おでかけ日誌〜赤沢自然休養林〜

(2012/9/15)


三連休の初日。前々からどこかに行こうと思ってはいたのですが何もしてこなかったため山歩き
はまだ無理だろうと最初からパスし、最近、疲れてしまうので躊躇しはじめてはいるのですけど、
やっぱり家族とドライブにしようとは決めていました。ただ、行き先についてはなかなか心が決ま
らず、道路地図眺めていて週末近くになってやっとかなり以前に家族で行った記憶のある木曽
(長野県)の赤沢自然休養林に行くことにしました。

ここに決めた最大の理由は、ここには森林鉄道の一部を保存した観光鉄道があることを思い出
したためです。あまりに前のこと(いつの頃かの記憶なし(^_^;))で以前の記憶が消えてしまってお
り、再びおめにかかりたいという強い気持ちとあわせて森林浴の散策ができればという理由でし
た。

しかし、思っていたより意外に名古屋からは遠かったです。カーナビの迷走で道間違いをしかけ
たりしてやっぱり運転だけで疲れました(^_^;)。

東名から中央道に入り、中津川ICで下りて(中央道は中津川から恵那山トンネル通って伊那谷
に行ってしまっていて木曽谷には高速道路がないため)ひたすら国道19号線を長野県上松
で走り、そこから県道473号線へ。
下の地図は上松から赤沢自然休養林駐車場までの経路図です。上が北です。

地図1
        上松〜赤沢自然休養林間
地図2
        県道473号取り付き付近

最近、出発が遅く、必ず高速道路で渋滞に嵌っていたので、慌て者の私に戻り、6時頃に家を出
ました。出がけにカーナビをセットしましたら、到着予定がなんと3時間以上先の9時20分。
「えっ?!そんなに遠いの〜」。実は私のカーナビは林道先までは設定してくれず入口までしか
案内してくれないのに・・・。

しかし、超方向音痴の私。めずらしく下調べもせずに出かけたため、上松付近の県道の複雑さか
らか、カーナビ迷走にしてやられ道間違いをしかけてしまいました。国道19号からはカーナビに
したがって、左斜めの道に入り進み、確か記憶ではカーナビ画面にはヘキサ(県道マーク)の
473がある道を安心して走っていた所、カーナビが突然左折指示。半信半疑で折り返すように
曲って進み、橋を渡ったところ・・・前方は大型車通行不可の道が。「あれっ?!」。
おかしいぞとUターンして元に戻り、カーナビ設定消去して、先に進み、標識にしたがって無事に
行くことができたのですが・・・。実は、ここ、帰り道でもカーナビ迷走があり、左折指示により曲っ
た途端、カーナビ君、道間違いを認識して・・・なぜか往路と同じ場所に出てしまいました。
キツネにつままれたのか?!ちなみに地形図で念入りに調べたのですがそこがどこなのかわか
らずじまいです。とにかく、狭い道のトラス橋を渡ったところが十字路になっているところでしたが、
地図にないんですね。わけわからずじまいです(^_^;)

恐らく上松付近での道間違いなんでしょう。ですから、上松付近は完全に上の経路図通り走った
かどうは極めて曖昧です。なぜなら復路でまちがいなく図上部のループを通りましたけど、往路で
は記憶がはっきりしていません。地形図にはショートカット道がありますが、それは中央本線の踏
切があり、そんな踏切通った記憶もないのでこのループ通ったのだろうと思うのですが・・・

それにしても私って、常にこんなばかりですねぇ(^_^;)

尚、この県道473号。途中、かなり狭い所(1.3車線分程度しかなし)があり私的には嫌な道でし
た。まだ、赤沢への林道の方がましなくらいでした。駐車場には大型の観光バスが後から来てま
したので「あんなのに出合ったら困るなあ」と余計嫌な感がしました。

