線路好きが高じてきています(33)('19/1)

  〜AMTRAK"City of New Orleans"等のILLINOIS州内ルートなど@〜

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今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメリカの鉄道のいわば「紙上旅行」
(というか、google map/google earth/YouTube画像での机上鉄道旅)です。
線路と地図好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapで線路を眺めています。
勿論、マニアックで、独りよがりのものですので、自分のメモ代わりの記事でしかありません(^^;
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線路好きゆえ、近年時々、貨物列車が復活してそれゆえ線路が沢山あるアメリカの地図を眺めているのですが、アメリカ
第三の都市ChicagoがあるILLINOIS州の鉄道網に興味がずっとあって、最近、Chicago,IL〜New Orleans,LO間を走ってい
るAMTRAK"City of New Orleans"のILLINOIS州内ルートに興味が湧き、色々と調べて遊びました。調べて見ましたらこの
ILLINOIS州内のルートはCanadian National(CN)の路線を利用していることがわかりました。前からCNというカナダの
鉄道会社がアメリカ内に路線を有していることが不思議だったのですが、このILLINOIS内の路線は、他にILLINOIS州内
だけのAMTRAK"Illini"と"Saluki"があり、それについて調べていてわかりました。この路線は、そもそもはIllinois Central
Railroad(IC)
という大手鉄道会社の路線で、1988年にCNにより買収されたものとわかりました。

このルートのILLINOIS州内概略を図1に示します。青字駅名はIllini/Salukiのみ停車、赤字駅名はCity of New Orlesansも
停車する駅です。図のように、City of New Orleansはまさに、ChicagoからILLINOIS州を南端付近まで縦断しKentucky州
に入っていきます。

 図1 AMTRAK City of New Orleans,Illini,Salukiルート(ILLINOIS州内)

以前、IlliniはChicago〜Champaign-Urbanaまでで、その後、一時延長されて図1にある西の方の街Decaturまでの路線と
なった−Champaignの南のTolonoという街から、この街で交差するNS(古くはWabash鉄道線、NSの前身のNorfolk Westerns
に買収されました)の路線に入っていた−ものの、分岐部の線路状態がpoorだったこともあって廃止され、結局、以前は
"Shawneeという列車が走っていたCarbondaleまでをIlliniと名前を変更したとのこと。尚、SalukiはIlliniが好評だったために
云わば2号として新たに追加した列車だそうです。ちなみに"City of New Orleans"はAMTRAKがIC時代からの歴史的列
車名を継承したそうです。

この三つの列車(City of New Orleans,Illini,Saluki)は以前は今は無きシカゴ中央駅から出ていましたが、AMTRAKは全て
Chicago Union Station発着にしたため、路線上、スイッチバックが必要となっていて時間的ネックになっているようです。
こういうところが線路好きの私にはまたたまらないところなんですけど、Chicago Union stationと路線の位置関係は下図
のようになっているためです。

         図2 Chicago出発点付近のAMTRAK"City of New Orleans"路線(全体)

図の"ME"はMetra ElectricというMetraグループの一つの中距離passanger train(電化路線であり二階建て電車)、
"SSL"はSouth Shore Lineで同じく電化路線であり二階建て電車です。共に、ChicagoのダウンタウンにあるMillenium
(Union駅の東南東に位置している)が始発駅であり、MEはChicago郊外のUniversity Park駅までがメイン路線(途中か
South Chicago駅までとBlue Island駅までの支線が出ている)のもの、SSLはIndiana州South Bend市のSouth Bend空
港駅
までの路線です。

シカゴ中央駅が廃止された後、一時、ME/SSLの始発駅のMillenium駅のそばから出ていたそうですが、Chicago始発の
AMTRAKが完全にChicogo Union station(現在AMTRAK所有)に統合されたためにこの三つのAMTRAKだけはややこしい
ことになったのでした。この三つのAMTRAKが利用している南方向へのCN路線はChicogo Union stationから南下してい
る線路より東側に位置しているのです。そのため、Chicago Union stationから南側に出ている線路群を跨ぐ形になってい
る歴史的なSt.Charles Airlineという名の路線を利用していますが、この路線にはそのままUnion stationから入ることが出
来ないのです(当初、地図見ていたとき驚きました)。そこでどうしているかです。

