平山明神山(970m)

(2006/07/15)




photo_1 先週折角行きましたが、登り始めてすぐに雨
が降り出しあっさりあきらめてわずか5分で引
き返した平山明神山に再挑戦してきました。

愛知県奥三河には明神山が二つあり、人気
の方は「三つ瀬明神山」であり、奥三河で単
に「明神山」というとそちらを指すようです。
でも、こちらは見た目が写真のように独特な
形をしており、ガイドブックにはアルペンムー
ドが漂う山というような紹介があり、ネット検
索では頂上の形が穂高縦走部分にあるジャ
ンダルムのようだって書いていた個人サイト
ありました。このような形で頂上は岩模様で
したので敬遠してたのですが、色々と調べて岩場・鎖場がないことがわかり、挑戦してみま
した。結果的に、一番早く山に入ったのに一番遅く下りたのは私達でした(^_^;)。気に入って
遅かったんでなく急登・急降りに娘がかなり手間取ったからというのが真相です。

map_1 朝目覚まし掛け忘れて予定の
時刻に遅れること20分の起床
であせりました(^_^;)
そのため、忘れ物多し。私の場
合、大抵何か1つ忘れるのです
が、今回は携帯、歯医者の電
話番号メモ、食事用小フォーク
と三つも(^_^;)。
歯医者電話番号と携帯はもし
遅れるようなら今日は予約を
キャンセルしようと思ったため
です(結局、間に合わず連絡
もできませんでした(:_;)


いつものように、猿投グリーンロードから国道153号線に入り、153号線沿いにある道
の駅「どんぐりの里いなぶ」でトイレ休憩。小さなトンネルをくぐり、稲武町信号で右折し、
国道257号線に入りました。
今回は国道153号線にも一箇所あったんですが、最近、この道路はずっと2箇所で工
事片側交互通行やってます。通行してからは前の車と同様びゅんびゅん飛ばしました
(^_^;)そのうち前にトラックが・・・。ま、遅くはなかったのでよしとしましたけど、その前、
153号線では登り坂をあえぎながらのろのろ登るトラックのために後ろが渋滞し、そう
思うのは本当はあかんのですが、はた迷惑だなぁといらいらしてしまいましたので(^_^;)
名古屋に戻る前、三河に住んでいた時期があり、子供が小さかったのでよく冬に雪見
学に来ました名倉高原地区を超え、設楽町の中心部商店街へ。そして、街中にある大
田口信号を左折して国道473号線に入りました。で、あららと思いましたのは前のトラ
ックも左折したんですよ。この道は、前回、大鈴山に登ったときに始めて走った道で、
途中からは中央車線もない狭い道路です。大鈴山に登ったときに止めた駐車地帯を
過ぎ、更に進みますと狭い「堤石トンネル」がありました。
トラックではすれ違いできないため、前のトラックが入り口で停車したのでやむおえず
後ろで停車して動くのを待ちました(^_^;)
そのうち、左手に「平山明神山1.5km」の表示がある狭い道が現れました。町道のよう
です。最初は狭いですが途中から余裕ですれ違いできる程度に少し広くなっていました。
そして、やがて最初の写真のような山容が左手奥に見えてきました。ネット検索でその
姿は見ていたのですが、望遠付のデジカメではないので小さくしか写っていません(^_^;)
そして、この町道を走るうちに、先週も見た登山口が左側に現れました。

map_2 道路先の右側の広いところに車を止め(今日も
早いためか一台もまだなし)いつものように靴
はきかえていざ出発。
登山口にある石碑の右側、空色のフェンス左側
を登り、すぐにフェンス途切れる所から左側に曲
がると急坂に。地形図で見ると尾根に取り付いた
ようです。人工林の中をじぐざぐと登りますが、意
外と急登の連続でした(緩い山道はほとんど無し
の山でした(^_^;)。でも、アルプスなどは初級用で
もこういう道ばかりでそれもずっと長く続くようで
すから、これで限界ですと一番初級の山でもあか
んですね(^_^;)<北アルプス

