なぜこんな大地震の予知ができなかったのか?(1)

(怒りに任せて一部、出所も書かず引用しての記事を書いてしまいましたが、その後、そのサイト
が見つかりませんので一度抹消し、改めてタイトル含めて全面書きなおしてのアップですm(__)m)

2011年3月11日。日本は降ってわいたような不幸のどん底にたたき落とされました。
私は震源から遠く離れた名古屋在住ですが、それでも4階の職場にいるとき未経験の長さの揺れ
で気持ちが悪くなってしまいました。すぐにネット見て震源地が遠く離れた東北地方沖であって最
大が震度7ということだけはわかりましたが、これほどの大災害になるとは思いもよりませんでし
た。

M9.0という世界第四位の未曾有の大地震と東北地方の太平洋沿岸の街々を壊滅状態に追い
込んで沢山の死者と行方不明者を出した日本観測史上最大・最悪の大津波。過去に宮城沖地
震というのがあり、当時壊滅した釜石市では30年かけて10mの防波堤を築かれたそうですけど
それさえも乗り越えて来てしまったという(どうやらデータからのシュミレーションでは15m以上の
津波だったようです)まさに人間をあざ笑うかのような悪魔的狂暴な巨大津波。

1月ごろ、たまたまネットで史上最大のスマトラ沖地震の津波の映像を目にしていたのですが、
それは遠い国での映像でしたので、まだまだその時は大津波の怖さについて認識があまりあり
ませんでした。今回、日本でそれが起きてしまったことから慌てて津波について調べ直して自分
の認識の誤りに今更ながら気がついた次第です。所謂台風などによる「高潮」とは全然違うもの
なんですねぇ・・・

それにしても弱り目に祟り目というか、更にはこの大震災・大津波によりまさかの東電福島第一
原発の危機的崩壊事故・・・それもまさかのバックアップ発電機が津波でアウトになって冷却が
できなくなったことによるものという信じられない話。まさか、三番目の原発の世界的衝撃事故
がこの我が国で起きるなんて。

そして、地震による工場設備破損、人的被害、物流アウト、電力不足と日本経済陥落の恐れも
ある本当に我が日本にとっては背筋が凍る未曾有の危機的事態になっています。

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しかし、東日本大震災と命名されたこれだけ大きな大震災、どうして事前に予知できなかった
んでしょうか?近年では神戸大震災も北海道地震も公的な予知はされませんでした。
ところが、日本にはずっと以前から「地震予知連(予知連絡会)」というのがあるのですよね。
我々国民にしてみれば、「予知連」というくらいだから地震予知のためのものだと皆思うのに
結局、一度も予知などしていません。そして、今回もこれまでと同様で「想定外。現在の科学
の限界」という会長の記者会見でした。そして、テレビでは学者が後ヅモ説明ばかり。後から
講釈垂れられても何になるのか・・・不謹慎にも「こりゃちょうどいいデータが出たぞ」とばかり
一生懸命データ整理でシュミレーションして御自分達の研究の足しにしていただけじゃないか
という風に感じてしまうのは私だけでしょうか?「下種の勘ぐり」に過ぎないのかもしれません
けど、地震国である日本だからこその要請からか、もう30年以上に渡り何千億円の科学研
究費が投入されてきているそうなのにこんな現状では、ネット上で「こんな大地震を事前予
知できないで何が『地震予知連』だ?存在意義あるのか?」「そんなものに何千億円もの投
資など無駄金。仕訳せよ」などというような批判が多く出て来ているのも国民感情としては当
然でしょう。地震国でいつこういう大震災が起きても不思議でない日本の国民はそれだけ地
震予知への切なる期待をしているからこそ「裏切られ続けている」という感情からの批判の
合唱なんですよね。

ところが、ネット上にはどういう立場の人かわからないのですが、一生懸命擁護している人
がいます。曰く「予知連は地震学者とお役人の情報連絡会であり予知する会ではない」。
私は思わず「はぁ〜?」・・・。で、「じゃぁ、どうして『予知連』などという名前がついているの?
おかしいじゃないか」って、(-_-メ)状態になりました。

更に調べてみました。で、驚いてしまい、更に更に怒り心頭で吟味もせず速攻で書いてアップ
したのが消去前のものでした。

とうのは、現在では「地震の短期予知は不可能」という地震学者が多くいるらしいことがわか
り(東大に在籍している米人地震学者ははっきりと「地震予知などできない」と断言している
ことなどもいくつかのサイトに紹介されていました)それなのに税金から前述の多額の予算が
投入されてきたこと、それでいて「地震予知研究」というものには一切予算がつかないという
ことがさる名誉教授の本に書かれていることをこれまたいくつかのサイトで紹介されているか
らです。

そしてネットにはこれまでの大震災予測がなぜできなかったかという批判に対して言い訳が
ましく、「地震予知連は東海南海大地震のためのもの」という云い分を目にしました。そして、
以前には「もっと観測装置が充実していれば神戸大震災も北海道地震も予測できたかも
れない」というようなことを予知連の元か今か忘れましたが会長が嘯いたというような記事も
目にしました。

で、よくよく調べると、彼らは「東海南海大地震なら予測できる」と断言しているわけではなく
その言い分は「東海南海大地震なら予測できるかも」というものなんですね。
どうやらまだ予算が足らなくて観測装置が十分ではないから予測できるとは断言できないと
いう訳です(そういうような主張をしているとネットのどこかで目にしました)。
おまけに「予知ではなく予測するもの」というような巧妙な言葉のすり替えで責任逃れをしよ
うとしているのもどこかのサイトで目にしました。

このような話を聞けば、「なんだぁ、実際には地震予知などできないか困難だと思っている
くせにそれを公言せず、過去データいじくりまわし研究予算確保のために『地震予知連』と
いう言葉で騙してきたのか」という風に感じてしまうのは当然じゃないでしょうか?
                                      (続く)

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