人間として<大津いじめ自殺事件(:_;)(-_-メ)(’12/7)


ネットで次々に炎上状態で、テレビでも取り上げられ、大きな社会問題化
している大津の中学生「いじめ」自殺事件。どういう収拾が図られるのか
わかりませんが、やっと山が動き出したようですね。
県警がどうやら「前代未聞」らしい中学校・市教委強制立ち入り調査した
ようですね。同じ県内で最近発生したこういう最早、「いじめ」などではな
く「犯罪」を摘発した経験者も参加されているという「専従チーム」で動き
出したそうですが・・・。

しかし、新聞にはタイトルの割に情報が抑えられて少ないのですが、それ
だけでも理不尽なことには我慢できない私は他人事ながらはらわたが煮
えくりかえっているのですけど、ネット見たらそんな私の怒りに油を注ぐよ
うな情報が次から次からと呆れかえるくらい・・・。ガゼもあると思いますけ
ど・・・

ここの教育関係者って、本当にまぁ、ようもようもネットに所謂「燃料」投下
し続けられるなぁと呆れ果てています。
私が悲しいのは、子供を預かっている教育行政に全く「人間」視線が見え
ないことです(:_;)。教育者以前の「大人の人間」としての感情がどこからも
見えてこないことです。見えてくるのは「責任逃れ」ばかり・・・(;一_一)

一番の驚きは、学校側が慌てて開いた保護者説明会状況。「これ、なん
なんだ?(-_-メ)」。自分の学校の生徒が一人、自殺に追いやられた事実
をどう感じているのでしょうか?どう考えても単なる「アリバイ作り」「ガス
抜き」で開催したとしか思えません(-_-メ)。

これは新聞にもありましたが、質疑応答に入るところで、他の親から「人
一人死んでいるのに黙祷がさきやろ」というような趣旨の意見が出て
やっと黙祷がなされたとありました。ところがネット見たら、なんと、学校
側は最初座ったままで黙祷しようとしたらしく再び非難され立ってやっと
の黙祷になったそうです。昨年の自殺後になされたという説明会で学校
側がどうであったのか情報はありませんが(加害者側の一人の母親が、
大反発したそうですが)、こんなに大騒ぎになってもこういう態度というの
は教育者という前にその人間性を疑いますね(-_-メ)。自殺した生徒は
浮かばれませんし、親御さんも救われない気になられていると思います。
普通は単にポーズだけでも保護者側から指摘される以前に自発的にな
されてしかるべきなのに・・・。これじゃぁ、自殺した生徒が自殺するしか
辛い現実からの逃避ができないと絶望的になった気持ちがわかります。
この学校には教育者としての責任も人間としての優しさも全然見受けら
れないからです。あるのは、責任回避したい気持ちだけ・・・。だから
こんな人間として当たり前のことも思いつかないのでしょうね。
驚いたのは、被害者の親御さんが、黙祷へのお礼と「お騒がせして申し
わけありません」と謝罪されたことです。学校側ではなくて・・・
民事訴訟も面談されて、同じく子供をいじめ自殺で亡くされているNGO
のリーダーの方の薦めによるものだったようです。全然、所謂「モンペ」
ではなくよく我慢されているとお気の毒になります。

で、先の保護者会、担任は校長指示(校長が自分で指示したと)で欠席。
保護者会からの質問へのまともな答え一つなく予定時間を1時間も越える
大荒れ状態だったそうです。頭にきて途中退場した人が「滋賀県の恥だ」
と言って退席してきたと怒っていたとか。

で、昨日の新聞見て私が他人事ながらはらわたが煮えくりかえったのは、
教育長談話。「あ〜あ、また、ネットに『燃料投下』しやがった(-_-メ)」
と帰宅してネットみたら案の定、ますます火が燃え盛っていました。
この教育長、なんと上のような気の毒な被害者家族に追い打ちをかける
かのようなに被害者家族責任と嘯いて、学校側擁護発言。そしてなぜそ
ういう事態になったのかという反省もなく強制立ち入りした県警批判。

で、この教育長、件の保護者説明会に学校側と同席していたそうで、彼
の感想・・・「まとめると『先生頑張れ』ということ」。信じられない話で
愕然としています。どうやらこの教育長はこの中学の前々任校長だとか。
それで構図がわかりました。この学校の校長、校内放送で「泣きながら」
「自殺練習報道は隠していたわけでなく『嘘』だ」とやったそうで、生徒の
中にも不信感を増したようです。「泣いた」のは自分の不運に対してで
しょうな。そして、50人もの先生がとっくに複数の生徒の目撃で見抜かれ
ているのに多分に保身のためでしょうが「知らない」と回答(市教委)。
アンケートに詳しく書いた生徒が教師から叩かれたとか、その生徒たち
の部活禁止になったとか内申書ちらつかせてだま点強要したとかという匿
名生徒情報がネットに出ています。真相はわかりませんが「さもありなん」
というのは前述の保護者会の学校側態度から伺われてしまいますなぁ。

そして、本当かどうか見ていないのでわかりませんが、フライデーに担任
が質問に答えず鼻歌歌って逃げたという記事が出ているとか・・・

不思議なのは、そこの特定の先生擁護発言が全然出てこないことです。
ですから、普通の感覚で考えるなら、私が怒りと共に感じた悲しみは事実
なんでしょうね。校長自らが自分の学校の生徒の証言を根拠も示さないで
『嘘だ』と否定してしまう体質。どこに教育があるのでしょうか?

埼玉の裁判で被害者側が敗訴したそうですから、御自分達も逃げ切れる
と思っているのかもしれませんね(-_-メ)。そして大騒ぎしてもそうなるのか
もしれませんが、それじゃぁ、自殺生徒は「死に損」で被害者・被害者家族
は救われませんね(:_;)。どこに「正義」があるのでしょうか?

目次に戻る