利尻・礼文・宗谷旅行

(2003/7/17〜7/20)(長文)


7/17〜7/20まで3泊4日の日程で日本旅行が全国募集した「利尻・礼文ときめきツァー」と
いうものに娘と2人で参加してきました。少々高かったんですが、あこがれの利尻・礼文・
宗谷旅行におまけで富良野も行くということでと奮発しました。で、奮発しただけのことは
あり、大満足で帰ってまいりました。手当たり次第にデジカメで写真を撮ったんですが、
以下は一部だけとします(^_^;)。
地図の赤の線が北海道内の全行程です。島へはフェリーで、他は全て観光バスです。
行程地図
全行程
利尻・礼文
[第一日目]2003/7/17(木)(名古屋〜千歳〜稚内)
朝7:10までに名古屋空港に来るようにとのことでしたので、奮発して前日に朝6:00にと
タクシーを予約して来てもらいました(5:50にもう来ましたが(^_^;))。で、空港の日本旅行
の受付に旅行券を示して飛行機の搭乗券をもらいました。添乗員は千歳空港からなの
で、千歳まではめいめいで行くという訳です。で、乗ったのはJAL851便(8:00発)。
座席は残念ながら内側の29D・Eでした(:_;)。しかも大画面の目の前の席で足元荷物も
置けず、ずっとショルダーバッグはひざの上状態でした(^_^;)。朝早かったので、ヘッド
ホンで音楽を聴くうち、うとうと・・・飛行機の車輪のがたがたという音で目が覚め、千歳
空港着。そこに日本旅行の旗をもった人がいましたので、早速行きましたら添乗員さん
は人のよさそうな男の方でした。このツァーは全国募集ということで、色々な地域の方が
参加されるため、実際の旅の出発時間は12:30・・・。で、名古屋地区は早いためそれ
までの時間つぶしとして、苫小牧市にある「ノーザンホースパーク」にバスで案内され、
昼飯はここで自己負担で勝手にってことでした。
phot_a1 ノーザンホースパーク(1)
phot_a2 ノーザンホースパーク(2)
phot_a3 2頭たて馬車
バスには8人くらい乗っていましたのでこの人達も同じツァーだろうと思っていたのです
が・・・。どうも違っていたらしいです。
園内一周約10分の写真の2頭立て馬車では二階部分の一番前に乗って楽しみました。
揺れるので高所恐怖症気味の私が少し怖かったです(昔タイで乗った象よりはまだまし
でしたが(^_^;))。お昼はパーク内にあるレストランで天ぷらソバ(¥950)を食べました。
11:55にバスで再び千歳空港へ。いよいよツァー出発です。本日のルートは行程図の
赤線の部分です。
4日間お世話になる観光バスは稚内の「宗谷バス」。ガイドさんは佐藤さんという若い
(?)ようで慣れてる方でした。結構、知識が豊富で、話術もたくみで笑わせたりしてくれ
ました(^_^)。乗客は約40名。同じルートの組と利尻・礼文を私たちと逆周りする組が
一緒のバスで出発しました。座席表はバスに貼られ、今日の座席(毎日、変更されまし
た)は前から2番目、前に向かって左側の席でした。とにかくほっとしたのは自己紹介
なんていうのをさせられなかったことです。地方のバス会社のツァーはこれがあるん
ですよ(^_^;)。
バスは時間通りに出発。千歳から高速の道央道に入り、旭川方面へ。曇り空が青空に
なり快適な旅が始まりました(^_^)。札幌市内では新しい札幌ドームや173mの高さのJR
タワー
を左手に眺め、ガイドさんからサッカーの札幌コンサドーレは「どさんこ」を反対に
しレを最後に付けた物という説明を聞きながら一路、今日の宿の稚内をめざしてバスは
快調に走りました。滝川ICの手前の上砂川ハイウェイオアシスというサービスエリアで
トイレ休憩。再び出発したバスは途中の深谷JCで分岐し、ここから片側一車線で分岐
終点の秩父別ICまで走り、ここから国道233号線を留萌方面へ。ちなみにJCごとに
料金支払いが必要だそうです。尚、この秩父別ICの先沼田ICができたばかりで、本日の
3:00開通ということでしたが、秩父別ICについたのが開通の20分前ということで残念
