おでかけ日誌〜木曽・王滝村〜

(2012/10/06)


10月の連休。森林鉄道からみから興味が湧いた木曽の王滝村を流れる王滝川の堰止湖である
御岳湖、堰止めている牧尾ダム(隣接の木曽町) その奥にある松原スポーツ公園、更に奥にあ
自然湖まで行ってきました。

旧・王滝森林鉄道が沿って走っていた王滝川は木曽川の支流で、前回、赤沢自然林に行く途中
で沿って走った同じく木曽川の支流の小川より一山越えた北側を流れています。

前回の赤沢自然林同様、今回も木曽谷方面のため、中央道を中津川ICで下りて国道19号線を
木曽川沿いにひたすら走りました。家を朝6:00に出発したのに連休のためかまだ渋滞まではして
いませんでしたが朝から車多し。中央道の恵那ICと中津川IC間にある恵那峡SAは大きな駐車場
がかなり一杯で朝から多くの人がいました。皆早起きなんですねぇ・・・

前回左折した上松町はやり過ごし、国道19号線を更に北に走って木曽町に入り、元橋信号を左
折しました。いよいよ王滝村に向かう県道です。



地図1
        行程地図

元橋信号を左折して入る県道は長野県・県道20号。県道20号は開田三岳福島線の名前があ
るように開田村に向かう県道です。我々は途中、黒沢信号で県道20号と分かれて県道256号
に入りました(県道20号は御嶽山に登った時に一度利用しています)。

やがて右手前方に大きく『牧尾ダム』と書かれた三連の放水施設が現れました。早くも最初の目
的地に到着です。

牧尾ダム
             牧尾ダム

しかし、この時点では下調べをしていなくて完全に勘違いしてました(^_^;)。その牧尾ダムと表示さ
れたのをダムの本体と思い込んでいました。

先を進みましたら、左手にダムそばの公園施設があり、そこに車を止めました。なぜか1台も車は
停まっておらず、見学者は誰もいませんでした。ダムの水はかなり干上がっていました。

自分の思い違いに気付いたのは案内図を見た時です。ただし、この時点ではまだもう一つ思い違
いをしていました。上の写真をちゃんと見ているはずなのに、なぜか目に入っていなかったのです。
案内図にもちゃんと図があるのにそこまで読みませんでした(^_^;)。

案内図
             案内図
地図2
             付近詳細地図

案内図を見て正面に見えているトンネルの向うがダム本体とわかり行ってみることにしました。
上の地図で放水路部分と本体の間にある短いトンネルです。

牧尾ダムトンネル
             牧尾ダムのトンネル

本体側に行って下を見てやっとこのダムがロックフィルダムであることに気が付きました(^_^;)。
最初に見た時のことは一番上の写真にちゃんと写っているのに見えていなかったんですねぇ・・・

牧尾ダム
             牧尾ダム本体から下流を眺めて
牧尾ダム
             牧尾ダム本体から眺めた御岳湖

御岳湖の水位は下がっていました。毎月の水位の記録が公園側に表示されていましたが、昨年
より渇水みたいな感じです。

尚、電子国土の1/25000地形図見ますと間のトンネルがほられた小山には三角点があるようで、
910.5mの標高のようです。公園自体、未調整なので誤差はあるはずですが、たまたま持参して
いた高度計見たら840m近辺の標高のところでした。

さて、次の目的地は松原地区にある松原スポーツ公園です。ここに行こうと考えたのはここに
かつての王滝森林鉄道を偲んで森林鉄道の一部を復活させた線路があるためでした。

そのまま県道256号を走らず、少し戻って御岳湖の南側にある地方道を走りました。意外に
狭くなく交通量も少なく走りやすい道でした。かつての王滝森林鉄道はこの御岳湖の南側に位
置していましたが車で走る限りにおいては痕跡など見ることはできませんでした。

やがて民家があり、赤いトラス橋が見えてきましたので田島かな?と考え王滝川を渡る橋かと
思いましたら違っていて王滝川の支流(瀬戸川)の橋でした。橋を渡って先に進みますともっと
大きな赤いトラス橋が現れました。これが王滝川を渡る橋でした。

地図3
        田島から松原スポーツ公園付近地図
トラス橋
             赤いトラス橋(王滝川側?)

