乗り鉄記録(名鉄:広見線・各務原線)(’13/5/9)


今日も名鉄未乗車区間に行ってきました。
実はまとめていくつもの線の乗り潰しを予定していたんですが、とにかく暑くて
また、残りは私的にはあまり車窓も期待できませんし気になる所も特にないた
め途中で気力がそがれてくじけてしまい中断して帰って来てしまいました(^_^;)。
折角の順路だったのに今回パスしてしまったところに今後行くかどうかは今の
ところ未定です。

乗車ルート
             全乗車ルート

赤線は今回初乗車部分(但し、広見線の犬山〜西可児間だけ2回目)、青線は
既乗車名鉄路線、黒線はJRです。

今日のメインは名鉄・広見線。名鉄広見線は路線としては犬山〜御嵩となって
いますが、現在、新可児〜犬山、新可児〜御嵩に別れてそれぞれ独立で運行
されていて直通はありません。そこでまずは両者の起点である新可児駅に行く
ルートとしました。

まずは最寄りの名鉄瀬戸線大森・金城学院前9:12発急行に乗りました。この時
間なら通勤ラッシュ帯が終わっているだろうと思ったからですが、意外に今日は
混雑(同じ駅で乗車された二人の老婦人たちがいつもこの時間ならもっとすいて
いるのにと話をされていたので今日は特別だったのかも)していて驚きました。
それでも座らない方が沢山いたためなんとか座れました(ラッキー(^−^))。
尚、退職後「赤電」は1回乗っただけで今日も往復とも4000系「銀電」でした。

9:22大曽根着。ここからは9:37発JR中央西線・快速中津川行きに乗り換え。
可児駅まで¥740也。瀬戸線の¥230と合わせて、可児駅まで¥970です。

待っている間に、原色EF64型電気機関車1機牽引の短いコキ貨物列車がまず
通過。次は高蔵寺から愛知環状鉄道に乗り入れている岡崎行き普通電車。そし
て回送電車(神領電車基地行きか?)が通りすぎました。

通過した貨物列車は新守山で停車していて追い越しました。高蔵寺で多くの方が
下車されたので、狭いロングシートからクロスシートに座り替えでしました(^◇^)。
中央西線の313系は1000番台で先端ドアから先端まではロングシートです。尚、
この快速は6両編成でしたがオール313系でした。

多治見駅3番線に9:59着。乗り換えるJR太多線は5番線ですので、跨線橋を渡り
5番線に。多治見発は10:25で折り返すようでまだ入線していませんでした。
やってきたのは時刻表記載列車番号621C。その通りで2両編成ワンマンカーでし
た。美濃太田から高山本線に入って岐阜まで行く列車です。キハ11(太多線は非
電化でこれはJR東海になって導入された気動車の一つ)でした。
これは初めて太多線に乗ったときに報告済み(⇒ここ)です。
前後がロングシートで中央に両側6個のボックスシートがあるんですが、私は又も
先頭車の運転席と反対側の先頭部分(ロングシート)に座りました。

出発時間を待っている間に、なんと、同じホーム反対側の4番線に例の貨物列車
が後から入線してきて停車しました。
しかし知らないうちにその4番線からいなくなったと思いましたら、どうやら推進運
転でバックしてこの多治見駅の5番線の西側(中央線下り方向で左側)にある側
線の一つに入ってきました。見覚えのあるコキが入ってきましたのでびっくり。
その後、その横、5番線に近い方の側線をこのEF64が単機で進み、先で停まり
ました。で、やっと了解したのですが、この貨物列車は稲沢駅(JR貨物の愛知機
関区)⇔多治見駅の間で運転されているようです。多治見駅は西側に沢山のコン
テナが積まれていますが、ネット情報では岐阜県の東濃地方の貨物集合駅だそ
うですから、ここでコンテナの取り換えをして逆戻りするようです。