ながらわずかに早すぎて通れませんでした。道の両側にはめずらしいものが立っていま
した。ガイドさんの話では冬、道幅位置を示すためのものとのことで、写真撮影を失念
してしまいましたが、赤白に塗り分けられた下向きの矢印(↓)マークです。黄色と白の
ものも見受けましたが、その後他の道でも見受けられましたので北海道の必需品なん
だなと改めて納得しました。ちなみに設置は北海道開発局のようです。後、北海道は
初めてではないので、気がついていましたが、北海道では瓦屋根の家はありませんね。
ガイドさんからも説明がありました。
途中で留萌市内を避けるべく、道道(←北海道は「県」でなく「道」ですので県道でなくこう
なります)550号に入り、水田地帯から山に入りました。三叉路に突き当たり左折、ここ
から道道126号線に。やがて前方に日本海が見えてきました。突き当たりの三叉路で
右折し、国道232号に。いよいよずっと日本海側に沿って走る「日本海オロロンライン
です。まずは私が一番最初に楽しみにしていたラインです。バスは日本海に沿って稚内
に向かってひたすら北上。この北の果てまで海に沿って走るというのに大変ロマンを感じ
ていましたので感激ものでした。幸いなことに今日の座席は海側(^_^)。飽きることなく心
躍らせながら日本海を眺め続けました。まずは休憩所である道の駅のおびら鰊屋敷
休憩。これは留萌支庁小平町にあります。尚、海と反対側は駐車場写真のように草の
丘っていう感じでした。尚、駐車場一番手前のバスが私たちの観光バスです。
phot_b1 バスの車窓からの日本海
phot_b2 おびら鰊番屋
phot_b3 番屋の駐車場
バスは羽幌に差し掛かり、ここが天売・焼尻島に一番近いところでここで見えないと他で
は見えないというガイドさんの説明でしたが、かすかに見えました(^_^)。初山別、5:20頃
に遠別を通り天塩川を渡りひたすら北上・・・。天塩町で40号に曲がるのかなと心配して
ましたら、そのまま日本海に沿って北上(^_^)。天塩川は大きな川でしばらくは海岸線と
道路の間を北から南に流れ途中から東向きに方向を変えて道路から離れていきました。
この川を渡ってしばらくすると風力発電機が28基もある所にさしかかりました。残念ながら
右側でしたのでいい写真を撮ることができませんでした(^_^;)。
phot_b1 天塩川
phot_b2 風力発電機
さて、いよいよ「サロベツ原野」です。ここは広大な面積の湿原で宗谷支庁にあります。
見学したのはルートからはずれた「サロベツ原生花園」。「皆さんが想像されているほどの花
は見られません」というガイドさんの説明通り、あまり目立つ花はありませんでした(^_^;)。
phot_b6 サロベツ原野(1)
phot_b7 サロベツ原野(2)
phot_b8 サロベツ原野(3)
phot_b9 サロベツ原野(4)
phot_b10 サロベツ原野(5)
phot_b11 サロベツ原野(6)
それにしても見渡す限りの原野。今回の旅行で楽しみにはしていたんですが、最果ての
地に来たなぁと改めて感動しました。原野ですから写真のように道はまっすぐ伸びていま
す。
稚内には夜7:30到着。ここで宿はデラックスコースと私たち基本コースで別れ、まずバス
はデラックスコースの方の全日空Hへ。ついでやっと我が宿、「稚内グランドH」に到着
しました。ここは南稚内駅の近くでJR宗谷本線の沿線でした。私たちの部屋はツイン
部屋でベッドでした。夕食はかにを初め海の幸がどっさりあり、大変満足しました(^_^)。
ビール1本。
朝は6:45出発ということで7時間ものバスの旅でしたので早々と寝てしまいました。

[第二日目]2003/7/18(金)稚内〜利尻〜礼文
今日のルートは行程図の青色のものです。
朝6:45集合、宿の食事は5:30からOKというおとで5:00にめざましセットして寝ましたが
眠られず何度も起きてしまい、結局4:30頃にもう起き上がりました。すでに日が昇って
いたのには驚きました。で、5:30にはもう食堂へ(^_^;)。