県道では前にタクシーがいましたが、県道からまっすぐが赤沢への林道というところでヘアピン
見たいな形で県道を行ってしまい、林道は私だけ。林道は狭いという概念がありますので、ひた
すら反対から車が来ないことを祈りながら(朝にはそんな車はいないだろうとは思いましたが)
あと8分の看板見て、やれ嬉しやと先を急ぎました。この時点で車にある外部温度は18℃。
標高が500m以上あるところですからねぇ。

ま、とにかく赤沢自然林の駐車場に到着してほっとしました。9時少し前の到着。駐車料金¥600
を払って先の所、数台駐車していたところに止めました。料金所で案内パンフレットを貰いました
のでとにかく森林鉄道はどかにあるのかいなって探しながらパンフレット見てましたら、売店(?)
のおばさんが近づいてきて親切に教えてもらいました。左手前方すぐ上に乗り場(赤沢停車場
がありました。9時半が最初の便で30分おきの出発。10分くらいで最初の便に乗れることになり
ましたが、もう何人か来て待ってました。

森林鉄道赤沢駅
森林鉄道赤沢駅
             森林鉄道赤沢駅
観光トロッコ列車
             観光トロッコ列車

観光トロッコ列車は客車5両。座席は2+1で方向が転換できるものでした。
実は、私の過去の記憶は完全に飛んでいて、何と勘違いしていたのか全く記憶と合致していませ
んでした。初めて行ったのと同じ感じで・・・
私自身が最近、自分が線路が好きということを今更ながら自覚したこともあり、興味津津で線路を
眺めました。外にはボールドウィン蒸気機関車が展示されており、客車からは車庫に3台の小型
DLが見られました。いっちょまえにポイント(転轍機)もあって楽しめました(^◇^)



ボールドウィン蒸気機関車
             ボールドウィン蒸気機関車
車庫と機関車
             車庫に並ぶ小型ディーゼル機関車達、ポイント

ところで、この観光トロッコ列車はここ赤沢停車場から丸山渡(まるやまど)停車場までの片道約
10分強の路線ですが、片道切符というのはなく往復設定のみとなっています。そして往路のみ、
観光案内放送が音楽とともに流れます。沿うような道があり、片道で下りて歩く方達もいますが、
私たちはとりあえず往復乗りました。ちなみに料金は大人一人¥800でした。

丸山渡停車場
             丸山渡停車場

丸山渡停車場では機関車の前後付け替えがあり5分程度の停車でした。機関車は往路は逆向き
で進み、復路で正方向になります。機関車は下の写真の左側の線路を進んで付け替えられます。
ネット調べましたら以前はこの側線はなくて機関車が迎えに来たそうです。

ちなみに鉄道の方に聞きましたら、この観光鉄道は元々の森林鉄道線路そのものではなく、一度
撤去されたものをお伊勢さんへの木材切り出しで残っていた路床に再度線路を引きなおしたもの
を保存要望にしたがって残したもののようです。

丸山渡停車場
             丸山渡停車場の線路

とりあえず元のところに戻り、駅併設の森林鉄道記念館へ。外には有名な理髪車が保存展示さ
れていました。ネットで写真を見た王滝森林鉄道に存在していたものです。

壁には森林鉄道が縦横に走っていた時代の地図がありました。木曽には多くの営林署があって
それぞれが複数の森林鉄道を有していたそうです。
一番有名な上松営林署所属で上松駅から王滝川沿いに奥地まで伸びていた王滝王滝森林鉄道
はネット見てましたらなんと私が会社に入社後もしばらく現存していたようです(1975年くらいまで
あったそうです)。
当時、そんなこと知っていたら絶対に上松駅に見学に来たのに・・・。小学生の頃からなぜか森林
鉄道に憧れていたんですよ。

尚、中に入ったら、外から眺めた車庫が見学できるようになっていました。

理髪車
             理髪車
森林鉄道地図
             森林鉄道地図の一部
当時のディーゼル機関車
             当時のディーゼル機関車

