線路好きが高じてきていますL('17/8)
-------------------------------------------------------------------------
今回もずっとやっている「線路が好き」という私の全てネットから得た情報のヨタ話で、アメ
リカの鉄道のいわば「紙上旅行」(というか、google map/google earth/YouTube画像での
机上鉄道旅)です。
-------------------------------------------------------------------------
線路好きの私は未だに飽きもせず、google earth/mapでアメリカの線路を眺めています。
今回、ロスアンゼレスのUnion Stationから出ている旅客列車を調べていた時、ルイジア
ナ州にある有名な市、ニューオーリンズまでのAMTRAKがあることがわかりました。
アメリカ北端のウイスコンシン州に発し、アメリカを南北に縦断し、南のメキシコ湾に注
ぐ長大なMississippi川の河口付近にニューオーリンズはあります。
で、逆にニューオーリンズ側で調べてみたら、ここのAMTRAKの駅はNew Orleans Passenger
Terminalという駅名がついていて、なんと、ここは、アメリカ第一の都市ニューヨーク、第
二の都市ロスアンゼレス、第三の都市シカゴとの間に毎日、AMTRAKが走っていること
を知りました(先にシカゴからは知っていましたが)。都市間位置関係は下図の通りです。
で、そのAMTRAKですが、以下となっています。
New York⇔New Orleans :
Crescent
Los Angeles⇔new orleans:
Sunset Limited
Chicago⇔New Orleans :
City of New orleans
AMTRAKは主として貨物列車主体の鉄道会社の線路を借りて運行しているため、ルー
ト探査は線路好きの私にとって大変面白いのですが、ここも次の駅までのルートに興
味深いものがありました。それは、ニューオーリンズ近隣が下図のようになっているた
めです。
ニューオーリンズの北には図のように大きな三つの湖があり、南にはMississippi川が
あります。ニューヨークやシカゴに行くにはこれらの湖がネックポイントですし、ロスア
ンゼレスに行くSunset Limitedの次の駅、SchirieverはMississippi川を南側に渡る必
要があります。New Orleans Passenger Terminalは下図のMississippi川に面した北側
地区にあるからです。
そして、New Orleans Passenger Terminalは下図のように西北方向に出ている行き止ま
りホームの駅です。
New Orleans Passenger Terminal
したがって、方向の異なる三つのAMTRAKはどこかで分かれていくことになります。
とりあえずしばらくは3本とも同じところを走るのですが、まず上の駅の線路図で一つ
に合流しますけど、すぐに分岐します。高速道路が沢山あるため、google earthでは
わかりにくいのですが、幸い、YouTubeにCity of New orleansの駅を出てから次の駅
までの後方展望(客車列車で機関車headのため)映像があり、分岐はよくわかります。
三本とも出発時は下図の赤線で示した線路を進みます。
駅を出てすぐの分岐
「出発線は」と書いたのは、このNew Orleansからの三本のAMTRAKは行き止まり駅
であるNew Orleans Passenger Terminalには必ずバック入線し、機関車headで出発
していくからであり、往復とも必ず機関車headですからNew Orleans行きでやってき
た列車はどこかで向きを変えていることになります。その場所がgoogle earthを見る
とちゃんと存在しています。
駅にバック入線するための線路
上図の緑色線の南側東西はAMTRAKの基地(線路図省略)になっています。図の路
線(出発線:赤色、到着線:緑色)は単線ですが、ここはAMTRAK専用線路となって
いますので問題ないのでしょう。
上の図の先では、しばらく左手高速道路に沿って北西方向に走っていますが、や
がて高速道路の下で下図のように二つに分岐します。
CresentとSunset Limited,City of New Orileans分岐
New York行のCrescentはこの先、下図のように、南西から北東に向かう貨物列
車線路に合流します。そして、ボーチャートレーン湖とボーン湖の間を北東側に
通り抜けて進んで行っています。
Cresentは貨物列車線にここで合流します
さて、Sunset LimitedとCity of New orleansは青線のようにまだAMTRAK専用線
を北北西さらには西方向に進んで行きますが、この先が私には興味深いです。
まず下図のようになんと南側にカーブします(New Orleans郊外)。
AMTRAK(専用線路)はここで南方向にカーブします
少し走ってから西方向にカーブします。
AMTRAK(専用線路)はここで西方向にカーブします
やがて、南側に貨物線が近づいてきて、いよいよAMTRAK専用線は終わります。
AMTRAK専用線終わり
Sunset LimitedとCity of New Orleansが分かれていきます。このSunset Limited
の別れ方が面白いです。
Sunset LimitedとCity of New Orleansの分岐
City of New orleansはこの先、西から西北方向にどんどん進み、やがて北方向に
進路を取って、モールパ湖とボンチャートレーン湖の間を抜けて北に進んでいま
す。
一方、Sunset Limitedはこのさき南東に進んで、ミシシッピ川を南岸に渡り、再び
西方向にカーブして進んで行っています。
ミシシッピ川を渡る
この先、ヤードがあり、下図のように進んでいるようです。
ヤードに入る
尚、Sunset Limitedはヒューストンを通り、やがて、シカゴ⇔ロスアンゼレス間
を走っている二つのAMTRAKのうちの一つTexas Eagleが走る路線と合流した
路線に入り、そこから先はLos Angelesまで同じ線路を走っています。
------------------------------------------------------
(追記'17/8/21)
◎誤解していて珍しいところを見落としていました。それはNew York行の
"Cresecnt"のルートで、結論を先に云いますと、下の地図のように、なんと
ボンチャトレーン湖の中に横断する長い「突堤」みたいなものが設けられ、
ここを北岸まで単線レールで走っていることをYou Tube映像で知りました。
下図の東の方の狭い水路上を渡っているのではなかったということです。
それで、このCresentだけはNew Orleans Passenger Terminalからのニュー
オーリンズ市内のriding映像は見つけられませんでしたが、路線は推測でき
ました。上の方にある貨物線と合流して以降、このボンチャートレーン湖を
渡るところまでの路線は下記と思われます。
◎Sunset Limitedですが、前述の先に面白い分岐点があるのを書き落として
しまいました。このあと、ヤードに入り南端を進んで行きます。
ヤードを過ぎ、次のようにずっと南側にいた線路が単線になって進んだ先に
渡り線で入り込み、この後、本線と離れて行きます。
('17/8)
戻る