phot_c1 稚内グランドホテル
phot_c2 北防波堤ドーム
phot_c3 稚内港
phot_c4 フェリー
phot_c5 フェリー船室
phot_c6 鴛泊港(利尻)
バスが6:45に来て港の前の北防波堤を横目に港に。でも、7:50発なのに沢山のツァー
団体がもう並んでいました。2等船室ということでマス席。何とか壁際の片隅に場所をとる
ことができましたが大変な乗客数でした。
尚、ここで私たちは利尻行きの船でしたが、反対周り(礼文→利尻)の組(4組)は礼文
行きの船の方に行きました。ずっとついている添乗員さんは私たちの方で、彼らは別の
添乗員が案内したようです。1時間30分の船旅。幸い波が静かで船はほとんど揺れま
せんでした。今回利尻まで乗った船は新しいほうのものだそうです。船に乗り、2等船室
は階段を上がったところ前方に壁で隔てて二つと後ろよりに広い面積のところがありま
した。一等船室は同じ階の中央付近に左右二つと専用階段を上がった階上にありました
が、同じ階のものはドアがついているだけでやはりマス席でした。階上のものはロープ
で簡単に行けない様にされていましたので見ていません(^_^;)。後、後部には吹きさらし
(屋根はある)のデッキ椅子席がありました。写真は私が場所を取った2等船室です。
カモメがえさ目当てか船と一緒にすぐそばをついて飛んでいました。利尻富士は残念
ながら雲がかかっていて全体が見えませんでした。私は煙草を吸うためになんども横の
デッキに足を運んでいましたのであまりこのマス席にじっとはしていませんでした(^_^;)。
そうこうするうちに利尻島が近づいて来まして、やっと鴛泊に到着。ここでやっと来たぞっ
て改めて感激しまた。利尻島は遠くから見ると利尻富士だけでできたように見える丸い
島です。私は以前、島の形のイメージからこちらが礼文島だと思い違いしていたことが
ありました(^_^;)。
鴛泊で待ち受けていた島内観光の宗谷バスに乗り込みました。利尻島のみ専門のガイド
さんでした。
利尻島観光ルート phot_d1
今回は専門学校をやっと卒業された大きなお子さんがいらっしゃるおばさんのガイドさん
でしたが、やはり弁舌さわやかで客を適度に笑わせるベテランの方でした。
ガイドのなり手が減って大変だとか。そういえば、私たちの乗ってきた観光バスのガイド
さんはこの日、利尻観光の手伝いに来ていたとか・・・後で行っていました。私たちより
一つ前の一番の船で渡ったとか。バスの席は残念ながら今日は山側の8番目右側。
phot_d1 姫沼(1)
phot_d2 姫沼(2)
phot_d3 オタトマリ沼
利尻島の道路は利尻富士を真ん中にはさんでぐるっと一周しています。私たちのバスは
時計回りに廻りました。まずは姫沼に。ここで甘露水が飲めるということで船の中で買った
お茶の飲んだ後のペットボトルを持参し、受けて飲みました。味は・・・う〜ん(^_^;)。
次は島を半周ちょっと前くらい行ったところにあるオタトマリ沼。姫沼より大きい沼でした。
その後は仙法志御崎公園
phot_d4 仙法志御崎海岸
phot_d5 あざらし
phot_d9 沓形岬
ここには2匹のあざらしがいました。可愛かったですよ。熊が寝ているように見える寝熊の
岩を車窓に眺め、沓形岬で下車見学。その後一周して鴛泊に戻りました。ここで旅館しば
たという所で期待の「うに丼」を食べました。こぶりの鉢にのりがひかれその上にオレンジ
色のえぞばふんうにがのっているものでした。しょうゆにわさびをとかしたわさびしょうゆを
上にかけて食べるものです。最初の一口はわさびが利きすぎていましたが、あとは口の
中ですぐに溶けるやわらかさ。そして甘さがあり、すし屋で食べる黄土色したむらさきうに
とは違っていました。しかし、利尻では非常に残念ながら、利尻富士は利尻島にいる間、
雲がかかってしまって頂上まで見えませんでした(:_;)。利尻は利尻町と利尻富士町という
二つの町があるそうです。鴛泊は利尻富士町にあります。
