「特殊相対性理論」への疑念(全面改定版1)
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※疑問を抱いてから思考の紆余曲折を経て(17)まで書いてしまいましたが、重複・誤解・
後から得た知見などもあるため、本タイトル分は整理しての全面改定で再編成しました
('14/4)
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〜はじめに〜
『相対性理論』については若い頃に一度、ブルーバックスの本を読んだことがあり、そ
の頃は特に疑問など抱いた事はなかったのですが、元々、Niftyでパソコン通信をやっ
ていた頃、科学フォーラムというところを覗いたときそこに相対性理論について議論する
板があって、そこで、相対性理論は間違いと主張するごく少数の人がいて、総攻撃の罵
倒を受けているのを見て、彼の論がどうのこうのでなくそういう雰囲気に不快感を感じて
しまって、その不快感について、ついカキコしたことがありました。
で、思わぬsysopさんからのresをいただいてしまい、resお礼返事のついでに、その昔、
若い頃には沢山本屋に並んでいた、今で云う「とんでも」本のうち、相対性理論と量子力
学を合わせたような「超相対性理論入門」なる故・清家新一さんという方の本を読んだこ
とがあって、そのあとがきに「残念ながらまだ相対性理論の応用機器が出ていない」と書
かれていたことを思い出し、勿論、そういう本ですから本の名は隠したまま、そのことに
ついて質問したところ「GPSが応用品」との回答がありました。
で、「な〜んだぁ。もうあるんだ」とそれ以後しばらく興味をなくしていましたが、50代の頃
にたまたま本屋で、もっとわかりやすい「啓蒙書」(旧・ソ連の学者著の翻訳本)を見付け
て買い、そのときはわかった気になり、な〜んの疑問も抱かないまま読んでから本棚に
しまってありました。
で、私は昔から「活字中毒」的なところがあり、定年直前に久しぶりに本棚にこの本を見
付けて再度ひもといて読み始めたのですが・・・
その中の前の方でのへんなところで、「あれっ?!」とわからなくなって躓いてしまいま
した。要するに「普通はこう考えてしまうだろうがそれは間違いでこうである」という主意
の文章だったのですが、私はむしろ「正しい」とされていたことしか頭に思い浮かばなく
て「えっ、あれ、ん?」状態になってしまったのでした。そうなると、私の損な性分で次に
進めない(わからないところをそのままにすると余計に後の方はわからなくなるため)た
め、そんなこんなでネットで調べようとしたのですが・・・・
その時は、そんなものを調べたわけでもないのに反相対性理論サイトの存在を沢山目
にしNifty-surve時代を思い出し、「あらら、まだやっているのかぁ」と驚いてしまいました。
で、若い頃からの持ち前の「とんでも本」好きが首をもたげ、一体全体何を主張している
かと興味が湧いて覗いて見ました。
そこで、複数の市販本まで出ている事実を知り、また、掲示板ではかつてのNiftyの科学
フォーラム同様、反対者には「低脳・知恵遅れ」という嘲笑・罵倒の嵐、そして反対本著
者は「とんでもさん」扱いの中傷罵倒の嵐でかつてと同様、極めて不快感が私の中にこ
みあげてきました。反対本には分野は違えど、アカデミーに属する工学部教授の名もあ
ると知り、こういうことを知ったのが遅すぎたのか、私の周囲の本屋にはもうありません
でしたけど、反対サイトには著者自身や本の紹介記事があり、それを目にして、私も完
全に相対性理論に不信感が湧いて来てしまいました。
私は自身が「論理的」だと判断できないと、「なぜだ?どうしてだ」と考えてしまう輩で、そ
ういう観点から考えて「納得できなくなって」しまったわけです。むしろ、なぜ、科学者とも
あろう方々がこんな理論を疑問も持たず正しいと思ってしまっているのか不思議でなら
なくなりました。
ただ、気になっていたことはありました。それは、かつて目にしていた「証拠」でした。
そして、やっぱり、ネット上で正しいのだという方々の反相対性理論者への反論として、
多くの人が
相対性理論は多くの実証結果により正しい
という主張をされています。しかしながら、驚くべき事実を目にして実は唖然としてしま
