ダン・ブラウン「インフェルノ」(’16/10)
先日、本屋で海外ミステリー漁っていた時、見つけたのが、ダン・ブラウンという人の「イン
フェルノ」(角川文庫版上・中・下)。映画化され今月28日にロードショーだということが、写
真(主人公と女性が走っているもの)と共に表紙に掲げられていました。写真。
「ダビンチコード」も面白かったですが、これは上を行くというか・・・とにかく展開が速く、
手に汗握る感じ。冒険活劇と謎解きが合併した様な。
同じ作家の「ダビンチコード」も面白かったですが、私を何度も裏切ったという意味で、大
変、面白かったです。
今回は「ダンテの『神曲』」が出てくるのですけど・・・
最後まで読んで、最初に1頁1行表示で出てくる言葉
地獄の最も暗きところは、倫理の危機にあっても中立を標榜する者
たちのために用意されている
の意味がすごく考えさせられるものであることを知りました。
冒頭にある「事実」という小題のところに、本の中で「大機構」と言う名が出てくるのに対
し、安全とプライバシーのために名称を変更していると書かれていて、実在組織なのか
と驚きました。
いずれにしても、この手の小説でよくある話とちょっと異なるところが多々あり、それが
前述で「私を何度も裏切った」と書いたことです。ネタバレになるのでこれ以上書きませ
んが・・・。実名で出てくるのはWHOです。
ネットサーフィンしていて、WHOという組織には不信感を抱いていますけど、ねたばれ
になりますが、そういう話ではありませんが・・・う〜ん
(’16/10)
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