         図3 Chicago出発点付近のAMTRAK"City of New Orleans"路線(2)

図3に示すように、St.Charles Air Lineには西方向からしか出入りができないのです。で、この三つのAMTRAKは1機関車
方式であり、St.Charles Air Lineを走る時はいつも機関車headとなりますので、Union駅から出発するとどうしてもスイッチ
バックとならざるを得ない訳です。

         図4 St.Charles Air Lineとの接続部

スイッチバックは図5のようになされます。

         図5 St.Charles Air Lineとのスイッチバック

YouTube映像に依れば大抵はUnion駅から西側方向にback出発/Union駅へ西側からback到着となりますが、YouTube上
に一つだけIllimiの出発映像で機関車headで出発し西側にはカーブせずそのまま真っ直ぐ南に進み、図3のWyeの線路d
を西側にbackしているものがありました。固定的なのか臨機応変かは調べ尽くしていません。

図3の東側では次図6のようになっています。

         図6 St.Charles Air Line(図3の東側) D.C;diamond crossing

南北のMetra Rock Island dstinct(RI)と平面交差(diamond crossing)して、その先で南西方向からのCN Freeport subline
と合流しています。St.Charles Air LineのChacago Riverの西側部分はBNSF/UP、東側部分はCNの所有路線だそうです。
図6のareaは撮影場所がないためかAMTRAKの車窓映像のみYouTube上にアップされています。それでCNの貨物列車
が常時走っているのかどうかは不明です。

この三つのAMTRAKが走っているSt.Charles Air Lineは図2のようにME/SSLの電化路線と出会います。出会い部分は、
McComick Plateという施設の内部で、ここにあるME/SSLのMcComick Plate駅の北側でME/SSLを高架で跨いでいて(施
設内での高架跨ぎですからgoogle earthでは伺い出来ませんが、YouTubeにおけるAMTRAKのrideing映像でわかりました
)、そこから南方向では、このAMTRAKが利用しているCN路線はME/SSLの東側に位置して並行して南下しています。こ
の施設の北側部分と南側部分の線路を図7に示します。

図7 McComick PlateでCN/AMTRAK路線とME路線が交差して以後西側:ME、東側:CN/AMTRAK

しばらくは基本、西側4線のME/SSLと東側2線のCN/AMTRAK線の6線の線路が並行して南下しています。67th street
Metraと地図にある駅を過ぎた辺りで、MEは分岐・地下を通って東側に分岐線が出て行きます。South Chicagoまでの支
線です。MEの75th street(Grand Crossing)駅の南で、NS線(5つのAMTRAKが利用している)をunder crossingします。
MEの95th street駅の手前で再び貨物列車線をunder crossingします。

そして、MEのKensington/115th street駅(SSLは停車せず)辺りでSSL路線は東方向に分岐して行きますのでこの先電化
路線はMEのみとなります。

図8 Kensington/115th street駅(ME)付近図

この先も暫くは線路数が6本以上並行してありますが、ME専用線は西側の2線のみで残りはCN線(うちAMTRAKは西側
の1〜2線を借用利用)となります。尚、すぐにME線は西側に1線分岐しますが、これは西側に分岐して行くBlueIsland駅
行の支線と、その先2本のMEメインラインに並行しているMEの車両基地までのためのものです。

やがてこれらME+CN線路群はリトルキャルメット川を渡り、Chicago市内から郊外に出て行きます。

HarverでBlue IslandからのBNSF貨物線をover crossingし、やがてAMTRAK最初の停車駅Homewood amtrak駅に到着し
ます。ここにはMEの駅もあります。ホームは共に島型ホームですが、google earthの写真を見る限りMEの方がAMTRAK
より整備されている感じです。大半のAMTRAK途中駅は、駅舎はきちんとあるものの、プラットフォームは日本とはまるで
異なり、この辺に停車するという目安程度の貧弱なものが多く、列車長に比し短く低床です。

