刑事・鳴沢了シリーズは面白い(’11/5)
これは堂場舜一という方の作品で今まで10巻出ているようで、かなりのものを
読みました。
前の方の項で書いたはずですが、最近、警察小説が人気なのか、書店で色々
と平積みされてますね。これもその一つでつい最近、2作目がドラマ放映され
ました。主人公の方、私的には原作のイメージぴったりです(^◇^)。
親子三代の刑事(祖父は仏の鳴沢と言われ警察署長で定年を迎え、父親は
鬼の鳴沢と言われ県警刑事部長まで上り詰めた)で刑事になるために生まれ
て来たような男で、罪を許さないというすごく四角四面なところがあり、疎まれ
て警察署を転々としている虎狼の刑事という30歳の刑事という役どころです。
いつも危険をわざわざ呼びよせている感があり、あわやでもなんとか生き延び
てというまさに小説の主人公ですが、私は自分にないこういう主人公は意外に
好きなんですね。ま、疎まれながらもなぜか助けになる仲間が・・・
ずっと一緒の警察仲間はいないのですが、それでもちゃんと話的には続いてい
る(事件は巻ごとに完結しますけどね)し、魅力的な仲間が出てきます。
やりすぎるために疎まれ、後では退職して探偵業になる美人女性刑事小野寺冴、
彼女とは犬猿の中の後で退職して家業のお寺を継ぐ大食漢で体重150kgの今、
とか、最初にいた新潟県警(鳴沢はある事件で一旦警察を退職し、結局、自分
は刑事のために生まれて来たと悟って東京で警視庁に入りなおしたという設定)
時代の新人刑事で、鳴沢に共感を覚え、その後成長して鳴沢がまだ平刑事なの
に警部補に出世し、たまたま研修で警察大学校に来ているときに鳴沢の援助を
する若い刑事大西海などなど魅力的な脇役が出てきます。
私はテレビドラマでも映画でもそうなんですが、『魅力的な脇役』というのがすごく
好きなんですね。こういう方達がいるからこそ主人公がより光ります。
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ドラマでもアニメでも魅力的な「脇役」っていますよね。
アニメでいいますと、私の好みの『甲殻機動隊』に出てくるバトー。主人公の
草薙素子も極めて魅力的ですがバトーやその他の仲間達も皆魅力的です。
警察ドラマでも魅力的な脇役演じられている方達がおられますね。私は寺島進さん
なんかが好みのお一人です。
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