日本の鉱山って・・・('16/4)


ふと思いついて調べて見たら・・・
やっぱり、日本の鉱山って、石炭炭鉱の消滅どころから、大半の鉱山はすでにかな
り以前に閉山になっているのですねぇ。
私が中学の頃は社会の時間(地理関係)では、色々な当時の有名鉱山の名前とそ
こで掘られている主要産出物を覚えさせられ、テストに出たものでしたが・・・

私の実家のある岐阜県では亜鉛・鉛の神岡鉱山というのがありました。もう昭和
48年頃に閉山になったそうですが。今では、その鉱山跡を利用してカミオカンデと
いうニュートリノ観測で有名になった観測設備がありますね。
その流れ出す汚水が下流の富山県側に「イタイイタイ病」を引き起こし、経営悪化も
閉山に繋がった一つの理由だそうですが、ここだけでなく他もほとんどが閉山になっ
たのは、昔、国際的な円高化圧力があって、輸入品に太刀打ちできなくなったことが
その大きな理由だそうですね。そういえば、1970年代、私が新婚旅行でハワイに行っ
た頃(初の海外でした)、1ドル300円越えでしたからねぇ。当時は、持ち出し所持金
は1000ドル/人以下という制約さえありました。

その鉱山の多くは、運搬のために鉄道が使われたのですが、閉山に伴い廃線化し
たところも多いですね。前述の神岡は国鉄時代、神岡線というのがあり、JR移行後
は第三セクターの神岡鉄道というのがやっていましたが、これも結局、廃線化してし
まいましたね。

今、鉱山で残っているのは、主に石灰岩鉱山くらいのようです。この近くでは、岐阜
県の赤阪(現・大垣市)、本巣市、三重県の藤原(現・いなべ市)などがあります。

だ調べたところ、石炭ですが、現在は全輸入で、オーストラリアからの輸入が圧倒
的そうですね。あちらは露天掘りだからコスト的に太刀打ちできなかったのですけ
ど、どうやら、石炭の質も日本で産出していたものは少し劣るものだったとか。これ
は知りませんでした。

ところで、日本は資源に乏しいとずっと言われて来たのですが、実際には、海洋国
家であり、資源の種類で見れば実に色々と眠っているそうです。ただ、産出コスト
の点でペイしないためにやらないだけということのようですね。

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