並行線路数はこの先減少して行き、2線のMEはUniversity Park駅が終点になっています。

図9 MEの終点University Park駅付近

これより南はCN/AMTRAK線のみとなりますが、このMEのUniversity Park駅を過ぎてすぐ基本単線となります。

やがてBladleyのyard?を過ぎ、東西方向の貨物線をovercrossingしてKankakeeに入り、三つのAMTRAKはKankakee駅で
停車します。一面棒線駅(ホームは東側)です。

図10 Kankakee Amtrak駅付近

Illini,Salukiのみ停車のGliman駅の北側で東西方向の路線と平面交差(diamond crossing)しています。
この路線は、西の方のPeoria,ILとINDIANA州のLogansportを結んでいるTP&W(Toleno,Peoria and Western Railroad)
というshort line railroad[V種]です。

図11 Gilman駅北側

同じくIllini,Salukiのみ停車のRantolを過ぎ、やがて東西方向の貨物線と平面交差(Diamond crosiing)して三つのAMTRAK
が止まるChampaign-Urbana駅に到着します。この駅も一面棒線駅(ホームは西側)です。

図11 Chanpaign-Urbana Amtrak駅付近

駅名ですが、Chanpaign-urbanaはChanpaign,Ford,Piattの三つのcountyからなるmetropolitan areaだそうです。
図の交差している貨物線ですが、昔はIndianapolis,IN〜Peoria,ILまでのNew York Central P&Eの路線だったのが、西方の
Mansfield,IL(Gibson City,IL〜Decatur,ILの旧Wabash鉄道線−現NS線−との交差部分)から西側Bloomington迄と、Urbana
からINDIANA州のCSX買収部分(AMTRAK "Cardinal"が利用)を除く部分が廃線撤去されて、Mansfiled〜Champaign/Urbana
部分だけNS localとして残されているもののようです(情報が古いので現在も運行されているかどうか不明)。

前述のように初代のIllimiはここまでの運用でした。そして前述のように一時期、西の方のDecaturまで延長されたそうで
すが、それはChanpaignの南方にあるTolonoという街からCN線と交差するNSの東西方向線に入り込んでのものだったよ
うです。

図12 TolonoでのNS線との交差付近

google mapでは既にこの渡り線は途中が撤去されているみたいで最早通行自体出来ない形になっています。

更に南下して行くと、Tuscolaという街で、二つもの路線が図13のように交差しています。

図13 TuscolaでのUP,DREIとの交差

UP路線とDecatur & Eastern Illinois Railroad(DREI)(Decatur,IL〜Montezuma,IN)です。この路線は元々は、CSX
のDecatur SubidivisionだったものをCSXが売りに出し買い取ったものだそうです。

次のillni,Salukiのみの停車駅Mattoon駅を過ぎた南方に、西方向への南側から入る分岐線があります。これはCN線で
Decaturまで繋がっています。

図14  Mattoonでの分岐

以上のように、このCN/AMTRAK線と交差又は分岐する路線の三つ−すなわち、NS線(CSXも利用)、DREI線、CN線が西
の方の街Decaturに繋がっていますが、かつてはChampaignからも行っていたようで、Deacaturは多くの鉄道が集まってい
る街ですけど、現在はpassenger trainは皆無で、凡てfreight trainだけです(かつては、図12のNS路線の前身のWabash
RailroadがDetoroitからWabash Canonballという名の豪華列車を走らせていたり、AMTRAKがILLINOIS州要請で前述のよ
うに一時Illiniをここまで延長していたのですが、前者はAMTRAK創設時に廃止され、後者も結局、図12における接続部の
路線状態がpoorだったため廃止されたそうです)。

(続く)

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