昼食後、再び港へ。今度は40分間乗って今日の宿のある礼文島に向かいます。利尻に
来る時に乗った新しい方の船でした。
礼文島観光ルート map3
1:15発。今度は時間的に短いためかデッキの椅子席が満員になりました(利尻までは
寒くて時間が長いためかこの席はがらがらでしたが)。船はペシ岬を後にしていよいよ
期待の礼文島です。一番北の島であり形と合わせてなぜか是非訪れてみたいと思って
いました。今度の旅行の私の最大の目的地でした。
phot_d6 ペシ岬(利尻)
phot_da 近づく礼文島
到着した港は香深。ここは本日の宿があるところです。利尻の鴛泊は北側、この香深は
南側にあります。南北に細長い礼文島の道路は東側海岸沿いに南北に繋がる道路のみ
で島内一周道路はありません。ここでも宗谷バスが待っていてこの島専属のガイドさんの
案内でした。このガイドさんは20歳とのことでした。バスはまず一路北に。途中、道と反対
側が正面の見内神社久種湖などを車窓で楽しみ、二股になった島の北側の岬のうち
その東側の先端にスコトン岬に行きました。礼文島の見所の一つです。海上前方に日本
最北限(最北端ではありません。最北端は宗谷岬です)の無人島である海驢島(別名トド
)がありました。また、最北限のトイレとかかれたトイレがありました。ここではめずらしい
トドの肉の大和煮があり、ガイドさんはおいしいと言っていましたがここでは買う気にまでは
なりませんでした(←実は後で宿で買いました(^_^;))。あざらしは保護しているんですが、
トドは根こそぎ魚を食べてしまい網を破るので招かれざる客として処分されるようです。
下手に黒い服など着ていると間違えられて鉄砲で撃たれてしまうとか。
phot_d11 見内神社(車窓)
phot_d7 スコトン岬と海驢島
phot_d8 最北限のトイレ(スコトン岬)
スコトン岬を見た後、今度は少し西海岸側にあるスカイ岬に。ここはガイド誌の写真を見て
是非この目で見たいと思っていた所ですが、本当に素晴らしい所でした(^_^)。・・・・
澄んだきれいな海。これは天気がよくないと駄目だそうです。運よし(^_^)(^_^)。尚、ガイド
さんお勧めの「たこざんぎ」というのを食べました。串にさしたたこの揚げたものですが、
めちゃ柔らかいものでした(^_^)。他にいももちかぼちゃもちというのも食べました。
phot_d13 スカイ岬
phot_d14 桃岩
phot_d15 桃岩猫岩展望台からの眺め
同じ道を戻り、香深を通り越して今度は南の西海岸側へ。ここも東側とは全然違う自然の
なせるわざとうならせる地形が展開していました。桃の形をしたとてつもなく大きな山と
いってよい桃岩の下を走り展望台に。急な坂を上らないといけないので足の痛い私には
厳しかったですが素晴らしい眺めでした(^_^)。とにかく三箇所の下車観光地はどこも大
満足でした。
夜は香深の5箇所の宿舎に分宿でした。最近では人気が高いのに宿の数が少ないよう
です。添乗員さんはまだ宿は決まっていないけどどこかに泊まっていますと言ってました
から、ちゃんと確保されるんですねぇ。私達ともう一組の二組だけは「三井観光ホテル」と
いうところに宿泊しました。ここのレストランの接客態度は○Aで大変好感が持てました。
夜の食事も海鮮が中心でしたが大変おいしかったです(^_^)。部屋は6階で、今日もツイン
の部屋でした。大変残念だったのは部屋から利尻が見れなかったことです。ただ、レスト
ランでは雲が晴れた利尻がばっちり見れてよかったです。 ここでビール頼みましたら、
サハリンの地ビールがあるとのことでしたので300mlと小さかったですが珍しいとばかり
それを頼みました。それなりの味でした(^_^;)。物忘れが激しいのでとメモを持って行って
つけていたんですが稚内の宿で所持していたボールペンが書けなくなり、肝心の利尻・
礼文の行程がメモできませんでした(^_^;)。それで宿の売店でで書くものを探して買い、
記憶を頼りにメモしたんですけど、やはり忘れていることが多いです(^_^;)。写真見て思い
