線路好きが高じてきていますE(’15/10)


まだまだ米国の線路網をgoogle map/google earth/street view及びYouTUbe映像で楽しんでい
ますが、ここ最近はChicago及びその周辺を眺めています。というのは、ここは線路網がすざま
しく線路と地図好きの私には実に興味深いからです。

そこかしこに、diamond crossingのあるjunctionがあり、"Chicago freight trains"でYouTube検索
しますと、そういうjunciton映像がいくつもヒットします。でただ、YouTube映像はjunction名が記
載されていますけど、そういう名称はgoogle mapには記載されていませんから、映像から場所
同定をせざるをえません。
一番参考になるのは、旅客列車が写っている場合です。AmtrakとかChicago周辺ならMetraな
どが参考になります。これらは、どこかに駅マークがあり、マウスをそのマークに合わせると路
線がある程度わかるからです。AmtrakならChicago Unuion Station発ですから、そこからも線路
辿っての同定がしやすいというわけです。

で、最近、YouTUbeにあるChicago周辺のjunction映像を見ましたら、Amtrakが写っていました。
そして、そのAmtrakは"Lincoln Service"(to St. Louis,MO)であることがわかりました。
最初誤解していたのですが、この"Lincoln"はIllinois州の方の市だそうで、Amtrak"Calfornia
Zephyr"が通るNevraska州のLincoln市ではありません。これは主としてIllinois州内サービスの
Amtrakであり、前に触れたMississippi川東岸の街Quincy行のIllinois Zephyur等と同じく、両端
機関車(Push & Pull)のもので、大陸横断用のような2階建てではありません。
ちなみに終点のSt. Louis市はMisssissippi川とMIsouri川が合流する付近にあるようですね。
最後の最後にMisssippi川を渡ってSt. Louis駅につく形になっています。

junctionの一つは、Chicago Union Stationを出て南下し、South Branch Chicago Riverを渡って
すぐのところで、上記の"Lincoln Srevice"は橋を渡った南側すぐのところで西方に分岐していく
線路を走っていきます。ちなみに、この橋、映像で鉄塔のような形していて何かと思いましたら、
舟を通すため、上下に動くためのものであることがYouTube映像でわかりました。buisy lineだそ
うなのに、そういう路線にこんなのがあるんですねぇ・・日本では近場の四日市市の貨物専用の
臨港線にあるくらいですけどね。

ここはYouTubeによれば、"Anton junction"というところだそうで、下図のように、南下する直進
線路と、川の南側を北東から南西に向かう線路とdiamond crossingを形成しています。
    Anton junction

(⇒Chicago Terminal Series: 21st Street Crossing
"Orange Line"とあるのは、高架の高速専用鉄道のようで、他に"Green Line""Red Line"というの
があるようです。

さて、このAmtrak"Lincoln Service"の線は、この先の方でOrange lineともども、南側に高速道路
が接近して並行で南西方向に進みますが、Orange lineのAshland駅西側で二つに分岐しています。
Amtrak"Lincoln Service"は高速道路をくぐって南西側方向に進み、やがて西方向となって、高速
道路南側沿いになります(この付近では高速道路の南北両側に線路があります)。
そして、やがて、南北線路とdiamond crossingを形成した下図のjunctionがあります。

更に進むと、下図のようなjunctionが現れます。ここはYouTUbeに映像があり、どうやら、
"Nerska and Lemoyne junction"というらしいのですが、どちらがどちらかわかりません(^^;
    Nerska and Lemoyne junction?

(⇒Chicago Terminal Series: Nerska/Lemoyne Crossing

尚、"Lincoln Service"はRiding映像がありました(⇒Train Trip Chicago to St.Louis
上記の通過するjunctionの映像があります。diamond crossingはやはり通過音があります。

ところで、調べてみましたら、Amtrakの"Illinois Service"というのは上記2路線のほかにもう一
つあることがわかりました。Illini Srevice/Saluki(to Carbondale,IL)というものです。
で、Lincoln Serviceの更に南東部の路線のため、先の橋から南へ直進する線路から分岐する
ものかと思ったんですが、全然見当はずれでした(^^;
しかし、路線図見て、「きょろきょろ状態」に・・・。どうやってそこに行くの??と。
というのは、Amtrakですから、間違いなく、Chicago Union Stationから出発するのですが、その
南側に展開されているヤードを直角に高架で跨ぐ東西の線路があるのですが、なんと、その線
路の東側の方に進むのです。しかし、google map/google earthを眺めても、そのヤードからは
東向きにその高架線路に直接登る渡り線などないんです・・・。考えに考えて、ひょっとすると
と・・・Chicago Union Stationから出てきてヤードで広がる線路は、上記高架線路の北方で、
西側に分岐する線路群があります。Amtrak"California Zephyr"、"South Chief"、"Illinois
Zephyr"などや、Metla BFSNなどがこちらに分岐する側に分かれていくのですが、西側の方で、
上記高架線路と同じ高さになるんですね。で、よく見ましたら両者に渡り線がありました。
で、両機関車方式だから、ここでスッチバックするのではないかと推測しました。
そうしましたら、ちゃんとYouTubeに映像があり、私の推定が大正解でした(^◇^)
しかし、既存の貨物線路借用のためとはいえ、面倒なことしているんですねぇ。驚きました。

YouTube映像は⇒Amtrak 391 "Saluki" Chicago to Mattoon, IL TIMELAPSE

実に私的には面白いです。

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