線路好きが高じてきています(28)('18/5)

  AMTRAK "Coast Starlight" 2018/4 dtour route

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今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメリカの鉄道のいわば「紙上旅行」
(というか、google map/google earth/YouTube画像での机上鉄道旅)です。
線路と地図好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapで線路を眺めています。
勿論、独りよがりですので、自分のメモ代わりの記事でしかありません(^^;
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たまたま、YouTubeでAMTRAK "Coast Starlight"(Los Angeles, CA〜Vanqouver, CANADA)を検索したら、"detour"(迂回)と
いう映像がありました。ずっと以前にも映像を見たことがあり、そのときはどういう迂回をしたのかなと不思議に思っていた
のですが、つい先月の終わりの4/27〜4/29の三日間にその迂回運転があったそうで、いくつかのYouTube映像と、サイト
記録記事(なんと、わざわざOaklandで一泊してLos Angelasから往復乗車されたのもの)がありました。既にgoogle map/earth
で辿ったことがある路線でしたので、この迂回経路はほぼ同定できました。迂回したのはLos Angeles付近からOakland迄
です。自己満足ですが、折角ルートがほぼ同定できた(最後の一か所だけ不明なところがありますが)ので書いておきます。

このCoast Starlightの正規ルートはNorthboundで示しますと、Los Angelesを出た後、西方に進み、Santa Barbaraなどで停
車して西海岸付近を北方に回り込んで、San Joseに止まり、NewarkのWyeから北東に入り、Nilesというところで北西にカー
ブして、Oakland方面に進んでいくのですが、それらSanta Barbara、San Joseなどをパスした形で北カルフォニアを迂回し、
運転停止はあるものの乗客扱いとしてはLos Angeles〜Oakland間をノンストップで走ったようです。鉄道線の都合か、鉄道
ファンサービスなのか目的は不明ですが、現在、passenger train自体が全く通っていなくて、freight trainのみのところ(ここ
にアメリカの鉄道ファンの間で有名らしいループ線があります)がありますから、鉄道ファンの興味を駆り立てたようです。

前述で、既にgoogle map/earthで辿っていると書きましたが、大半は、4月記事線路好きが高じてきています(26)で示した路
線ですので、ダブリもありますが、Los Angeles側からのNorthbound経路について述べます。

Los AngelesからのNorthboundで見ますと、迂回路は図1のBurbankのjunctionから始まりました。正規ルートは図のように
そのまま西方向に行きますが、ここから北西方向の分岐線に入りました。この線はMetrolinkAntelope Valley Line
使用している路線です。図のようにLos Angelesの北方にある山岳地帯を西から迂回するように谷間を通って進む路線です。

         図1 迂回路@Burbank junctionからの分岐

サンタ・クララ川に出合う所で川の南側を沿うように東方に走り、やがて川を鉄橋で渡りすぐのところのトンネルを抜けて今
度はサンタ・クララ川の北岸沿いを東方に走り、やがて川から北東方向そして北方向に離れて行きます。この山岳地帯を
抜けると、Mojave砂漠となっています。北方向に進んでAntelope Valley Lineの駅があるPalmadeを通り、このMetrolinkの
終点のLancaster駅を通ります。尚、この路線はUPの所有路線でUPとBNSFの貨物列車(freight train)が走っています。
ちなみに、PalmdaleからLancasterまでの基本二つの線路の西側の線路はどうやらAntelope Valley Line専用のようで、
Lancaster駅南部で2本になり、Lancaster駅北側で行き止まりになっています。貫通する線路は東側の線路ですが、これ
もLancaster駅の南の方で2線に分岐していて、Lancaster駅から北に2線で伸びています。

 図2 迂回路ALancaster駅(Antelope Valley Line)付近

このLancaster駅からSan Joaquin countyのBakersfieldまでは現在、Passenger trainは走っていません。Mojave砂漠を北
に進んでいきますと、再び山岳地帯が現れてきます。鉄道は、ここを北西方向にTehachapi pass(テハチャピ峠)を越えて
進んでいます。ここに、前述のループ線"Tehachapi Loop"(google mapにもその名が記載されています)があります。
 図3 迂回路BTahachapi Pass越え

 図4 迂回路CTahachapi Loop

Youtubeには、今回の迂回運転ゆえに可能となった、列車からこのループを撮影した貴重な映像がありました
(→<Amtrak Coast Starlight #14 through the Tehachapi Loop April 28, 2018)。今回の迂回運転のハイライトです。