出したこともありますし(^_^;)。
phot_d18 たこざんぎ(スカイ岬で食す)
phot_d16 サハリンの地ビール
phot_d17 礼文のホテルから見た利尻富士

[第三日目]2003/7/19(土)香深〜稚内〜旭川
今日のルートは行程図の紫色のルートです。
今日は7:30ホテル出発なのに食事は6:50からとのことで6:50に行ったらすごい列。今日
も バイキングでしたが、なかなか順番が来なくてあせりました。で、エレベータもなかなか
来なくて 更にあせりまくりました。やっと用意してフロントに鍵を返したら、もう一組の奥さん
が呼びに来てくれました。他の泊り客と一緒に港まで送ってくれたんです。私達が最後で
待たせてしまったようで、私の主義(待つのはいくら待っても構わないが、人を待たせる
のは嫌い)に反してしまいました(^_^;)。
港について分宿の全員が集まるや、すぐに並びました。船は8:45発なのにもう並んで
いました。しかし、早く並んだ割には、結局、場所取りが大変で、なんとか隅っこに見つけ
たという状況でした(^_^;)。今度は1時間50分かかるので船室に場所とれないと辛いところ
です。ロビーに新聞紙をしいて寝ていた方がいました。定刻8:45に後ろ髪引く思いで船は
香深を離れました。今日は利尻富士がよく見えました。
しかし1時間もたつともう礼文島は雲の中にすっぽりと入り見えませんでした。
10:40頃に稚内着。一日目のガイドさんが待っていました。本日は一日目と運転手さんも
バスも異なりました。私達の席は前から11番目の左側(一番後ろの一つ前、一番後ろは
乗客無し)でした。 今日は宗谷地区の観光と後は旭川のホテルまでの行程です。まずは
稚内市の西側にあるノシャップ岬に。ここは稚内港から10分のところにあります。非常に
風が強かったです。
phot_e1 香深港
phot_e2 ノシャップ岬
phot_e5 稚内公園
phot_e3 氷雪の門(稚内公園内)
phot_e4 稚内公園から見た稚内市街
昼食は某飲食店(けちつけるため名前隠します(^_^;))でとったのですが、日本旅行から
もらったパンフレットに書かれていた食事内容にいつわりありでした(-_-;)。「活ホタテと
ほっけの料理」とあったんですが、どこに「活ほたて」あるの?えっ、これがほっけ?
というものでした。何が出るか楽しみにしていたのでがっかりしました(^_^;)。他の人も夜の
宿で同じこと言ってましたので私だけじゃないなと(^_^;)。
食事の後、今度は宗谷岬へ。ここは日本最北端の岬ということで楽しみにしてました。
途中は海岸沿いを走りましたが、遠浅で海草が見えました。岬の先端は道路のすぐ横(^_^;)。
で、風が強くめちゃくちゃ寒かったです。それでも、最北端到達証明書を¥100で買った
お店にあった無料の流氷博物館に入ったときの寒さを経験したあとはしばらくは暖かく
感じました(^_^;)。
phot_e6 宗谷岬(日本最北端の地碑)
phot_e7 宗谷岬(碑近くのみやげもの店)
phot_e8 宗谷岬(灯台)
さて、宗谷岬を後に後はしばらくはオホーツク海側の国道238号線を走りました。この付近
はほとんど樹木がなく熊笹の地帯。最北端だからかと思いましたら、以前こちらで発生し
た大きな山火事ですっかり焼けてしまい、その後色々と植樹などを試しているのに海の
潮風などで育たないとか。車窓の右左はこれが日本なの?っていう感じでした。一度は
見たかったオホーツク海も見れましてよかったです(^_^)。猿払原野を通り野生の鹿を車窓
に見ながらの道中。途中で渡った猿払川は私がロマンを感じてあこがれている自然の
様相を呈していました(^_^)。
phot_e9 宗谷丘陵
phot_e10 猿払川
phot_e11 オホーツク海
今日の最後の下車見学場所はこれも宗谷支庁にあるベニア原生花園。ここはサロベツ
ほどは有名ではないし、私のガイド誌には説明もなかったのですが、花はサロベツよりは
