わずか500m強に8年以上?(’09/7)
名古屋市内の県道に県道29号八熊線(弥富名古屋線)というのがあります。
この県道は名古屋市昭和区の檀渓通4丁目という県道30号線との交差点か
ら西に伸び、熱田区、中川区を経て、お隣の海部郡蟹江町を通り愛西市まで
繋がっています。
さて、題名なんですが、この道路、実は昨年4月までどうやら8年以上、中川
区内でわずか約500m強が分断されていました。以前、地図を見ていて物好
きにも程がありますがどうなっているかわざわざ見に行ったことがありました。
当時この分断区間は地図では下図の灰色部のような感じでした。
で、わざわざ見に行った結果、新川に架かる榎光橋を渡った先、近鉄ガード下
までは道路工事は終わっていた(舗装まではされておらず)のですがそこから
西のほうの住宅地までの間は田畑があって全く工事はされていませんでした。
田畑では農作業をされていましたからこりゃまだ当分ここで分断されたままだ
なぁと感じた覚えがあります。そのときの未舗装で放置されていた道の写真が
ありましたので貼り付けて置きます。上は近鉄名古屋線です。
開通前の頃
距離にして本当に目と鼻の先くらいの区間でしたけどね。
その頃も今もですが地図によりますと榎光橋の東の方、庄内川を新前田橋で
西側に渡って中川区前田西町地区に入ってすぐに北側に向う細い道が近鉄を
くぐってから西方向にカーブし中川区伏屋から新川伏屋橋で渡り中川区戸田
西地区で合流する道にも県道29号の記載がありますので元々はこの大きく北
に迂回している方が旧道で、それを直線で結ぼうとしたのがこの道みたいで
しく作られた計画道なんでしょうね。だから県道29号自体が分断されていたの
ではないようです。
旧道ですけど道だけ見ると何か不自然に急に北のほうにカーブして迂回して
いるんですけど、元々道が先にあったのかそれとも集落がそちらにあってそ
れでこのような形になっているのか私にはわかりませんが、後者の方なんで
しょうね。多分。通常しばらくはバイパス扱いで両方同じ路線名になってい
ますけどそのうち旧道は市道に格下げになるんでしょうね。
それにしても住居立ち退きなどでの問題かと思いましたが、そこだけあるそれ
ほど広くはない田畑部分でしたので地主の抵抗だろなぁと思いました。
しかし、今年改定されて久し振りに買いました地図見ましたら接続されている
ではありませんか。「えっ、いつのまに?」ってな感じでネット調べましたら昨年
(2008年)4月開通したとか。
やっと地主さんが折れたんでしょうかねぇ。わずか500mちょいだけだったとか。
で、天気がよくなくて予定していたところへ行くのをやめて暇になったため、また
物好きにもわざわざその部分を見に行ってきました(^_^;)。
500m程度ですからあっという間に過ぎてしまいましたが(今度は車)、前に歩い
て見た光景と何かやはり違っていました。
新しく道が開通するとなぜかすぐに前からあったようなイメージになってしまう
気がします。くねくねとしていた道にまっすぐのバイパスが出来るからかもしれ
ませんね。
それにしてもここは同じ市内なのに東の果ての方の我家からは遠かった(^_^;)
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