いました。未だに教科書に相対性理論の実証試験結果として出ているらしいものが実
は捏造論文だったという・・・。
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(a)かの有名な航空機による原子時計の遅れの観測したとする論文(ヘイ
フリー and キーティング)はデータの意図的使用の捏造論文であったことが
生データを取り寄せて調べたアイルランドの科学者により欧州の科学誌で暴露
されたこと
(日本では記事にもならなかったようであるが、フランスの科学誌を取られていた
小樽商大の先生が紹介されていたそうです)
(b)かの有名なエディントンの皆既日食時の光の曲がりの観測結果は相対
性理論に合う圧倒的に少ない方のデータだけ恣意的に採用したもの
であり、当時、他の学者から指摘批判をされたが合理的説明をしないままうやむ
やで終わらせていること(後日、別の学者が追試観測した結果、まるで相対性理
論の結果と合わない結果が得られたのに学界は無視したようである。当時エディ
ントンは英国王立科学アカデミーの権威だったからでしょう。)
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ちなみに、最近、海外サイトで相対性理論の歴史事実を目にしましたが、この1919年の
権威学者エディントンの観測結果報告がEinsteinの理論予測を証明したものと、特に、
米国で大々的に報道され、一躍ヒーロー扱いになったようです。私に言わせれば、これ
が「現代物理学」のそもそもの不幸の始まりだと思うのですけどね。
海外サイトに、
Einstein seems to be growing as an American cult hero.
(Einsteinはアメリカン・カルト・ヒーローとして成長している
ようにみえる)
(ここ⇒A critique of Einstein)
と言う揶揄のがありましたが、同じようなことを考えている西欧人はいらっしゃるようです。
歴史を目にしてそれがよくわかりました。別項で指摘した、米国の二人の科学ジャーナ
リストの『背信の科学者たち』にはこれについて直接触れられていないようですけど、ま
さに、そこに書かれていたことそのものですね。
更に、「証拠」というけどそれも
大半は「直接実験結果」などというものでなくあとづものご都合主義的
な「解釈論」にすぎない
という実体も目にしました。
結局、直接実証がほとんど困難なため、ご都合主義で捏造がされたんだろうと思いま
すし、けしからんのは都合が悪いためか、そういう事実を頬かぶりして、いまだに「教科
書」に掲載し続けて学徒に教え続けていることです。
私がNiftyのFSCIでsysopに云いくるまれてしまったGPSなんて勝手な相対性理論学者
の「お得意の」解釈を延々と応用機器だなどと思わせてきたとんでもない説明だというこ
とも今頃わかり、怒り心頭です(-_-メ)。
GPSを開発した米国陸軍が「相対性理論で計算して補正した」と言明しているのではな
いのです(補正は開発時の観測で調整されたものだそうです)。そんなご自分の信奉す
る仮説でご都合主義的解釈をしても、そんなものは到底、「工学応用」などとは言えるも
のではありません。相対性理論学者って、本当にあつかましくてずうずうしいですね。
「量子力学」は工学部でも学び実用応用されています。古典物理学は、十分機器の設
計で使われています。「工学応用」というのはそういうことなのです。
どこに、「相対性理論」を使って設計計算したものがありますか?皆無です。
ネットで「反相対性理論者にはカーナビを使ってもらいたくない」などと極めて馬鹿げた
ことを書いている輩がいましたが、真実を知らないで、「洗脳されている」cult信者と同じ
であることに気がついていないでしょうね。
こういう背景を考えたとき、反相対性理論主張の方達への云われなき嘲笑と中傷罵倒
の嵐を目にし、以前抱いた不快感が極めて濃厚に復活してしまい、本コーナーを立ち
上げ、その他のことも調査・思考しながら色々と批判を書き連ねて、もう約4年以上にな
りますが、「相対性理論」がそもそも私の中に科学不信を抱かせた原点でもあり、その
間、色々なサイトを漁りました。最近では海外サイトも見ています。そして、元のEinstein