中央西線は実際に大曽根駅付近で夕方よく目にしていてYouTubeにもいくつか
映像があるEF64重連によるタキ貨物があるのですが、春日井駅からの王子
製紙春日井工場の紙輸送などもあるそうで、比較的短区間でのローカル貨物輸
送があるようですね(春日井駅に入り込んでいる王子製紙の引きこみ線路を見
ようとしてましたら運悪く上り電車が来て隠されてしまいました(^_^;))。

EF64
             多治見駅に入ってきた貨物列車牽引のEF64-1041
EF64
             機回しをするEF64-1041(右が牽引してきたコキ)

10:45可児駅着。元々少ない乗客のうち多くがここで下車しました。太多線は
単線で、片側2面2線のこの駅でも多治見行きと交換しました。

可児駅
可児駅での列車行き違い(跨線橋から/左側が乗ってきたもの、右は多治見行き)

駅のホーム側にトイレがありましたので、用を足して出たらもう誰も駅にはいま
せんでした。そして、・・・えっ、切符は改札横の箱に入れるだけ。自動改札で
もなく駅員のチェックもなくてどういうこと???。駅舎のない小駅では列車内
の運転士横の料金箱に整理券と一緒に入れてくださいと放送されるんですが。

JR太多線の可児駅は名鉄広見線の新可児駅と同じ駅前広場に直角位置で
面しています。

可児駅
可児駅と新可児駅配置

しかしながら、JR可児駅の方は前にはやっていたらしいキヨスクは閉鎖されて
おり、ひっそりとしていました。ここで、思い出したんですが、確か十数年前に
用事でこの駅まで太多線で来たはず・・・しかしながら全く記憶の彼方です(^_^;)

可児駅
              JR太多線・可児駅

一方、↓こちらはそばにある名鉄・新可児駅です。

新可児駅
              名鉄・新可児駅

ここではまだ、旧・国鉄時代と名鉄の対比がそのまま残されているようですね。
駅構内右側には写真で見えている売店のほか小さな軽食堂さえあり、ここで焼
きそば(¥400)をかけこみました。

(1)広見線:新可児⇔御嵩

さて、いよいよ本日の乗り鉄のメインです。この路線図は下記の通りです。

乗車ルート
             広見線その1(新可児〜御嵩間)

かつては名古屋駅を通る御嵩行きの優等列車もあったんですが、今や、新可児
〜御嵩区間は先月乗車した蒲郡線共々大赤字路線として廃線の危機にありま
す。かつては途中の明智駅から八百津線というのが分かれていたのですがそち
らはとうの昔に廃止されてしまいました。

今は御嵩町などの資金援助で廃止先延ばしされているのですが、いつまで持つ
かでしょう。駅のホームにこの御嵩行きだけもう一つ中間改札があります。そこ
には駅員もいて、駅員ボックス側の駅員チェック改札と3連の自動改札がありま
す(上の写真に写っています)。知らなかったので戸惑いました(^_^;)。
で、切符は自動切符売り場で買えるんですから、所謂『硬券』ではありませんで
した。御嵩まで¥290です。

新可児駅のホームは下記の通りでした。写真の右のホームは右側だけの棒線
部分が御嵩方面行き、左のホームの両側が犬山行きとなっています。ホームの
長さが電車の長さを如実に表していますね。新可児〜御嵩間は単線です。
犬山方面も御嵩方面も新可児駅で線路は行き止まりになっていてホームは共に
北側方向を向いています。

新可児駅
              名鉄・新可児駅構内
新可児駅付近線路
              名鉄・新可児駅付近線路
     (複線の直進方向は犬山方面、右にカーブしているのが御嵩方面)

上の写真の通りで、1番線の御嵩方面行の線路と2番線の犬山方面の線路は先
で一つになり、すぐに御嵩方面行は分かれて右の方にカーブしています。
以前、御嵩まで乗り入れていた電車はどうやらスイッチバックで新可児駅を通過
してようですね。

