ドライブ〜能登金剛〜
(2012/4/29)
連休に入り、久しぶりの長距離ドライブ楽しみましたが、実は帰りはくたびれました(^_^;)
行き先は能登半島にある能登金剛。松本清張の『0の焦点』で有名になったと言われている地
です。元々は3月ごろにふと旅行でもしたいなと考えて行き先を調べていた時、能登半島が自分
の中で候補になり、一泊くらいで車で一周してみたいなと調べたりしていたのですが、宿泊希望
地のホテル情況を見てもう残り少ないっていうので、一泊旅行は諦めてしまい、じゃ、どうしよう
かということで日帰りで足を延ばすことができそうな所はということで決めていた所です。
日帰りなら別に道が混雑する連休中でなくと思っていたのですが、なかなか時間がとれなかった
りお天気がで前の連休中日ならと、そしてお天気もよいとの予報でしたので行ってきました。
ま、日帰りで行く気になったのは東海北陸自動車道が全通していることにありますけどね。
遠方の地ですし、混雑を少しでも避けようと、朝5時に出発しました。
いつものように名二環から高速に入り、楠JCTから名古屋高速で名神小牧ICまで行き、小牧
から名神高速へ。本当は清須JCTから名古屋高速で名神一宮ICというのが普通のコースなん
ですけど(帰りはこのコースです)、私は一宮PAにあるコンビニ(サンクス)に寄りたいがために
少々割高になるのですがいつも往路はこういうコースとしています。
特に、今回は、前々回の北陸ドライブで昼食食い損ねたこともあり、とりあえず念のために、昼
食用におにぎりなどを購入しようとしましたので・・・
東海北陸自動車道は愛知県の名神一宮JCTから富山県の北陸自動車道小矢部砺波JCT
までの高速道で、これが全線開通したおかげで石川・富山両県が近くなりました(^−^)
経路は以下です。ICは全部で15個(上下で違うのを一つとして)で岐阜県内が最多の11個で
すからほとんど岐阜県南北縦断高速道路みたいなものですね。
一宮JCT−(下)一宮西IC(上)尾西IC−一宮木曽川IC[以上、愛知県]
−岐阜各務原IC−関IC−美濃IC−美並IC−郡上八幡IC−ぎふ大和IC−白鳥IC−
高鷲IC−荘川IC−飛騨清見IC−白川郷IC[以上、岐阜県]
五箇山IC−福光IC−小矢部砺波JCT[以上、富山県]
で、今回は当然ながらその全線を往復走破でした。途中までは何度も通っている道ですが、下
りで一気全線走破(上りは1回あり)は初でしたので、まずはこの道の話題から・・・
東海北陸自動車道岐阜県から富山県までの山岳地帯を貫いていますから、とにかくトンネルが
多い。最初は数えていたのですが、途中で忘れてしまって(^_^;)。後で調べましたらなんと、下り
は56、上りは54もあるそうです(数えたときに50まではわかっていたのですが最後の数個が
曖昧になっちゃって(^_^;))。
下り方向では愛知県内はないのですが、木曽川一宮ICを過ぎ、木曽川を渡り、岐阜県に入って、
岐阜県各務原市(岐阜市の東隣の市)にある各務原ICを過ぎると山に入ります。そしてここにあ
る権現山トンネルが下り方面のトンネルのスタートです。
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最初のトンネル付近地図
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この辺は何度も通っている道ですが、下り方向、岐阜県最初のSAが関ICの先にある長良川SA。
私がいつも立ち寄るSAで、今回もトイレ休憩で寄りました。で、今まで何度も立ち寄っているの
に何を見ていたのか・・・名前の通り、裏側に長良川があるのを初めて見ました(^_^;)
尚、長良川SAというのは下り線にしかなく、上り線は南に離れた関SAです。
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長良川SA裏の長良川
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さて、今回の東海北陸自動車道での私にとっての注視場所は何と言っても、この自動車道最後
の開通区間である同じ岐阜県内の飛騨清見IC〜白川郷ICでした。実は開通後、一度通って
いるのですが、そのときはあまり調べたりしておらず、記憶も曖昧でとにかくトンネルばかりじゃ
んという印象しかありませんでした。
しかし、たまたま最近、YouTubeやにこにこ動画に沢山アップされている前面展望などでこの区
間にある飛騨トンネルの巨大さを知り、そしてこのトンネル工事が開通を遅らせた最大の難工
事だったことなどを知ったため、今回はそういう知識の元で改めて通ったというわけです。
約10.7kmもありますから、長いですね。日本第三位だそうです。
この区間はこの飛騨トンネルを含め、10個も大小のトンネル(飛騨清見IC側から二本木トンネ
ル、池本トンネル、ミボロトンネル、東俣トンネル、江黒トンネル、舟原トンネル、いら谷トンネル、
保トンネル、飛騨トンネル、大牧トンネル)が連なっています。ちなみに保トンネルは「ほ」トンネ
ルと読むようです。保トンネルと飛騨トンネルの間のわずかの隙間にに飛騨河合PAというのが
あります(寄りませんでしたが)
よくこんな所にコースを設定したものだと思いますね。
そして、ここはずっと前から富山県側まで片側一車線の対面通行ですからある意味怖いです。
昔、中央道の恵那山トンネルというできた当時は確か日本一のトンネルもしばらく対面通行でし
たから事故が心配ですね。私もそうであかんのですけど、前の車が遅いといらいらしてしまう方
もいらっしゃいますからねぇ(あかん野郎のわたしは追い越し区間がくると何台か抜いてしまい
ますが。この歳になっても(^_^;))。
ちなみに長いトンネルと覚悟していたのですが、想像していたほどではなく、天井の電光掲示板
