夏焼城ケ山(889m)

(2006/09/9)




map_1 先週の土日に給油し忘れ、
ガソリンが気になったのとも
う9月だから1000m以下でも
下界よりは涼しいだろうと、
前から候補のリストに上げて
いた夏焼城ケ山(現豊田市
夏焼町、旧稲武町地区)に
登ってきました。
この山、国土地理院の
1/25000地形図では単に
「城ケ山」としか記述されてい
ないのですが、近くに同じ名
前の山があるため、区別して
地元ではこのように呼ばれているようで、私の所有するガイドブックでは2冊とも夏焼城
ケ山と記載されています。
ネットで調べると全国で同名の山って色々と多いようですが、すぐ近くで同名の山がある
と混同してしまいますね。ちなみに愛知県奥三河ではこの城ケ山の他、明神山も二つあ
ります。それで地元の名前に従ってこちらも特別の呼び名を付けています。前述の地図
では共に明神山ですが。

尚、今回はめずらしく忘れ物がなかったのですが、なんと、デジカメ故障。最初から駄目
でしたので、今回も解像度の低い携帯電話のカメラ画像です(^_^;)
恥ずかしいのでまたもや写真少なく文章が大半ですいません。それにしても私はデジカ
メ運悪いというか、そういうものなのかこれまで購入した2台共2年〜3年という短い期間
で故障しています(:_;)

奥三河の低山を訪れるようになってよく走っているグリーンロードから国道153号線を一
路現豊田市の旧稲武町地区へ。今日はいつもよりはゆっくり(といっても6:30出発(^_^;))
の出発でしたが、いつものように国道153号線沿いにある道の駅「どんぐりの里」に寄り
トイレ休憩。ここでナビをセットしました。行き過ぎるといけないので(^_^;)
どんぐりの里出てすぐの短いトンネルを超えると、稲武町という信号。いつもはここを右
折して国道257号線に入るのですが、今回は曲がらずそのまま直進です。そしてまもな
く、目的地周辺というボイスナビ・・・。ガイドブック通り喫茶カリンというのが道路の左側
にありました。で、山は右側。ちゃんと道路脇に広い路肩部分があり小さな登山道案内
板がありました。一台も駐車されていませんでしたの選り取りみどりで悠々駐車できまし
た。で、ここでまたよく思い違いをする私・・・案内板の道路図を見間違え国道153号線を
少し先まで歩いてしまい、それらしい登山口がないので戻りましたら、目の前の登る道
でした。その道、何か民家への入り道に見えてしまったので間違えたというわけです(^_^;)
ちなみにこの山、登山口が4箇所あり、私の所有しているガイドブックはそれぞれ別の登
山道が示されていましたが、悩んだ末、今回の登山道にしました。頂上までの登りは距
離的には一番近いはずです。それで、ガイドブックに従い、ピストン(登りと下りで同じ道
とすること)でなく、別の登山口に下りて後は林道と国道歩きで戻る周回コースとしました。

map_2 そんなわけで最初からどじり
ましたが、正しい道を進むと
民家の先に左折の道が。で、
そこにみえました地元の方に
この道でいいのか確認しまし
た。そして道が右に曲がり、
先にはトタンのゲートがあり、
その戸をあけて入り、入った
らまた閉めておくようにと言
われました。これはガイドブ
ックに説明があり、わかって
いたのですが、猪よけだそう
です。
で、ここでこのゲートを撮影
しようとデジカメ電源ON。
なんと液晶画面だめ。前回
にそれで一度撮影失敗して
いるのですが、ついに故障
です(:_;)。で気が動転していましたので肝心のここの写真がなく下手な絵で(^_^;)
                        ↓
map_3 イラスト Phot_1
夏焼ルート登山口付近地図   ゲート部     夏焼城ケ山(?)
道は約1.2km程度で約300m登るため結構急登が続きました。尾根に取り付いてからは
ほとんど直登の道で、すぐに息が切れてひーひー言いながらの登りでした(^_^;)
どうも前回の山以来途中で足は大丈夫なんですが、腹部が気持ち悪くなりばてばて状態
が続いています(^_^;)。登るのが遅い娘を途中で待ちながらの立ち休みがなかったら、こ
んな短い登山でも途中で完全ダウンしてしまうかもと自分に情けなくなりました。
低い山で危険な箇所がなくコースタイム短いのになんで私のガイドブックにレベルbとなっ
ていたかはこの急な直登が続くためだと改めて理解しました。

ガイドブックには途中に「山の神様行者様」と「物見岩」というのが書かれていて、前者は
側道すぐにある山の神様だけ手を合わせて行者様はパス(下りになった先でしたので軟
弱な私はやめました(^_^;))。

しかし、この山も登山道は国土地理院地図に記載がなくガイドブックの概略図のみでした
ので、道こそ踏み跡もしっかりしていて迷うことはなかったものの、最近楽しみにしている
地図、コンパス、高度計使っての照合がうまくいかず、とにかく辛くても物見岩の近くで一
服しようと思っていたのに見落としたのかこの岩結局わからずじまい(^_^;)
途中で娘のザッグの方の水筒の水を一杯立ち飲みしただけでザッグを下ろしての休憩
もないまま頂上についてしまいました(^_^;)。立ち休みの休憩入れてまたコースタイムの
1.5倍程度かかってしまいましたが、私達の場合は登山でなくのんびり山歩きですので
これはきにしていません。尚、道の途中に大きな岩があったりして、急登のためスティック
を最初から使っていましたが、その他木につかまったりして登りました。
前述のように途中で腹部が気持ち悪くなりばてかけて娘が追いつくのを待つ間、数分木
にもたれて大きく何回も息をして呼吸を整えたりしましたが、それでも最後の方は稜線が
目の前に見えてきたこともあり、回復して登りきりました。頂上についたときはもう元気回
復していました。私の場合、途中で無理せず立ち休みでもいいから数分でも休憩をとれば
すぐに回復するようです。少しずつ自分のペースがわかってきたこの頃です。


