ループ線ってまだあるんですねぇ(2)(@_@;)
上越線調べたついでにループ線について調べてみました。
日本国内では上越線以外二つの路線に現存しているようですね。
一つはわずかにあるそうだという知識だけありましたが、もう一つはそこ何回も利用し
たのに今の今まで全然知りませんでした(^_^;)。
前者は九州の肥薩線の大畑ループとして知られているもので、
後者はなんと北陸
本線の敦賀の手前にあるそうで、鳩原ループというものだそうです。
両方地形図を調べてみました。
まずは肥薩線の大畑ループ。ここはこの大畑(おこば)駅でスイッチバックがあるので、
スイッチバック+ループという国内唯一の場所だそうです。

YouTubeに映像や写真説明がありましたので、大畑駅でのスイッチバックがよく理解でき
ました(^◇^)。
下り(人吉側から来るとき)の場合、まずは大畑駅ホームの南側に到着します。次に、
バックでスイッチバック線路に入り込みます(ポイントがあります)。
そしてループ側と駅方向線路のポイントをループ線側切り替えてループ線に入り、左回
りに回って次の矢岳駅方向に進みます。
上り(南の矢岳側から来る時)の場合、まずはループ線を右回りに回ってスイッチバック
線路に前向きに突っ込みます。そしてループ側と駅方向線路のポイントを駅側に切り替え
てバックでホームの北側に入ります。
次にスイッチバック側と横平トンネル側のポイントを横平トンネル側に切り替えて進んで
行きます。
ちなみにこの肥薩線は大畑駅の次の次の真幸駅にもスイッチバックがあるようです。
この肥薩線、かつては鹿児島本線の一部だったらしいですね。映像みていますと、線路に
草があったりしてすごい路線のようですが・・・。尚、肥薩線には特急列車が走っている
ようですがスイッチバック駅が二つとループがある人吉~吉松(間の駅は大畑、矢岳、真
幸)間には現在ないようです。ただし、鉄道遺産を売り物にしようと愛称名がついた普通
観光列車が時刻表では2往復ありますね。「いさぶろう」「しんぺい」号という名の。
さて、最後に鳩原ループ。
これは他のループがSL時代の戦前に作られたものに対して、なんと昭和34年に作られ
たものだそうです。もともと疋田~敦賀間は20パーミルもの急勾配が続き複線化のときに
緩和策を考えて結局、長大トンネルではなくループ式としたものだそうです。

これは本当に全然知りませんでした(^_^;)。ちなみにループに入る下り線と上り線が交差し
ているところは上り線が上部に位置しています。
急こう配というのは列車にとっては過酷ですが、鉄道好きにとってはこういうのが今でもあ
るということで無責任ですけど実におもしろいです(^◇^)。
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