に出口まであと3kmという表示を見た時は、「おや、もう抜けるのか」なんて思ったくらいで
した。むしろ、調べてなくて意外に長く感じたのは五箇山〜福光間にある袴腰トンネルでした。
それにしても、工事に9年もかかったトンネルを我々ユーザは8〜10分で通り抜けてしまうんで
すから何かねぇ・・
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飛騨清見IC〜白川郷IC
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ところで、やはり、日本海側と太平洋側の間の山岳地帯路線。高鷲ICを越えたあたりから四方
の高い峰々には雪が残っていました。
今回、長良川SA以降、やっと富山県の城端SAで休憩をとりました。ここは初めて立ち寄りま
したが、遠くの峰々に残る雪と付近の新緑がすごく私にはマッチしていて心が和みました。
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城端SAからの景色
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実は私のカーナビ君データはちと古く、飛騨清見IC〜白川郷IC間が途切れているため、この
城端SAでやっとカーナビのセットをしました。ここまでは不要でしたし。
で、到着時刻を見て、「えっ、まだそんなにかかるの?」。能登金剛は思ったよりずっと遠方の
地でした(^_^;)。で、「やばい、駐車場あるかなぁ」という一番の心配が起きてきました。
さて、城端SAを出て、カーナビに従い(というかここは事前に調べてはありましたが)、小矢部
JCTで左折して北陸自動車道に入り、富山県から石川県に入って金沢森本ICで高速をおり
ました。で、ここからが超方向音痴の私にとってカーナビ君の有難さを感じたところです。
ICって初めてのところは戸惑うことが多いんですが、カーナビ君の云う通りに進んで難なく、山
側環状・国道159号線に入れました。道なりに進むと左から来る国道8号線と併合して北上。
やがて、カーナビ君がおかしな指示。「右側路線に入れ」と。「ん?」。道は直進方向があるので
す。で、そこには目的の「能登有料道路方面」という方向板が・・・。で、そちらに行って正解でし
た。帰って来てから詳しい地図見ましたが、舟橋IC(ここは津幡バイパス)付近のややこしさの
ようでした。ここから8号線は159号線から別れて右(東)の方に直角に折れて行きます。で、
私はまだ159号線。左(西)方向に曲線を描くように道は曲って行き、やがて159号と分かれ、
能登有料道路の白尾ICに到着。
しかし、この能登有料道路。事前知識がなかったんですが、料金は区間払いみたいになっていて、
ETC使えず、現金払いだったのには驚きました。白尾で100円支払い(なぜか次の高松ICまでと
なっていて戸惑いました)。そして、次は今浜ICそばに二度目の料金所。ここではなぜか中途半端な
240円也を払いました。で、次は・・・。
事前情報と違う指示をカーナビ君がするので、実はすごく戸惑い、すっかり帰り道まで勘違いしてい
たのですが、カーナビ画面見てたら、考えいていた西山ICでなく一つ手前上棚矢駄ICまでの表示。
どうやら、そこでおりろという感じ・・・そして、最後に100円支払いで往路計440円也でした。
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北陸自動車道金沢森本IC〜能登有料道路へ
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さあ、まずはカーナビ君に従って、厳門に向かいました。
県道46号?を走り国道249号に出ました。そして、松の木信号で左折し、県道301号〜地方道〜
県道36号?で福浦の方に進み、トンネル抜け、県道と分かれて左に入る細い道を入っていったら、
能登金剛センターに無事到着できました。9:45頃到着。家を出て4時間45分の行程でした。
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上棚矢駄IC〜厳門
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まだ思ったほど人がいなくて、心配していた駐車場もなんとか車を駐車することができました。
すぐに標識にしたがって、急な石に作られた階段をおり、船着き場に急ぎました(実は急すぎる階段に
こわごわのへっぴり腰でおりたのですが(^_^;))。
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厳門付近
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船着き場に遊覧船がいましたので乗りこみました。外にいた方が今日は天気がよいから船室より
後ろがよいと言うので後ろの席に座りました。2隻で交互運行らしく、10分程度待ってくださいと言
われましたので、そのおじさんのそばに缶の灰皿があることをよいことに煙草を吸いに下船し、お
じさんのご好意でそばの椅子に座って待ちました。
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能登金剛・厳門付近の遊覧船
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船着き場右手
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その後、家族連れが乗りこみましたが、その後きた団体さんは乗らずじまい。二組だけのお客で