Phot2 Phot_3
       急登途中の岩        頂上です
Phot_4 Phot_5
       頂上標識        三角点
Phot_6 Phot_7
       西側眼下の稲武地区        大川入山方面
頂上は意外に広く、誰もいなくて私たちだけ。木材が積まれてベンチのようになっていた
ところでザックをやっとおろし、どっかりと座りました。で、丁度目の前にテーブルになる
切り株もあり助かりました(^_^)。
まずは水筒を出して冷たい水を一杯。とてもおいしかったです。やはり思惑通り、真夏で
ないので900m弱の山でも風がここちよかったです。快晴のかんかん照りでなく木立も適
当にありましたし。一服したあと、今日は最初にお湯をわかしてコーヒーを飲みました。
の〜んびりとした気持ちになりました。私達がまずはとコーヒーを飲んでいる間に別の登
山口から若い男性が単独で登っていらっしゃいました。向こうから挨拶をされ大変嬉しい
気持ちになりました。私達のほうが先に下山しましたので午後から他の人達が登られたか
もしれませんが、とにかく本日は会ったのは彼一人だけでした。
頂上は北と西側の一部が切り開かれていて、西側からは眼下に稲武の家並みが見られ
ました。そして北側は残念ながら雲があって少ししか見られませんでしたが、中央アルプ
ス南端の大川入山や御嶽山(またもやほとんど見られませんでしたが)がありました。

下山は東の方の井ノ入登山口方面として、東に向かいましたが、こちらもいきなりの急登
の下り。滑ったり足を痛めない様、本で学んだ歩き方を少しでも実践しようと慎重にゆっ
くり進みました。井ノ入登山口まではしばらくは稜線というか尾根歩き。地図通りコルがあ
り、再びピークへの登りです。こちらの登りはそれほど急登でもなくきつくはありませんで
したが、地図をよく見たらこちらの方がわずかに城ケ山頂上より標高が高いみたいでした。
急坂を下ってコルから同じ分以上の登りだったわけですが十分休憩をとったあとの歩きで
したので割りと楽な歩きでした。尾根が途中から右手まで広がっているのも地図でわかり
ましたので、地図好きな私は嬉しかったです。このピークの途中が平坦になっていて地図
上でピークが少し右方向に広くなっているようでしたので、一瞬もうピークかと感違いをし
てしまい、それならぶなの木峠で分岐があるはずなのにとガイドブックが違う?なんて思っ
てしまいました(^_^;)。すぐに更に登りになりましたので間違いに気がつきましたが。
そして、やっとピーク。そこはぶなの木峠というところで、ここから月ケ平方面ルートが分岐
していました。
Phot_8 Phot_9
     分岐標識板(ぶなの木峠)    分岐路との間の岩
私達は明瞭な踏み跡がある左手方向に進みました。後は下るだけです。
やがて尾根から離れ沢への下りになりました。そして、左側のわずかの水がどんよりした
沢の途中が金網フェンスで囲まれているのが見えました。ガイドブックに記載のあったモ
リアオガエルの池と直感しましたら道の先の木の向こう側に手書きの標識がありました。
やがて、反対側が湿っていて嫌だなと思った丸木橋が見え、ここから道は左にカーブ。道
の右手の草むらにはなぜか立ち入らないでくださいとロープが。まむしでもいそうなこんな
草むらだれが入るって言うのと疑問を持ちましたが、その先で分岐が・・・。ま直進の方が
正解だろうと先を進んでそこにあった標識板を見て疑問が氷解しました。分岐路はどうや
ら水芭蕉地帯に行くところで先ほどの草むらはその地域(湿地帯)の一部だったんだと思
います。
Phot_10 Phot_11
   こんな丸太橋いくつかあり    モリアオガエル池標識
更に進むと下のほうにアスファルト道が見え隠れしてきました。林道です。そして林道脇
にある井ノ入登山口に到着。ここから左折しアスファルトの林道歩き。ほとんど平坦に近
い下り坂でのんびりと歩きました。そして思ったより早く国道153号線に到着。

実はガイドブックではここから国道沿い南側にある旧飯田街道を歩くとあり、探しましたら
草の坂道が・・・。娘の「ここ行くの?」という問いにそうと答えて坂道を登ったところ左に地
蔵様が。でも、よくよく見ましたらそこは行き止まりで道はフェンスとフェンスの間の狭いと
ころ、しかも草がぼうぼうに生えていて。で、すぐにあきらめ元に戻り、結局国道を駐車場
まで歩きました。
しかし、歩いているうちに山から離れていくじゃありませんか。驚いてコンパス眺めたとき
ちょっと思い違いしてまさか反対側向かっているのじゃないかと一瞬あせりました(^_^;)。
で、もういちどコンパスを出して心を落ち着けて眺めましたら方向は間違いないことがわ
かりほっとしました。本当に方向音痴な私です(^_^;)。

朝、車で向かう途中、道が濡れているところがあり、またガスがかかっている山があったり
しましたのでちょっと天候心配しましたが、雲はわりとあったものの青空が所々覗いていて
山登りにはちょうどよい感じの天候でしたのでよかったです。名古屋まで戻ってきましたら
雨が降り出しましたのでいいときに帰ってきました。

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