施餓鬼行事に参加して('19/8)
毎年8月には、檀家になっているお寺で「施餓鬼」という行事が挙行され、今年も8/11に参加してきました。
お寺は臨済宗系のお寺です。もうリタイアしましたが、家庭の事情があって、まだ名古屋在住で、朝早いと、
一時間強で行けるのですが、最近年取ってしまったためか、運転が辛くなり、なかなか帰郷しませんので、
ま、自分自身を強制的に行かせる行事ではあります。日帰りですが。
もう長い間。正座どころか坐ることが苦痛になってしまった私にとって、椅子に坐ってのもので本当に助
かります。ただ、暑い夏の真っ盛り。本堂の南側と西側を凡て開けっ放しされていますが、扇風機のそば
にいたのですけど、暑かったです(^^;
行事は、午前10時から始まり、約2時間程挙行され、その後、食事−うちの田舎では「おとき」と称してい
る粗食の精進料理で、固定的であり、茄子の煮付け、酢の物、茄子が入った卵のお吸い物などです。
さて、行事なんですが、実は、謂れとかなんでそれをやっているのかまるで知らないまま参加してます(^^;
僧侶と装置は下図のように配置されています。
参加のお坊さんは全8人です。禅宗寺ですので、うちの田舎では、住職は、『おっさま』と呼んでいます。
6人の坊さんは、同じ系列のお寺から来ている方々で、会い向かいの二人は同じ楽器?を鳴らします。
お経を読みながら、鉦;「ちん」⇒太鼓;「どん」⇒シンバル;「ジャン」の順に繰り返されます。
いつもはぼんやりしていたのですが、今回、少し観察してみました。一連の動作の1クールが6回繰り返
される(これはうちのお寺の檀家数の関係)ことがわかりました。
図のAのところに複数枚の縦長のそれぞれの家ごとに文字が書かれた木札?を嵌め、お経が詠まれて
いるうちに、おっさまが、何かをされる→Bのところでまた何かをされる→「ちん、どん、しゃん」がこの順
で繰り返し鳴らされる→おっさまが、Bのところで「水かけ行事」→6人の僧侶が同じ「水かけ行事」→
→指名された檀家が同じ「水かけ行事」→Aの木札が外され、水かけ行事した檀家が読み上げられ、そ
の後幹事からそれを貰う、これが1クールです。確か昨年までは「水かけ行事」後、仏間で焼香をしたはず
でしたが、今年は、先に坐っている順番で一度「水かけ行事」→仏間で焼香をやって、上の1クールでは、
仏間の焼香は省略されました。但し、「水かけ行事」は2回やったことになります。
聞くに聞けず、よくわからないのは「水かけ行事」です。Bのところで竹の枝みたいなものを甕の水につけ
て拵えてあるところの前にその水をかけるというものです。坊さんのやり方を見てましたら、1回の人と、
2回の人がいてこれもどちらが正規なのかわかりませんでした。その拵えてある右奥側に束ねて竹棒に
紙のひらひらをつけたもの−どうやら植物を模したものらしい−を前述の木札?と一緒に貰います。
調べてみたら、正式にはこれは毎年8月11日に行われる行事だそうですが、うちのお寺は住職が先代も
そうでしたけど、勤めていたため、前は八月第二日曜日でした。
暑い為か、今年はいつもより檀家参加者が少なかったような・・・
('19/8)
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