出発。大人ひとり1000円でしたので、三人で3000円払いました。20分程度の行程ですが、遊覧
船はどこでも高いですね。
コースは上の地図の通りです。厳門はこの船着き場のすぐ左手にあり、船は少しだけ中に顔を
突っ込みました。幅・高さは十分ですが、浅瀬になるためちょこっとだけだそうです。
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厳門を船から見て
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すぐ右手には鷹の巣岩というのがありました。誰も登ったことがないとか。
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鷹の巣岩
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次に船は碁盤島と陸との間をすり抜けました。義経と弁慶がここの上で碁を打ったという伝説が
あるそうです。
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碁盤島
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最後に福浦港にある日本最古の木造灯台というのを遠くから眺めました。カメラがしょぼいので
ここには載せませんが(^_^;)。
下船してからまずはトイレ探してトイレに行き、その後、陸地側から厳門まで行きました。
水の透明度が写真からも見てとれますね。丁度遊覧船が顔を突っ込んでいました。
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厳門を陸側から見て
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センター右手の所に吊り橋云々という標識がありましたので、行ってみました。
「幸せのがんもん橋」と名付けられていました。上の方にある船着き場の右手写真の下が弧状
になっている橋です。
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幸せのがんもん橋
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この後、お昼が近付きましたので、近くの食堂で食事をして、駐車場に戻りました。朝は人が
少なかったのですが車が一杯やってきていました。やっぱり連休中ですねぇ。
さて、次はもう一つある能登金剛の名所、やせの断崖、義経の舟隠しに出発です。ここは少し
離れていて車での移動になります。私は下のルートで行きました。尚、帰りは現地からカーナビ
設定で指示に従って走った道です。
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厳門からやせの断崖へルート
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駐車スペースは楽勝。遊歩道すぐ入口にはきちんとした駐車場がありましたが、狭く、こちら
は空き地みたいな感じでしたけど、すぐそばなので気になりませんでした。
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やせの断崖、義経の舟隠しへの遊歩道
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下の写真の標識のところから入るとやせの断崖はすぐです。これが松本清張の0の焦点で有名に
なったところで自殺の名所だったそうですが、能登を襲った地震で崩れてしまっていて防止柵
もあってぱっとしません。
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やせの断崖入口
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やせの断崖
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やせの断崖の柵、向うは関野鼻
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やせの断崖左手海岸
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次に遊歩道を少し歩き、義経の舟隠しを見に行きました。私はこちらが主目的でした。
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遊歩道
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義経の舟隠し
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尚、事前にネットで目にしていましたが、地形図にはこの先、前浜の方までこの道があるかの
ように描かれていますけど、ここから先は薮の中になってしまっていました。
さ、これで本日の予定は終了。後は帰るだけ・・・何時になるか。
カーナビは帰りは西山ICからの指示でしたが、すぐに料金所。260円も取られ、往路より
160円も余分にかかりました。
途中寄ろうと思ったひるがの高原SAは入口まで車が並ぶ混雑であきらめ、そしたらぎふ大和
は空車という電光掲示があり、道を入ったら、あらら大失敗。やっぱり並んでる(:_;)。
戻るに戻れず仕方がなく並びましたがそれほど長く待たずに済みました。
結局、家には17:30頃戻りました。疲れました。
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