線路好きが高じてきていますQ('17/9)

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今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメ
リカの鉄道のいわば「紙上旅行」(というか、google map/google earth/YouTube画像での
机上鉄道旅)です。
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線路好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapでアメリカの線路を眺めています。

アメリカ最北部を東から西に走っている豪華旅客列車としてAMTRAK"Empire Builder"
があります。この列車は、Chicago, ILと西海岸にあるSeattle, WA及びPortland, ORとの
間を結んでいるAMTRAKです。

ChicagoはChicago Union Stationの北側ホームから出発していて、北のウイスコンシン州
のMilwaukeeまで北上後、カナダとの国境沿いのミネソタ州、ノースダゴダ州、モンタナ州、
アイダボ州を経て、ワシントン州に入り、Spokane, WAで分岐して、それぞれワシントン州
Seattleとオレゴン州Portlandまで行っています。

アメリカは北部のウイスコンシン州から南部のルイジアナ州までMississippi川が横断し
ていますので、Chicago, ILから西海岸まで行くAMTRAKは全てMississippi川を鉄橋で渡
らざるを得ないのですが、このEmpire Builderは三回もMississippi川を渡り、それだけで
も私にとっては興味深い路線ですが、本稿は西の方の興味深いところについて述べたい
と思います。

一つはSpokane, WAでの分離・連結です。この列車は往復ともSpokane, WA⇔Chicago,
IL間は連結されていますので、Westboundはこの駅で二つに分離、逆にEastboundはこ
の駅で連結されます。この分岐、連結はともにYouTubeに映像がありました。
AMTRAKは基本、貨物列車が主体の鉄道会社の線路を借りていることもあるためか、
単線が多いためかわかりませんが、何時間遅れなんてことがよくあるらしいです。それ
ゆえ、YouTubeにある映像が定例的なものなのかは不明ですが(どうやらこの分離・連結
は夜中ないしは朝方暗いときにやっているようですが、一つだけ大幅遅れ?の影響で、
明るい昼間に行っている映像がありました)、あった映像では、Chicagoから来たWestbound
の列車は前側がSeattle行き、後ろ側がPortland行きとなっているようで、Chicago〜
Spokaneは2機関車(DL)headであり、先頭機関車は切り離されたPortland行きの客車に
連結され、二両目の機関車がそのままSeattle行き客車を牽引して先に出発していくよ
です。逆に、Chicago行きのeastboundの列車は先にPortlandからの列車が着いていて、
その先にSeattleからの列車(機関車+客車)をバックで連結し、先頭にPortlandからけ
ん引してきた機関車を連結するようです。
Spokane駅は1面5線式になっています。アメリカの線路は上下線という区別がないよ
うであり(そこら中に渡り線があります)、AMTRAKの駅もホームのどちらがどちら行き
というのは必ずしも決まっていないみたいですが。たまたまYouTubeで見た映像におい
ては、Westboundは下図の@に入線、EastboundはPortlandからの車両が下図のAに
先にいて(機関車を分離して)、Seattleからの列車が下図のBに入ってから先の線路
合流部からバックで下図Aに入ってきて先に入線していたPortlandからの車両の前に
連結していました。

 図1 Spokane駅線路配線

      (1)Westbound
      (2)Eastbound
      図2 分離・連結

Seattle方面とPortland方面は下図3のように分岐していきます。

 図3 Seattle方面とPortland方面分岐

図の右側の方で分岐していくのは貨物路線です。ちなみにこの線はBNSFの線のようです。

この先、両者とも楽しいところを通ります。
まず、Seattle方面ですが、Ephrata, Wenatchee, Leavenworthを過ぎて山岳地帯に入り
ます。google mapではWenatchee National Forestとあります。ここに、7.8mileという
長いCascade Tunnelがあるのですが、YouTUbe映像を見ますと、なんと東口(Berne付近)
に扉があるというトンネルです。列車が通る時だけ開ける形になっています。開閉装置
が故障したらどうなるのか気になりました。

 図4 Cascade Tunnel East Portion

 図5 Cascade Tunnel

Cascade山のトンネルらしいのですが、google mapにはその山名は記載されていません
のでよくわかりません。中央道の恵那山トンネルみたいに恵那山に設けされているわ
けではないのと同じかもしれませんし・・・

これより西側の停車駅はEverett,Edmondsそして終点Seattleです。

 図6 Everett駅付近

実は広域地図で見ると、SpokaneはSeattleのほぼ東の方にあるのですが、鉄路は北に
迂回しており、Everettを過ぎると西海岸沿いになって南下してSeattle駅には北側から
入線します。当初、完全に勘違いしていました。

次にPortland方面、こちらは、Spokaneの次のPasco駅を過ぎると、コロンビア川という
川を西岸側に渡ります。このコロンビア川は大きな川で、カナダに水源があり、Pasco
の南の方まで南北方向の流れが西方向に大きくカーブして西方向に流れています。そし
てこのEmpire Builderはその北岸沿いに綿々と西方向に走っています。YouTubeにはい
くつもその車窓映像(ところどころでは後方展望も)があり、目に楽しい光景を見させて
貰いました。

 図7 Pasco側でのコロンビア川

この先、Empire Builderはコロンビア川の北岸沿いで綿々と西の方に進んでいます。
上の地図にで黒線で示された鉄路がありますが、これはUPの貨物列車専用路線であり、
コロンビア川の南岸添いを同じく綿々と西の方に進んでいます。なお、Empire Builder
が使用している北岸沿いの鉄路はBNSF線のようです。途中で北岸側⇔南岸側を結ぶ
鉄橋での路線があります。どのような運用になっているかは調べつくしていません。

 図8 北岸側と南岸側を鉄橋で結ぶ鉄路

これはPascoの次の停車駅Wishram駅を出てから先にあります。Wishram駅は小ヤードが
あります。

コロンビア川添いにはもう一つ次の駅White Salmon-Bingen駅というのがあります。

そして、カナダの有名な市と同じ名前のVancouver駅に着きます。この駅を出ますと、
北から来ている路線(AMTRAKはCoast Starlight, Cascade)と出会い合流します。

この先、コロンビア川(North side)⇔ヘイデン島⇔コロンビア川(South side)でオレ
ゴン州に入り、コロンビア スラウ、ウイラメット川を渡ります。この四つの橋は、
みなトラス鉄橋であり、ウイラメット川の橋は昇降式稼働橋、コロンビア川(north
side)の橋はスイング鉄橋となっています。

 図9 コロンビア川を渡ってオレゴン州へ

ウィラメット川を渡りますと東にカーブします。ウイラメット川は図の東方で南に
カーブしており、鉄路も南にカーブしていて、やがてホームが南北方向のPortland
Union駅に到着します。

尚、Empire Builderはここが終点ですが、Coast Starlight(Los Angeles⇔Canadaの
Vancouver),Cascadeはまだ先に進みますが、その線路はこの先でウイラメット川を
東岸に渡ります(ノーススティール橋/道路と鉄道の二段橋)。

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