読書の仕方('19/5)


私は好きな科学(近年ではかなり不信感を抱くようになりましたけれども)の専門書を繙くときは、word文書
ファイルを造ってそこにメモを書き込んだりしているのですが、小説類を読む時はそんなことは勿論したり
しませんでした。

しかるに、最近では図書館から借りてきて読むことが多くなり、たまたま、自分の蔵書を再度読み返そうと
したら、厚すぎる本が何度も読んでいたためか壊れてしまい、途中がばっさり抜けて、整理の悪い私ゆえ、
その部分がどこかに紛れ込んでしまっていました。そうなるとそこがまた読みたい、となり・・・

そこで、どうしようかと思案の末、図書館に同じ本があったため、借りてきたとき、ふと思いついて、その抜
け落ちてしまった部分をword文書で書き込むことにしたのでした。実際にやってみて、いかに大変かがわ
かりました。その小説は、実に多くの難しい方の漢字が使われルビが多々つけられているのですけど、当
て字(カタカナ読みのものなど)も多く、更には、漢字で書いたり平仮名でかいたり、場所で違う漢字が使
用されていたり、と。じっくり一字一字見て行かないと、オリジナルのままにはできない・・・と。
難しい漢字は、手書き入力検索で調べるのですけど、もう老眼でもありますので、画数が多いのは見えに
くくて苦労しています(^^;

そうなりますと、必然的に、私の常である(^^;「読み飛ばし」などは到底できない・・・
その結果、いかに細かい所で重要なところを読み飛ばしていたかということに今更ながら気がついてしま
いました(^^;

ちなみに、wordでやっているのは、ルビもつけられますし、アンダーラインとか蛍光ペン裏塗りとかそうい
うのが自由にできるゆえであり、あとからその文書を読んだときに、そこが強調され、忘れてしまう前の方
の細かい所がメモ的にわかるというメリットゆえです。

大変面倒で時間もかかるため、長く連続しては飽きてしまってできないのですが、好きなミステリーのうち
複数回読み返したようなものに絞って、この方法を試み始めています。ま、こんな方法で読むと、一冊読む
のに相当日数がかかりますけどね。

ま、地名が出てくると、地図が好きな私は、すぐgoogle map/goolearthを参照し、その文書にコピー挿入ま
でしたりもしています。広域図と詳細地図とを。また、知らないような語彙がでてきますとgoogleなどで調
べ、これも挿入したりしています。

こんな「書く」という余計な行為を伴うような、へんてこな読書をしていますと、過去何度読んでも気がつか
なかったようなつっこみどころをいくつも発見するようになりました。面白いです。いつかミステリーファン

のコーナーにアップしようと今、少しずつ書き溜めているものもあります。

('19/5)

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