森林鉄道記念館見学後、まずはこの線路に沿うような形のふれあいの道を歩いて行くことにしま
した。車中から眺めた渓谷(道川本流)を見ながらのんびりと歩きましたが、この遊歩道はところ
どころで線路沿いになっており、途中、休憩所のあるところが丁度線路が向う側左側に山を巻く
意外に早く、車中かようにカーブしていて、時間を見たら、そろそろ次の列車の復路になりそう
でしたので、待っていたらやってきました。パチリ。

カーブの観光列車
             カーブを曲ってくる復路の観光トロッコ列車

さらに歩くうち、感覚的には意外に早く列車からも眺めた呑曇淵(どんどんぶち)に到着。

呑曇淵
             どんどん橋から眺めた呑曇淵

道から渓谷まで下りられました。若者の一団がいて男性一人はわざとか服ごと渓谷にどぼんと浸
かってしまい歓声が上がってました。その先に丁度休憩用のあずま屋があり11時も近くなりました
ので、そこでコンビニで買ってきたおにぎりなどを昼食用に食べました。

この道は丸山渡(まるやまど)停車場付近で終わっており、ここからは左手に入る冷沢コースをたど
りました。
こちら側には線路の支線があって小型DL機関車が貨車や客車をつないだまま放置?(保存?)さ
れていましたが、驚くべきとことにこの冷沢コースはなんと一部がこのまだ線路が続いている廃線
跡をたどる形になっていました。

廃車?
             支線に残置されていた機関車など
廃線線路
             線路は草に覆われて先に続く

この線はネット個人サイトでは「うるし沢線」とありましたが、云われとかこの先がどこまで続くか
とかは不明でした。元々の森林鉄道は一度撤去されてしまっていますから、これは後年、現観光
路線と共に復活した線路だとは思うのですが・・・とても気になりました。

ここから冷沢コースは左に入り冷沢峠までは登り坂。緩い坂ですが久しぶりの登りで汗掻きまし
た。

冷沢峠
             冷沢峠

冷沢コースという名の通り、冷沢と思われる沢が現れ、やがて短時間で分岐に。左と直進は駒鳥
コース
、右側は上赤沢コース。野生動物(熊だそうです)が出る
恐れが高い上赤沢コースはパスすることにして直進の駒鳥コースでふれあいの道に戻ることにしま
したが、ひのき大樹があるということで少しだけ左の駒鳥コースを歩きました。背は高いですがそれ
ほどの大樹とは思えませんでした。ここから分岐に戻り、駒鳥コースをたどりました。やがて、線路
の踏切に到着。そして踏切を越えてふれあいの道に戻り、出発点まで戻ってきました。

で、時間はまだお昼・・・。このふれあいの道を跨ぐ橋−中立橋は右手のつり橋(といっても怖い橋で
はない)である赤沢橋を渡って進む向山コースの橋ということで今度はこの向山コースを たどること
に。所要時間1時間とありましたが、30分くらいでした。

赤沢橋
             赤沢橋
中立橋
             中立橋

出発点に戻ってきましたがまだ1時にもなりません。で、既に11時前にコンビニおにぎりなどで昼
食は終わっていたのですが、食堂があり、入ってしまいました(^_^;)。ま、てんぷらうどん¥950と
高めでしたけど、大きなエビ天二本でしたので所場代考えればこんなものかって・・・

コースとしてはパスした上赤沢コース以外にまだ渓流コースと中立コースがありましたが、少々疲れ
ましたので本日はこれで終了。帰ることにしました。

狭い道でまだ午後にやってくる車を止まってやり過ごし、往路で道間違いをした県道473号に。
結局、冒頭に書きましたように、またもやカーナビ迷走?でキツネにつままれたような道間違いを
しかけはしましたがやっと無事に国道19号に戻り、一路帰ってきました。

車を下りるとき少々足が痛んで・・・(^_^;)

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