咲いていました。案内の人が案内してくれました。サロベツ原生花園と同様に遊歩道には
木がひいてありました。
phot_e12 ベニヤ原生花園(1)
phot_e13 ベニヤ原生花園(2)
phot_e14 ベニヤ原生花園(3)
さて、ベニヤ原生花園を後にし、バスはオホーツク沿いの238号から別れて内陸部に入る
国道275号線に入りました。ここは山岳部でもあり、おなかが膨れていたのでみな睡眠
時間(笑)・・・ちゃんとガイドさんも心得ていてしばらくお休みタイムみたいなことを言って
皆を笑わせていました(笑)。バスは天北峠を超え(私は寝ていて見ませんでした(^_^;))、
宗谷支庁とお別れして空知支庁に。音威子府を過ぎ、国道40号に。しばらく走ってから、
道の駅「びふか」で小休止しました。内陸部に入り、少し暑くなってきました。同じ北海道
なのにちょっとの違いで温度差が大きいです。天塩川を何度も渡りました。この川、かって
はチョウザメが遡上していたそうです。バスは進み名寄バイパスを通って名寄市に入り
今日の宿の旭川も近づいてきました。この内陸部の旅も楽しみにしていたものですが、
もっと素晴らしい風景を堪能してきていましたので山では眠気に勝てませんでした(^_^;)。
尚、このあたりから宗谷本線が見え隠れしました。一両編成の列車が左手上に見えました。
私は汽車に乗るのが好きだった輩で、本当は宗谷本線で稚内まで行きたかったです。
列車の急行利尻号なんてのにあこがれていました。今はL特急みたいなのが走って
いるようですね。士別市、剣淵、和寒を通って、三浦綾子さんの小説で有名になった塩狩
峠を過ぎると旭川はもうすぐ。旭川には夜7:30に到着しました。ここでは同じツァー一行
は全員同じホテル「ホテルクレッセント旭川」という完全なシティーホテル。今日もツインの
部屋でした。今日は4階。夕食は自由喫食ということで、もらったパンフレット頼りに悩んだ
挙句、折角旭川に来たんだからと旭川ラーメン村にも店を出し、インスタントラーメンも
旭川で販売している「天金ラーメン」がホテルの近くにありましたので、そこに行きチャー
シューメンとビールを頼みました。醤油ラーメンが旭川の一押しとかで勿論しょうゆを頼み
ました。こくがありましたがおいしかったです(^_^)。
部屋に戻ってから一階のお店でペットボトルの飲み物を買って部屋に戻りましたら、前の
部屋に入ろうとしてどうしていいかわからない老夫婦の奥さんから頼まれて教えてあげま
した。オートロックの上、鍵を差し込むと電灯がつくつくりのホテルでしたから慣れない人
にはむずかしいかもしれませんね。かぎの差し込み方まで教えてあげまして喜ばれいい
気持ちで部屋に戻りました(^_^;)。
この日は土曜日でしたし、部屋の案内見ましたら、テレビ東京系のテレビ北海道が入る
ことがわかりましたので、アド街ック天国を見ました。その後早々と寝てしまいました(^_^;)。

[第四日目]2003/7/20(日)旭川〜美瑛・富良野〜千歳
いよいよ旅も最後の日を迎えました。今日のルートは工程図の緑色のものです。
朝は6:30からあるということで行こうとしましたらエレベータが全然来ません。やっときたら
満員(-_-;)。で、やっとのことで乗りましたが、みな一階だと思っていて押さずにいたら、
二階にもレストランがありそこで止まってそのまままた上りになってしまいました。で、6階
から止まるたびにもう乗れません、先ほど乗ろうとした人がいましたがベルがなりましたと
根気よく皆であきらめさせてやっと一階のレストランまで行ってみたら・・・・・。ツァー客で
ごったがえしているではありませんか。こんなシティーホテルまでかいとあきれ果ててしま
いました。なかなか順番が廻ってこず、やっとありついて食べていたら、す〜っとすいてし
まいました。早く出発する組でいっぱいだったようです。私はこういってはあかんですが、
「なんで、年よりはこんなに早くから来ているんだ」と内心腹さえたててました(^_^;)。食事が