尚、電車は2両編成でワンマンカー(料金箱あり)でした。

御嵩行き6000系電車
              御嵩行き6000系電車

11:14発に乗りました。昼間は1時間2本です。

御嵩行き時刻表
              新可児駅発の時刻表

御嵩寄りが6210、新可児寄りが6010でした。瀬戸線に残る6000系より外観は
美しいですね。ちなみに1両編成でなく2両なのは6000系の構成によるようです。
廃止された三河線の両末端部分は電車でなく1両編成の気動車だったそうです
から、まだ、それよりは恵まれていますね。

ま、平日の昼間ということもあるとは思いますが、本当に「がらがら」という感じで
した(乗車券を運転士に渡すため先頭車しかドア開かない駅が多いのに先頭車
でさえがらがら、2両目はほとんど乗客がいませんでした)。

さて、最初の駅は『明智駅』。明知鉄道の終着駅の明智駅と同じ字なので以前
思い違いをしていました(^_^;)。前述の八百津線はここから分かれていました。
グーグル地図の航空写真では廃線跡が見えていますのでどうかなと思いまし
たらまだ廃線跡がはっきりと車窓から見てとれました。

八百津線廃線跡
              明智駅付近に残る八百津線廃線跡

次の駅名『顔戸』は『ごうど』と読むらしいです。難読駅ですね。

さて、終着の『御嵩(みたけ)駅』。『みたけ』でちゃんと一発変換されますけど
これもある意味難読駅ですね。片側棒駅です。
で、驚きましたが、無人駅と同じ扱い(それとも無人駅??おばさんがいました
けど)で切符は運転士に渡しました。改札はフリーパスです。
御嵩駅駅舎
御嵩駅ホーム
             御嵩駅

あらかじめネットで調べたらいくつか散策見学場所あるとのことで少しだけ散策
してみました。
中山道みたけ館
             中山道みたけ館
中山道御嶽宿
             中山道御嶽宿

いずれも入場料は無料です。中山道みたけ館では他にも2〜3人ほど観光客が
来ていました。

さあ、帰りです。改札の中に切符自販機が1基ありましたが、画面が消えていて
戸惑いましたら駅舎内にいたおばさんが画面をちょっと触れて現れいでました(^_^;)。
ここで名鉄岐阜までの乗車券を購入。¥840でした。
11:59発に乗車して新可児まで戻りました。

(2)広見線:新可児⇒犬山

さて、次は犬山に向かいます。乗車ルートは下図です。

乗車ルート
             広見線その2(新可児〜犬山間)

乗った犬山行きは3番ホームからでした。御嵩行きと同じ頃に新可児駅に到着
していました。3500系4両中部国際空港行き(広見線内は各駅停車、犬山線に
入り途中から準急)でした。ロングシート車です。

3500系
              犬山まで乗車した3500系

新可児12:13発。先頭車の運転席と反対側先頭部分に座りました(^_^;)。
この車両は何もさえぎるものがなく前方展望ばっちり(^◇^)。
森の中を貫いているため、こちらにはトンネルさえありました。
西可児〜犬山間はずっと前に1度だけ乗車したのに記憶が消えていました(^_^;)

トンネル
              西可児〜善師野(ぜんじの)間にあるトンネル

犬山駅手前には名鉄の電車基地がありました。ちらっと青色のデキも見えたの
ですが写真撮る間もなく電車群の陰に隠れて見えなくなってしまいました。

犬山検車区
              犬山方向左側にある犬山検車区

そしてまもなく犬山駅到着です。

犬山駅
              まもなく犬山駅

(3)各務原線:犬山⇒名鉄岐阜

さて、今度は岐阜市に向かいました。ルートは下図です。

乗車ルート
             各務原線:犬山⇒名鉄岐阜

本来の各務原線は名鉄岐阜〜新鵜沼間で岐阜県内路線なんですが、犬山
から急行電車が出ています(JTBの時刻表にはそういう記載がなぜか見当
たりませんが)。
正式には犬山〜新鵜沼間は犬山線で、間に犬山遊園駅があります。
実はかつて2年ほど鵜沼に住んでいたことがあり、名鉄犬山線で通勤して
いたのですが、各務原線というのには一度も乗車経験がありませんでした。
岐阜方面へ行く時は車ばかりでしたので。

