国会事故調査会報告(’12/7)


国会事故調査会報告が出されましたね。正直、どうせ曖昧で終わるんだろ
うと期待していませんでしたが、かなり踏み込んで多くの国民が感じている
通り、『人災だ』と断定しましたね。

無責任そのもので無理筋の被害者つらして弁明と他者に責任転嫁ばかり
という当の当事者の手前みそ東電報告などばっさり切ってますなぁ。
要するに報告の基調は当然ですが、当事者なのに嘘の弁明と他者への責
任転嫁ばかりの無責任体質の『東電経営陣責任』が色濃く出ています。

津波の前に地震で壊れていた可能性まで指摘していました。端的に考えて
絶対に「想定外」などというのは虚偽ですし、自然災害で逃げられる話では
ありませんし、経営者はそうでなくても『結果責任』を問われるものですが、
日本国に多大の損害を与えた未曾有の事故を起こしておきながら、責任感
などゼロ・・・。肝心のときに隠れていた輩がしゃあしゃとして平気の平左で
他社の取締役に就任だなんて・・・

しかし、立ち入り調査を拒みとおしたようですな(-_-メ)。東電報告などちゃん
ちゃらおかしい虚偽報告であることなど見え見えなんですが、そのでたらめ
が白日の元にさらされるのを避けるべく必死で拒んだんでしょうなぁ。
それでも、津波による想定外自然災害などという言い訳を論理的な説明で
一蹴・批判していて、よくそこまで踏み込んだと思います。私には説得力を
感じさせました。どうせ、また、「事実と違う」などと言い訳するのでしょうが、
そんな言い訳、信じるお人よしがいると思いますか?
結局、「現地調査を拒み続けた」ということが証明してます。自分で蒔いた種
であることを自覚して欲しいですね。

不十分だとか無意味だとか批判する連中がいますが、当事者でない無責任
な批判でしょうな。私は評価しています。そして、反発でなく「恥ずかしい」と
謝罪しただけ、批判対象である保安院はまだましでしょう。

「官介入」批判を強調する連中がいますけど、元はと言えば、事故当事者で
ある東電の無責任さゆえであったことは明白でしょう。やらなければやらな
いで「無責任」だと攻撃したことは明白です。「東電だけ責めるな」などと話を
すり替えないでいただきたいものです。東電は当事者で第一責任があるのに、
非を一切認めていないのですから。そして、誠意のかけらもみられません(-_-メ)

少なくとも国民の税金を投入するのですから、最低でも結果責任(本当は実
質的には原因責任があって極めて罪深いのですが)を当時の経営陣に取ら
せるべきです。辞任などで許されるものではありません。平気の平左で他社
の重役に就任するなんてとんでもない話です(-_-メ)

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