終わって出て行くとき、レストランのマネージャらしい女性の方に混雑を謝られてしまい
ました。レストランのせいではないのですが・・・。ま、でも、とにかく本日はゆっくりの出発。
ロビーにいたらすぐに添乗員さんが呼びに来て、バス乗車。今日は7番目の左側の席で
した。またまたツァーの皆さんの協力体制がばっちりでほとんど予定通り8:30に出発。
途中JR富良野線が並行して走っている国道237号線を進みました。今日は帰り道で
富良野に行くのですが、ちょうどラベンダーの花盛りでラベンダー祭りとのことで道路混雑
を心配した添乗員さんたちの配慮で、先に行く予定の拓真館を後にすることで、まずは
美瑛のパッチワークの道を進み、セブンスターの木やケンメリの木を車窓に見ました。
私のガイド誌には載っていなかったんですが遠くに二本並んでいてその間に小さい木が
あるのが見え、ガイドさんの説明では「親子の木」ということでした。で、けっさくだったのは
そこから少し離れたところに一本あったのを「誰が言ったか姑の木」とガイドさんから説明
がありみな大笑いしました。その後、本日のメインイベントである上富良野にある「ファーム
富田
」に。9:00すぎに着いたのですが、もうすごい人・・・。でもまだバス駐車場では悠悠
駐車でき早速、ラベンダー花畑で目の保養をしました。素晴らしいの1語。香りの入った
グッズをいくつか買いました。もちろんラベンダーソフトクリームもね(^_^;)。
phot_f0 美瑛地方の丘
phot_f1 セブンスターの木
phot_f2 ケンメリの木
phot_f3 ファーム富田(1)
phot_f5 ファーム富田(2)
phot_f4 ファーム富田(3)
その後、今度は残りの下車見学地である拓真館四季彩の丘に。後者はたいしたことな
かったですが食事前なのにおいしいコロッケを食べました。前者は富良野に移り住んで
富良野の四季を撮影し続けた前田真三さんという写真家の写真を展示しているところで
す。素晴らしい四季の写真が沢山ありました。
phot_f6 四季彩の丘に咲く花
phot_f7 拓真館
phot_f8 拓真館そばの白樺の道
ここを出て昼食会場に。今日は海鮮鉄板焼きでした。2人で一つの鉄板というものでエビ、
さけ、かになどがありました。ここではドリンクがサービスでついていて私は生ビール、娘
はぶどうジュースをもらいました。ビール飲んでの鉄板焼きはおいしかったです。ここには
お店もあり、富良野ワインとか色々と買ってしまいました。礼文で買った大きなみやげ用
袋も一杯 になっていたのでここで少しこぶりのやつをもう一つ買い、そこに入れました。
さぁ、後は千歳まで戻るだけ・・・。混雑をさけて国道の一つ東側の道を走り、富良野を
過ぎてから国道に戻りました。日高町に入り、道の駅「樹海ロード日高」で小休止。ここま
でくるとまた涼しかったです。ここで右折し国道274号線に入りました。ときどきJR石勝線
が右左に現れました。一般名称募集で樹海ロードと名付けられた平成元年に全線開通し
た比較的新しい道だそうです。トンネルも橋もカーブさせて作られています。後はないと
いうことで、最後の休憩所、夕張メロンの里に寄り、ここで私は切り夕張メロンを食べ
ました。
千歳空港で搭乗券をもらいましたが、なぜか私だけ一番あとに名前を呼ばれました。で、
はたと理解しましたが、今度のツァー、名古屋地区からの参加はどうやら私だけだった
ようです(^_^;)。5:00に千歳に到着し、飛行機は7:15発でしたので、もらった15%off券を
使い、三階レストランでゆっくりと夕食をとりました。名古屋についたら雨(:_;)。仕方がなく、
名古屋駅からうちまでタクシーに乗ってしまいました(^_^;)。お金を湯水のように使って贅沢
な旅行になりましたけど、本当に楽しい旅行でした(^_^)。

まだまだ書き忘れも沢山ありますが、長くなりすぎたのと記憶が曖昧なところがあるので
これまでとします。

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