お雑煮(’11/1)


私の田舎の方のお雑煮は非常に簡素なものです。

四角のおもちと正月菜をすまし汁で煮たものにかつを節をかけただけ。
でも、私は実にこの簡素な「お雑煮」が大好きです。名前の如く具の多いのは私に
は合いません。「正月菜」というのは「小松菜」の一種か、名古屋でも正月だけこの
名前の菜っ葉が売られます。

この菜を餅と一緒に食べると餅がのどにつまらないとよく子供のころから言われ続
けました。かつをは昔は引き出しがついたカンナを逆にしたものが上についている
直方体の箱で鰹節を削ったものでしたが、今は小分けした袋入りのかつを削り節
が売られており便利ですよね。1杯に一袋分をかけます。尚、やっこ豆腐も私は
これです。

昔は6〜7個/1食食べられたのですが、最近ではせいぜい4個でおなか一杯です。
ですから、昔祖母がよく言ってきた近所のおじいさんたちの話「正月の朝に一度
に30個食べてそのかわり後は一日中何も食べない」というのは未だに信じられ
ません(^_^;)

ところでおせちで私の好きなのは黒豆です。昔、祖母が健在のころは祖母が半日
かけてこんろで煮てました。そして豆と紫色の出し汁をご飯にのせて食べるのが
あまり汁がない出来合い品でもおいしいです。今年は比較的おいしいのを見付け
ました。

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