ミスキャストでは?(’09/7)
「こち亀実写版」の話題をネットで目にしました。で、驚いたというかあきれた
というか・・・あの両ちゃん役が香取慎吾君だなんて・・・全然ちゃうじゃない
ですかぁ。アニメの声優のラサール石井さんならまだしもね。
いくら原作の登場人物を出しているといっても原作と全くイメージのかけ離れた
人を使うなんてどういう考え方でしょうかねぇ。ま、私は見ませんが。
私は読んだものを見るということも多々あり、何度も読み返したものはイメージ
を自分の中で作ってしまっています。
ですからイメージに合わない役者がやると実に違和感が湧いてしまってそれだけ
でがっかりしてしまうこともよくあります。砂の器の今西刑事はその典型的なも
のでしたけどね(^_^;)。
実はこの砂の器は私、10回以上も読み返した一冊です。で、犯人の犯行動機とい
うものから興味を持ったものじゃないのでこういう読者もいるということで(^_^;)
今西刑事と彼の家庭描写、途中まで別の人がうたがわれるような原作の展開など
が好みだったということでした。しかし、長編小説を短い時間に入れ込まなけれ
ばならないし映画の売りの1つがヒロインですということからか、映画・ドラマ
共今西刑事の家庭描写はばっさり切られ、仲代達也さんのときなど完全に変えて
しまってありました。いずれも途中まで犯人と目される描写がある人物は完全に
neglectされていました。それとこれだけは自分の勝手な思い込みだったんです
が捜査撹乱のために東北亀田地区をうろついた人物が寝そべっていた川とその寝
ころがっていた場所は映画では全然思いも寄らぬものでした(←これは私の完全
な妄想間違いだったでしょうが(^_^;))。そういうこともあって実は少々がっか
りしたものです。尚、こんなのは私だけでしょうが、当時私の中で今西刑事役は
丹波哲郎さんのようなはでな方ではなくもっと地味な方がイメージとしてありま
した。昔放映されていた七人の刑事でハンチングかぶった部長刑事役の芦田伸介
さんが私のイメージだったんですがねぇ。
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