Tahachapi Passのある山岳地帯を抜けると、すぐにBakersfieldという街に達します。ここからは、OaklandとSacramentoに
向かう郡名がついたAMTRAK(Valofornia)の"San Joaquin"が出ています。
但し、この迂回運転の"Coast Starlight"はその路線を通りませんでした。BakersfiledまではUP/BNSFが同じ線路を走ってきました
が、ここからUPとBNSF路線は分離します。"San Joaquin"はBNSF線でStocktonに向かいますが、う回路として使われたのはUP
線の方でした。

 図5 迂回路DBakersfiled付近

図のようにBakesfieldからAMTRAK "San Joaquin"が使用しているBNSF線は迂回路で使用したUP線より南側にありますが、途中
Fresnoという街で位置が逆転します。

 図6 迂回路EFresono付近

尚、書き遅れましたが、この迂回路に使っているUP線は、今はUPのfreight trainのみが走っていますが、かつてはpassenger
trainを走らせていたと思われます。というのは、BakersfieldのUP線側に昔のdepotと思われるUPの看板がついた建物がある
からです(YouTube映像の中にここを撮影したものがありました)。

さて、この迂回路のUP線は、Lathropという街にあるjunctionにつきます。ここでの仕業が、鉄道ファンにとって、二つ目のハイ
ライトポイントあり、いくつか映像がありました。仕業を含めて下図に示します。

 図6 迂回路FLthrop junctionと仕業

ここには南北の路線が2本あり、東(Bakersfield方面)からやってきた路線は両方とここでjunctionを形成しています。
で、西側の南北線はStocktonを通りCalifornia州の州都Sacramento方面に続いていて、東側の南北線はFremont方面に続いて
います。ですから、Fremont方面からやってきて、このLathropより北方にある街Stockton(San Joaquin countyの郡都)を通り更に
北方のSacramento方面に行くためには、ここで、東側の南北線から西側の南北線に乗り換える必要があります。
San Jose〜Fremont〜Stockton間を走っているpassenger trainの"ACE"はStockton駅が西側の南北線上にあるため、
ここで、線路を乗り換えています(Fremont方面からのNorthoundでは、東側の線路を南からやってきて、渡り線#cを渡り、西に進ん
で次に渡り線#aを西側線に渡り北方向に進んでいき、逆にSouthboundは西側路線を北からやってきて、渡り線#aを渡って東に進み、
渡り線#cで東側の路線に渡り南方向に進んでいっています。

で、この迂回路ですが、東西線と東側の線を乗り換えています。西側南北線とのjanctionとしては、NorthboundもSouthboundも共通
で、図のようにまず、渡り線#bに入ります。その後、機関車最後尾でのback運転で西側の南北線を北に進みます。その後、北の方に
ある渡り線で、渡り線#aに今度は機関車headで入ります。Northboundの時は、東からの線でやってきて、このような仕業で列車方向
を変え、渡り線#cから東側の南北線に入り南方向に進んでいき、Southboundのときは、東側南北線から渡り線#cを通ってやってきた
列車が同じく方向変換し、今度はそのまま東方向に進んでいきます。要するに、このjunctionで列車方向を変えて、東から来ている
路線と、東側南北線とを乗り換えたわけです。尚、YouTube映像ではNorthboundでは運転士、Southboundでは乗務員の交代が図示
の付近でありました。

さて、この先は、NewarkというところにあるWyeまで前述の"ACE"が使用している路線を辿っています。Tracyという街をすぎ、山岳
地帯に入ってAltamont passを越え、Livermore,Pleasantonを通り、Neils渓谷東側沿いを通ってNeils地区を過ぎ、Fremontを通り
抜けてNewarkのWyeまでやってきました。実は、正規ルートは、このNewarkのWyeに東側からやってきて、Fremontを通る逆方向路線
を走り、Neils地区でその路線から離れて北西方向にOakland方面に進んでいます(Oakland Jack Lodon Square駅まで停車しません)
この迂回路線はNewarkのWyeからどうなったかは明確な説明がありませんでしたけど、ここも正規ルートとは異なるルートがOakland
までありますので、多分それを進んだものと推定しています(UPの路線です)。

 図7 迂回路GFremontからNewark付近

この推定線路は、UPがSLのUP#844牽引のheritage trainをOakland方面からStocktonへ走らせたときに使用した路線です。Oaklandか
らすんなりとStocktonに行くのはこの路線しかありません。Oakland付近で正規ルートとの出会いは下図となっています。

 図8 迂回路HOakland推定



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