ネット人格


このコーナーは、もう一つのコーナー(現代科学へのいちゃもん)ともども、「言いたい放題」の
コーナーの一つですが、実はタイトルとは裏腹に、本当の言いたいことの1/100も書いていま
せん。ネット上に書くという事は、自分だけの記録ではなく、広大な電脳空間にそれが広がる
ことを十分自覚しているからです。

ですから、見てもらえばわかるのですけど、決して批判相手の名前はずばり出していません
し批判対象のブログ・サイトは名前もほとんど明記しませんしリンク等もしておりません。
それはこのコーナーを開設するとき、自分自身に誓った歯止め事項でした。

自分で作り、自分で運営し、かつ匿名でやっている(スパムが来てしまったこともあって、メール
アドレスも抹消して記載していません)個人サイトですけど、それでも自己を律しているつもり
です(大した情報もない自己満足HPですけどね)。

しかし、インターネットサーフィンしていますと、広大な電脳空間にそれが広がることを自覚し
ていて、確信的にされているのか、あまりそういうことを気にせずにやっていらっしゃるのか、
そこは私にはわかりませんが、本当に「言いたい放題」書かれているサイト・ブログが多々あ
り驚いてしまいます。よく、ブログとかtwitterとか大荒れになって記事抹消とか閉鎖とかがあ
るのですけど、そういう風になることを予想して確信的にされているのか、な〜んにも考えず
にしてしまったのか・・・大荒れに荒れた挙句、謝罪して抹消・閉鎖されたりする方達も見受
けられるのですが、そういうのはまず後者でしょうね。

バカッタなどと揶揄されたりするTwitterなんてのは気楽に書いてしまうのだろうと思うのです
が実名のFace Bookなどでそれがあると「なんだかなぁ」と思ってしまったりします。
ま、例によって、私が最も嫌っている「ダブルスタンダード」も横行しているようですけど。

で、この項で言いたかったことは、ネット上での言説に覚悟と矜持、責任感を有している方が
どれだけいるかということです。匿名だからといっても馬鹿なこと書いていれば、それが地位
のある人だと特定されて必ずさらされてしまう世の中です。そういうことを知っていてあえて
されているとはとても思えないんですね。

つい最近、ある個人ブログの記事で、そのブログ主さんをご自分のブログであほ呼ばわりし
た輩がいたらしく、件のブログ主さんは「乱暴者」と書かれ、その上で色々リンクを辿って、
それを書いた人を特定し名前と職業を暴露されて批判されていました。
で、それを読んだ他の方が調べて、その輩の顔写真と履歴まで暴露されていました。
なんと、その輩は「69歳の大学教授」なんですねぇ。
偶々、件のブログ主さんが、批判的にウオッチングしているあるブログ会議室にそれを喜々
として引用した輩がいて知ったらしいのですが。知らないところで「乱暴」にも悪口を書かれ
たという一応被害者ゆえ、ふと思いついて発言者のプライバシーを調べたようです。
こういう、一般下々のブログ主を勝手な所であほう呼ばわりするなら、自分自身にその因果
はかえって来ることに気が付かないなんて情けないというか・・・見事にご自分の品位品格
を落とされていますよね。ネット人格っていうやつですが、尻抜けしているところがお間抜け
ですなぁ。ちなみに便乗して調べて顔写真・履歴まだ暴露されている方は、本名を名乗り自
分の写真もさらされておられますので、覚悟と矜持を持たれていて確信的に批判をされてお
られるのは間違いないでしょう。

「匿名」だからとか知られないだろうとか高を括っていても、例えば反社会的犯罪的書き込
みなどすれば、すぐに通報され、特定されて御用になりますから、そんな甘くはありません。
反社会的犯罪的書き込みでなくても、名指しで悪口言えばこういう目に合うという訳です。
一定の地位のある人は自制すべきなのに、こういうお間抜けな輩もいるんですよねぇ。驚き
ました。

私は1996年春にパソコン通信というのに突然興味を示して、2000年の初めまで二つも参
加していて、書き込みなどもしばしばしていた輩で、ネットでの発言というものの意義という
か怖さも経験してきました。だからこそ、安易な気持ちでは書いていません。
                            ('16/9)

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