UPから分岐して来た路線はここでヤードに入っています。
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図11 南西からの路線はkichapoo川を渡り高速474号線をunder crossingする(Peoria市内)
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図11の北方を含めたその先の部分の拡大図を下記に示します。
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図12 図11の北側
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所有と使用とは必ずしも一致せず線路使用権というのもあり、分岐しているからと言って同じ会社線とは限りませんの
と十分情報収集をしているわけではありませんので以下の記述には私の推定部分もあり、間違っている恐れのあること
にご留意の程m(__)m
南西方向からのUPの本線はPeoriaをパスして、図10に示すように北上して行き、図5で示したように、図6で示したPeoria
のUPヤードaからのUP線(UP1)と合流して北上して行ってしまいます。で、謂わばPeoria貨物は図9で分岐した路線に入
り、図11のヤードcまで来ているのではないかと思います。即ちヤードcは南西からのUP線の着発貨物駅ではないかと
思う訳です。一方、KJRY線ですが、図10のBartonvilleにヤードbがあります。この先の線路は図12に示すようにヤードc
には入らずパスしてその先でヤードcからの線路とdiamond crossingしていくものとヤードcからの線路に渡り線で入るも
のとに分かれています。この渡り線はgoogle earthを拡大して見ないとわかりませんので当初見落としていました。
図12の次第に南に離れて行くKJRY線を除く他の線路の図12の先拡大図を図13に示します。
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図13 図12の東部
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図13のように、TZPRと記載しましたが、BNSF線が合流していますし、KJRYも来ていますので、ここは恐らく、基本的に
はPeoriaの貨物輸送を担っているKJRYの路線で、ヤードa及びcのUP線からの接続をしていると思われますが、少なく
ともBNSFとKJRYの貨物列車が定期利用しているのではないかと思います。それはYouTube映像から伺えました。
この先東に進むと下図のようなWyeがあります。
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図14 Wye部
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その南部は次図のように鉄橋(昇降式架道橋)でIllinois川を渡りEast Peoriaに進んで行っています。
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図15 Wye部南部でIllinois川を渡る
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YouTubeにOne Bridge, Six Railroads - TZPR Bridge at Peoria ILというこの鉄橋を貨物列車が渡る映像がありましたが、
タイトルのように基本的にはTZPRの鉄橋なのに実にTZPR以外にも五社の貨物列車が渡っていたというものです。
ということはWyeを通ってPeoria市内を南西から北東に連なる路線に少なくとも六社もの貨物列車が入り込んでいること
になります。そのTZPR以外は、BNSF、UP、KJRY、Iowa interstate railroad(IAIS)、Toled,Peoria & Western
Railway(TPW)でした。前述でTZPR以外BNSF、KJRYもと推定した根拠は実にここにありました。少なくともKJRYは他
にも鉄橋側からこのWyeの西側部をやってきて西方向に進んでいる映像もありますので、間違いなく図12の渡り線でこ
のTZPR路線に出入りしているものと思われます(KJRYがWyeに入らず直進する理由は見出せません)。多分に後述の
East Peoriaまでの運行だと思われます。BNSFはPeoria側のWyeより東方での映像(down townを通過している映像あり)、
必ずしもEast Peoriaに行っているわけではないようです。
Wyeに入らず更に東方に進んでいくと、大手食品会社のArchar Daniels Midlandの工場付近の側線群を通った後、線路
は合流して単線になります。そして、やがて、ウイリアム・カンプフ・ブルーバードをunfer crossingしたところで南側からの
線路が合流し、Peoriaのdown townに入って行っています。
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図16 Peoriaのdown town付近
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さて、この合流している路線はなんでしょうか?西に辿って行くと、実に図12でKJRYが渡り線を渡らず直進している路線
に繋がっています。しかしながら、google earthを見ると、線路上に貨車が停留していたりしていて、YouTubeには運行映
像もなく、恐らく今は全然での運行はされていないのではないかと推定しています。但し、図12の先に小ヤードがありタン
クらしきものがありますので、図12のところからそこまでは運行しているかもしれません。
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図17 KJPR路線の直進する先
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大体Iliinois川の北部側は以上でほぼ終わりました。次は南部側です。ここはEast Peoriaで大きなヤードがあります。
鉄橋を渡った南側は次図のところにやってきます。直接南方向に進むのと、東側のヤードに入る線路に分かれていま
す。
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図19 East Peoria
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まずはヤード北側から東方に出ている二つの路線(図2)について触れておきます。二つは最初は単線で線路を共用し
先で二つに分かれます。北側の方はNS、そして南側の方はTPWです。両者は東の方でNSがTPWをover crossingする
形で南北の位置が変わります。TPWはAMTRAK"illini"/"zaluki"(CNの路線)の停車駅Gilmanを通り、INDIANA州の
Logansportまでの路線となっています。一方、このNSの方は、Bloomomgton, IL(AMTRAK"Texas Eagle","Lincoln Service"
−UP線利用−の停車駅)及びGibson City, IL(前述のGilmanの南西の街、GilmanからはSpringfield南までのCNの支線
が通っている)を通って南にカーブしてDecatur, ILから東へのNS路線(Laffayette Distinct/⇒ここ参照)の通っている
Bementまで(Decatur方向で合流)の路線です。
さて、次は南部方面を見てみましょう。Wyeを通って直接やってくる列車とヤードから出て来る列車があります。二つの
路線は図19の南西で一旦合流しますがすぐまた2線となってIllinois川西岸沿いに南西方向に進んでいきます。
やがて南の近傍のPekin, ILという街でこの二つの線路が別れて行きます。PekinはTazewell countyの郡都です。
TZPWはTazewell countとPeoria countyで運行されている鉄道というわけです。
西側の線路は南西にある工場群までのいわば引き込み路線でTZPW独壇場でしょう。東側に分かれて行く線路はPekin
の街中を通り、2線に分岐します。西側はIllinois & Midland railroad(IMRR)で、図20の工場群の東側に接近して南
西方向に進んでいます。
一方、東側の線はCNの線であり、Decatur, ILへ行っています。両線の分岐部南すぐに昔のDepotがあり、その南隣に
昔の車両などが静止展示されています(Street view,YouTube映像による)。
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図20 Pekin
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図21 分岐部詳細
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IMRRは下図22のようにUP線(UP2)をunder crossingして南東に進み、Havana, ILまで行っています。
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図22 IMRRはIllinois川を渡って北からやってきたUP線をunder crossingする
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2012年にPeoriaのdown townからWyeの東側部分を通りEast Peoria〜Pekin〜HavanaまでのTZPR-IMRR線を走行
した特別列車があったようで、YouTubeにRide on TZPR-IMRR Peoria-Havana Pass. Special - Oct. 4, 2012という
貴重な映像がアップされていました(機関車はIAISのものでした)。
この先、UPはCNの西側で距離を置いて近づきSouth Pekin, ILで図23のように距離を置いて並行に南下し、Green
Valley, ILで東側のCNは東方に大きくカーブしていきます。
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図23 South Pekin付近
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図24 Green Valley付近
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このUP線はAthens, ILの東側でIMRR線(Springfield〜Havana)に東向きに合流して終わります。
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図25 KJRY (from Wikipedia) |
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図26 TZPR |
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図27 IMRR |
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図28 IAIS(from Wikipedia) |
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図29 TPW |
Peoria,Pekin地区はなんと大手のUP,BNSF,NS,CN4社と、IAIS,KJRY,TPW,IMRR,TZPR五社計9社もの路線が入り込ん
でいます。
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