田島はかつて王滝森林鉄道の大きい駅があったところだそうです。ネットで見ましたら上の写真
の左側の建物は関連施設の名残らしいです。

王滝川を渡って中越地区に入ったところで左方向に自然園などの方向矢印がありそれにした
がって左折。上の地図のように道は王滝川に沿ってぐるっと半円を描くように進みました。地図
では太めの線の道路ですが県道部分ではありません。

やがて県道486号に入り、進むうちに左手に松原スポーツ公園方向道標が現れ、それにした
がって左折。王滝川を渡って左側に道を登って松原スポーツ公園に到着しました。
さて、復活保存森林鉄道線路はどこかないと見ましたら、なんと前方にネットで見たディーゼル
機関車と客車が見えるではありませんか。普段は格納されていると思い込んでいましたので嬉
しい誤算(^◇^)

松原公園保存機関車類
             松原スポーツ公園保管の王滝森林鉄道機関車など

なんとこれを施工し維持管理されている林鉄クラブの方達がリストア作業で来て見えて車庫(サイト
記事では松原ワークスというらしい)から機関車などを外に出して奥に保管されていた機関車の
リストアをしようとされていたのです。数人の方が撮影に訪れておられました。
この項については別項(雑記帳¥鉄道がおもしろい)の方で紹介しますのでここでは詳細は省略し
ます。一頻り機関車やポイントなどを撮影後、目的だった線路沿いを終点まで歩きました。
この松原には王滝森林鉄道の松原駅があったそうですが目立たない小さな駅だったらしいです。
ちなみに、連休なのに野球場、運動場などには誰もいませんでした。

尚、ここで、雲ひとつかかっていない御嶽山を眺めることができました(^◇^)。
御嶽山
             松原スポーツ公園から眺めた御嶽山

ところで、当初はこの先は途中から道が県道でなくなって狭くなることもあって、ここまでで帰る
つもりでしたが、時間も早く、思い切って自然湖まで行くことにしました。山歩きなどで狭い林道
をいくつも経験しているのですが、苦手意識はどうしても払拭できないのですけどね(^_^;)。

地図4
        県道から村道?へ進む付近地図

走るうちにカーナビ画面から県道486のヘキサの表示が消えました。道路脇には道幅が狭くなる
旨の注意表示がありました。いよいよ苦手区間です(^_^;)。ただ、どうもネットで調べた王滝森林
鉄道位置を見るとここはまさに旧・森林鉄道路線を廃線後道路にしたところらしいです。
元々、この先には道路がなかったようで、当時は王滝森林鉄道がこの奥にある王滝村最奥地の
集落の滝越地区住民の下界とつなぐ唯一の足だったようですから。

王滝森林鉄道は上の地図で破線で示した道あたりで王滝川を渡ってこの北岸側に繋がっていた
ようです。地図のトンネルは道のすぐのところに見えていましたが、王滝森林鉄道はその先で王
滝川を渡ってトンネルを抜けると大鹿という線路が沢山ある大きな駅に入っていたようです。

狭い道を戦々恐々としながら慎重にゆっくりと走りました。幸い、往路ではなんとかすれ違いが
できるところで1台に会ったきりでした。
やがて、自然湖が近い標識。そして、前方下の方に道路脇に駐車されている車が数台見えました。
まもなく到着です。なんとか1〜2台まだ駐車可能なスペースがありましたのでバックして停め
ました。目の前に水の中に沢山の枯れ木が林立する不思議な光景が見えました。
これは地震による土砂崩れで川が堰きとめられてできた湖だそうです。湖の左側に橋があり、車
止めがされている坂道を下りて進むようになっていました。道路沿いに停めてあった車の人達は
カヌーでここを探索する方達でした。貸しボートがあるとネットで見ましたがボートは1艘もいません
でした。

自然湖
        自然湖

ここまで来ましたから、あとひといきで森林鉄道ファンの間で有名な王滝村最奥地の滝越集落
でしたが、さすがにもうこの道はこれ以上先には進みたくないという気持ちが行ってみたいとい
う欲求に打ち勝ち、帰路に就くことにしました。復路では往路より少し多い(それでも2〜3台?)
車とのすれ違いがありました。なんとか県道に戻ってほっとしました(^_^;)。

中越地区まで戻って来て今度はそのまま県道を走ることにしたのですが・・・。
なんと往路に走った田島地区を通る御岳湖の南側の道より狭い。特に中越地区ではカーナビ
画面にいくつもの狭い道が現れ戸惑いました。

お昼になりましたので、牧尾ダム近くでソバを食べました。大盛(ザル二枚)¥1150。いくつか
小鉢がついていました。ここは靴を脱いで上がるのでした。売店もありましたので、自分達への
土産を買いました。

昼食後の運転の常で19号線では眠くてたまらず、中津川ICから中央道に入ってからすぐにあ
る恵那峡SAで少し目を瞑って休憩しました。自販機でコーヒー買おうとしたらカップコーヒー
なのに¥250もしましたのでやめました(^_^;)。

家には3:00過ぎに戻りました。お天気も良く楽しいドライブになりました(^◇^)

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