線路好きが高じてきていますM('17/8)
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今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメ
リカの鉄道のいわば「紙上旅行」(というか、google map/google earth/YouTube画像での
机上鉄道旅)です。
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線路好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapでアメリカの線路を眺めています。
アメリカの長距離旅客列車AMTRAKというのは大半が貨物列車主体の鉄道会社の線路
を借用して運行しているためか、色々調べていると時に、不合理なルートも取らざるを得
ないようです。今回、その典型的なものを一か所発見しました。
Chicago(Illinois)〜Los Angeles(California)間の二つのAMTRAKの一つに"Texas Eagle"
というのがあります。この列車は、San Antonio(Texas)駅まではLos Angeles〜New
Orleans(Luisiana)間の"Sunset Limited"と同じルートを通るのですが、ここからそれとは
分かれて北に進みます。
ところが、google map/google earthを眺めていた時、San Antonioから先に進むルートに
はこのTexas Eagleの進む線路に入り込むところが見当たりませんでした。次の駅から逆
に辿った時、そのまま進む線路とは立体交差してしまっているんです。
当初は、ずっと先のFlatonia(Texas)というところにある平面交差している南北方向路線
への渡り線から入り込むのかと思ったのですが、ここは東にずれすぎていて違うことが
すぐにわかりました。ちなみに、このFlatoniaにはその交差付近に鉄道ファン撮影用の
"Flatonia Railfan Photo Pavillion"という掘っ建て小屋みたいなものが設置されている
のをgoogle map/earth 及びYouTube映像で知りました。アメリカではそんなものがある
んですねぇ。
で、YouTube映像を当たってみて、やっとわかりました。San Antonia駅から北上する時
(Dallas,Chicago方面)、一旦2マイルくらいバックして、そこから北上する線に入る形を
取っているようです。
逆にLos Angeles方向に行くときは、この逆になります。すなわち、この時はバックで、
San Antonia駅に入線してくるということです。
ちなみにこのスイッチバックするところの詳細線路はgoogle earthによれば下記となる
でしょう。
尚、北上する"Texas Eage"の次の駅はSan Marcosです。その後、Austin,Tayler,Temple,
McGregor駅を経てDallas(Texas)に至ります。
('17/8)
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(追記)
YouTube映像を見ていてわかったんですが、どうやらこの"Texas Eagle"とLos Angeles〜
New orleans間の"Sunset Limited"はLos Angeles⇔San Antonioの間は併合運行されて
いるようで、Los Angelesからやってきたこれら併合運転のAMTRAKはSan Antonioで分離、
逆にChicagoからやってきたTexas EagleとNew orleansからやってきたSunset Limitedは
San Antonioで併合されてLos Angelesに向かうという形のようです。
で、日本でも過去にはそういう特急・急行がありましたけど、それらは皆、前の方と後ろ
の方が別々になっていたんですけど、これはちょっと違うんですね。一体分離・併合では
なくて、寝台車の一つともう一つの車両が独立に外されて付け替えられるというややこし
いやり方がなされているようです。
Los Angelesに向かうためのSan Antonioでの併合映像がありました。深夜なんですね。
ホームが片面1線なのにAMTRAK用に2線あるので不思議でしたが、この分離・併合のた
めにあることがわかりました。
YouTube映像で併合は、機関車headで来たから入線してきた"Sunset Limited"はホーム
寄りに入り、南側からバック運転(のはず)で入線してきた"Texas Eagle"がその東側の
線路に入線、機関車の運用は映像が無いので不明ですが、"Texas Eagle"の客車の北側
に機関車を付け替えて、その寝台車一両ともう一両をSunset Limitedの客車の最後尾に
バックで併結、残りは東側の線路をバックで南側に進んで行きますからSunset Limited
の客車の前に併結するものと思われます。機回しが不明ですが、Los Angeles向きでは
入線時は下図だろうと思います。
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Los Angeles行き入線
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YouTubeの解説(⇒Adding the Texas Eagle through cars to the Sunset
Limited in San Antonio)を読むと、図の左側の"Sunset Limited"の客車はそのまましば
らく停車。Texas Eagle側の車両が右側の線路を行き来しています。どうやら、中間にある寝
台車をSunset Limitiedの最後部に連結する作業のようです。
映像では下記が見れています。
Fの客車はずっと停止中のSunset Limited車両の前部に連結されるものと思われます。
機関車はよくわかりません。YouTube映像をいくつか見ると、それぞれ単独路線において
Sunset Limitedは2機関車head、Texas Eagleは1機関車headです。入れ替えに使ってい
るのはどれでしょうか?
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(追記2)
ネットサーフィンしていて知りました。
"Texas Eagle"というのは標準ルート的にはChicago,IL⇔San Antonio,TXだそうです。
で、Los Angeles,CA⇔New Orleans,LAの"Sunset Limited"は周3往復だそうで、その時
だけ、このSunset Limitedに併結されてChicago⇔Los Angeles間となるそうです。
mainのねらいはChicagoとテキサス州を結ぶ路線ということなんでしょうか。
確かに、それとは別にChicago⇔Los Angelesは"Southwest Chief"がありますしね。
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