の英訳論文も読み、自身で色々と考える中で、過去の思い込み間違いなどもわかって
きて少々恥ずかしい思いもしています。
そこで、改めて整理して全面書き換えすることにしました。本項以降はその「全面改定版」
です。
ネットで「相対性理論には反対する意見が沢山あるのに量子力学にはそういうものがな
いのは量子力学は難しくて反論できないからだけだ」という極めて無礼な意見を目にし
て余計に怒りが湧いたことがありました。
学生時代以来、四十数年ぶりにせがれに教科書を借りて「量子力学」(注:基本である
非相対論的量子力学)を独学し直し、改めて、私的には論理的で説得力のある理論だ
と感じました。やはり、実験ベースで多数の学者の手により築き上げられた理論というこ
とが私にとっては説得力があることの一つの要因だろうと思います。
そして、工学応用までされているということが、一人の人間の脳内からだけで生みだ
され、仮定(postulate)も結果も直接実証観測されてもいない「相対性理論」との最大
の相違点でもあるわけです、並び称すること自体、本質的には「おかしい」と思ってい
ます。
逆に、ネット上では、他のどの理論にもまして、この「相対性理論」に関して、とうとうと、
「さも完全に理解したかのようなつもり」になって説明されているサイトが多くあります。
「相対性理論」はとにかく先入観なしで学んでいきますと一見すごく数学的にエレガント
に見える理論であるのは間違いありません。後世の学者が自分で考えたか先学の受け
売り(現代はこれが大半でしょうね)で書いた教科書や啓蒙書が溢れていますから、そ
れで学ぶ限り余計そうなんでしょう。で、数式に弱い方はもうそれだけですごい理論だと
中味わからなくても「信じて」しまうかもしれませんし、理系はそういう数学的エレガントさ
を尊ぶきらいがありますから、順を追ってみていけば「なるほど」と思ってしまうのはある
意味無理はないでしょう。と言っている理系の私自身がそうでしたから(^_^;)
恐らく、初めてこの理論に接した時、まずは「時間が遅れる」とか「距離が縮む」というよ
うな「一般常識」とはかけ離れた結論を知り、そこで驚かされた分、中身を読んで逆に魅
了され、納得できた気になり、それがもう脳内に「素晴らしい理論だ」と堅固にこびりつい
てしまっているものと思われます。「かつては、世界で三人しか理解できる人がいなかっ
た」などという伝説もあるからかもしれません。しかも今では、理学部では教科書で学ぶ
「正統理論」となっているわけです。
ですから、それに疑問を持ったり間違っているというような意見を目にした時、恐らく、
「理解もできない大馬鹿者」と決めつけてしまっているのでしょう。
しかしながら、彼らは大抵は、1つも自分の論理で論理的に反相対性理論者の意見に
的確な反論ができていません。相対性理論学者の言い分を真似たり、議論の噛み合わ
ないものを持ちだしたりしているのが大半です。
要するに、「相対性理論正しい派」の説明に説得力が全然ないということです。
「説得力がない」ということは、大変失礼ながら、結局のところ、「わかったつもりで悦
に入っているいるだけ」ということに他なりません。
しかしながら、反対者は海外でも増えているそうです。理論自体だけではなく、彼のなし
したやり方までが20世紀以降の現代科学に深く係わっていて、そこで数々の歪を生んで
いるからでしょう。市井の素人だけがおかしいと言っているわけではないのです。
全てmain streamばかりで、学校教育から科学ジャーナリズムまで悉く、科学アカデミズ
ム権威支配がなされている日本(近年では「地球温暖化詐欺」がいい例で、反対学者が
論文をリジェクトされたり、厄介者扱いされているのは日本だけ)では、そういうことを例
え疑問に感じてもなかなか中からはそういう疑念の声は出て来ないでしょうが、少しず
つ世の中は変わってきている感がしています。
本項では、私自身の最新の知見でどこがおかしいのか、何が問題なのか、科学界はど
ういうスタンスだったのかについて調べたり考えたことを紹介させていただく所存です。
尚、出所は明記しますが、勝手に流用させていただいているものが多々ありますので、
ご容赦のほどお願いいたしますm(__)m
(’14/4) (続く)
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