電車は5番ホームから出るとのことで跨線橋で5番ホームへ。で、ホームに
ついたときはまだ入線しておらず、あやうく勘違いして入線していた6番線
の電車に乗りかけてしまいました(^_^;)。これ乗ったら新可児に戻ってしま
うのに(笑)。まもなく扉がしまるというときでしたのでやばかったです。

乗ったのは12:40発急行(新那加から各駅停車)でした。先頭車に乗りまし
て電車番号は6245とありました。6000系の一つですが、所謂鉄仮面と称せ
られているやつのようです(違うかな?)。

運転室には運転士ともう一人横の中央に立っていた人がいました(指導者?)

ま、でも、この路線は私的には犬山〜新鵜沼間以外、車窓含めて退屈な路
線でした。岐阜に近づくに連れて居眠りさえしてしまいました(^_^;)。
ただ、所々でJR高山本線と近づいていたのですが、丁度、2両編成のキハ
48普通列車と平行走行となり、こちらは電車で爆走しているのに向うは気
動車ながらほとんど早いくらいで驚きました。

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さて、名鉄岐阜駅到着です。実は、元々の計画ではここから笠松まで行き
竹鼻線・羽島線往復し、次は一宮から尾西線を乗り継ぐ予定をしてました。
そのため、一旦は名鉄名古屋本線の駅まで行ったのですが、煙草を吸い
たくなり、そして思った通り、岐阜駅付近は路上禁煙地区でしたので、JR
岐阜駅の方まで喫煙可能場所探して歩いてしまいました。
で、今日も暑い・・・予定している路線は平野部路線。各務原線が退屈だっ
たことからだんだん気力が薄れてしまい、ま、ここからJRで帰ろうという気
になってしまいまい、結局、帰って来てしまいました(^_^;)(^_^;)

まるっとまとめてと思ったんですが、あかんですねぇ・・・残してしまいまし
た。

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後からgoogle地図で新可児駅付近の線路入線を見ていたら「ん?」。
複線の犬山方面線路(犬山方面を見て左側)から新可児方面線路への渡
り線は記載されているのですが、逆の新可児方面線路から犬山方面線路
への渡り線が描かれていません。で、上の写真の範囲にもそれらしきもの
が見えていません。しかし、それでは3番線に下り電車が入れない・・
ネット映像を見ていたら少し先にありました。前方を見ていたのに見落した
ようですし、google地図からも抜けているようですね。
つまらないことが気になる輩です(^_^;)<私

-------更に追記-------------------------------------------
新可児駅は行き止まり駅ですが、線路構成は下図のようになっています。
すなわち、複線の犬山方面の線路のうち新可児駅から見て右側の線路(
犬山方面からの下り線)と御嵩方面の単線の線路が駅の先で一時共用に
なっているのです。

線路
             新可児駅付近の線路構成

これは、かつて犬山からの電車が御嵩や廃止された八百津線に乗り入れて
いた時代の遺産ですよね。
犬山方面から来た電車は上の図の中央の図のようにそのまま2番線に入り
次は進行方向が逆方向になり、ポイントが切り替わって右の御嵩方向に入っ
て行き、逆に、御嵩方向から来た電車はまず2番線に入り、進行方向が逆に
なって犬山方面に進み渡り線で上り線に入り犬山方向に進むという形だった
んだろうと想定してましたらYouTubeに当時の映像があり、やはりホームは
2番線でした)。

今はもう直通は無くなり、前述のように新可児⇔御嵩間のみの運転でホーム
は1番線ですが、調べてはいないですけど当然ながら、当時も新可児⇔御嵩
間のみの電車は1番線での入発着だったんでしょう。
前述のように、私が乗車した犬山方面の中部国際空港行きは3番線でしたし
2番線には電車がいませんでしたので、現在の2番線の使用状況はわかりま
せんが、今も犬山⇔新可児間で使用しているのならポイント切り替えが必要
になりますから大変ですね。

いや〜、私にとっては駅付近の線路構成はおもしろいです(^◇^)

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