隠された歴史が露呈してますなぁ(’14/6)

本屋で日経サイエンス7月号ちらちらと見ました。こういう雑誌は高価なので、
あまり買いませんが(^_^;)。
で、気になった記事があり、ふと気が付いたら、なんともう一つありました。
地動説が出てきた時の当時の科学者の対応について書かれていました。
おやおやと思いました・・・で、やはり、ネットでググると関連記事がいくつも
ヒットしました。

別項で書きましたが、ガリレイ裁判・地動説迫害を教会だけの責にされて喧
伝されてきましたが、これはとんでもない嘘っぱちで、真実は、当時のmain
steramすなわち天動説学者の圧力が大だったわけです。
そういういつの時代も変わらない科学者のスタンスが、間接的にこの記事で
暴露されているのです。
当時の科学界は地動説に猛反発したそうですし、また、当初は修正天動説
の方がうまく説明できた(要するに「つじつま合わせ」ができた)という話です
が、不都合なのか知らないのか、後世の学者は、攻めを教会だけに矮小化
して負わせ、逃げているわけです。
前に、ネット検索していてそういう話を目にしてこのことに触れましたが、今
回、日経サイエンス誌が明確にそれを裏付ける記事を書いてくれたので驚く
とともに、私の書いた事の正しさが証明されてほっとしています。
こういう事実は是非知って欲しいからです。

日経サイエンスはこういう点で(すなわち、単に、主流権威の理論・PRを垂
れ流すだけ−だから私は絶対買わない−のどこかの雑誌とは一線を画して
いるという点で)、まだ、真の科学ジャーナリズムを有している気がします。
別項で触れましたが、以前、「量子もつれ」という記事を目にして買って読ん
だときに気がついたんですけどね。

ちなみに、これは、前にネット記事で知ったことですが・・・
ガリレイは敬虔なクリスチャンで教会との関係も良かったそうで、一回目の
査問はおとがめなしだったという話は隠されてますね。
また、地動説に完全にパラダイムシフトした後、更に70年間程、天動説に固
執しつづけた科学者がいたそうですね。これも隠されてますなぁ。
そして、火あぶりにされたブルーノは地動説を唱えたからでなく、反教会的
な言動をしていたからだということも隠されてます。

一般的に話される科学史というのは、得てして現在のmain streamを飾った
「成功譚」ばかりで、不都合な裏事情を隠したり、場合によっては捏造までし
たりしています。
私は、最近、気になったそういうことを調べ、知った範囲で本コーナーにて
紹介しているところです。真の歴史を見て、疑問に感じていた真実が色々と
見えてきています。
                           ('14/6)

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