ところで、ガイドブックには15分くらいで踏み跡が
二又に分かれるところがあり、瀬音引かれて直進
しないように(左折すること)と書かれており、一方、個人サイトで間違えて直進してとん
でもない所に迷い込んでしまったとあったんですが、それらしき所がよくわからずじまい
でした(^_^;)。
Phot_2 Phot_3
         登山口 フェンス終わり部分左折した所にある道標
Phot_4 Phot_5
         登山道(1)          登山道(2)
写真で見るとあまり急登に見えないですけど、丸太で階段状になった部分、木の根が
階段代わりの部分などが続き、やがて岩がごろごろした道になりました。
尚、上の登山道地図では途中から左方向に曲がって進むような図になっていますが、
これはガイドブックの図を書き写しただけで、ガイドブックでもネットで調べた個人サイ
ト記事でもそういう表現がなく「??」って感じでしたが、実際に登ってみるとジグザグ
道のため、はっきりとそう感じない(順に左のほうに進んでいるらしいという感じ)状況
でした。ですから、今どの辺にいるのかよくわからないまま続く急登を続けました。

そのうち、ガイドブックにある記事に会うそれらしい場所に至りました。それは右手岩
塊基部を右折して取り付いて登るというものです。大きな岩があり、確かに岩を右回り
に登山道はつけられていました。で、沢跡のように岩がごろごろあり、一瞬道を見失う
感じでこの岩部分を登る道でした(先に踏み跡が見えましたので道に迷ってしまうこと
はなかったですが、少しあせりました(^_^;))。
Phot_6 Phot_7
         岩塊          登山道(3)
ガイドブックによればそろそろベンチのある休憩所があるはずと思ったのですが、まだ
まだ急登。そして、突然、ぼこっていう感じでベンチが現れました(^_^)。
やれ嬉や。やっとザッグを下ろし、スポーツボトルを出して冷水を立て続けに2杯。
(カップに注いで飲みました)。本当にうまかったです。


Phot_8 Phot_9
         休憩所のベンチ      表示方向が間違っている道標
map_2 ガイドブックには記事がなかったのですが、個人
サイトではここから登山道から離れた50mの所
に「剣ケ峰」という場所があり眺めがよいとあり
行こうと思ったのですが、道標を見て「あれれ
???」。道標の方向はどう見ても登山道の方
を向いているんです。
で、誰かが道標の上にマジックか何かで上向き
の小さな矢印(↑)を入れて登山道と書き加えて
あり、ますます「あれれ??」状態。
きょろきょろすると、ベンチの右手に道のような
のもが・・・。
でもそちら向きに書いてあるのじゃないし道というより、崖沿いの部分という感じで、諦
めました(帰宅して再度個人サイト記事読んでましたらどうやらこの右手に入る道らしき
物がそうだったみたいです)。どうも道標の向きが変えられたんじゃないかって疑ってま
す(^_^;)。

さて、5分くらいここで休憩後、更に登りました。道には大きな岩がごろごろしていました。
道標では頂上まであと0.55km。しかし急登ではなかなか進みません。
歩きにくい道を下向いて歩いていて、ふと右上を見ましたら高い岩壁が・・・。
「あっ、写真で見たのはここだ。そうすると頂上もあと少し」。写真の場所を通り越してし
まった感じ・・・下りのときに見ればいいなって感じで右側を巻いて登りました。
やがて、少し上に稜線が見えてきました。やれうれしやです。
Phot_10 Phot_11
         後0.55km          高い岩壁
登りきった所は右手はまだ登りがあり、左手は大きな岩が鎮座するコルのような場所で
風が涼しかったです(^_^)。ここに分岐があり、左手は前回登った大鈴山に続く稜線上
の道。急な登り降りが続き、岩場やナイフリッジがある上級者用の一級難路だそうです。
右手を登りましたら、ここにまた道標があり左手は「西の覗き」とありました。これが今日
一番楽しみにしていた場所。娘が追いつくのを待っていましたら、私達を追い抜かれて
いかれた単独行の中年の方が丁度そちらから降りてこられ、そこで色々とお話をしまし
た。割と人見知りする私ですが、こういう見知らぬ方とのほんのわずかの一期一会は嬉
しいです(^_^)。その方はその大鈴山への難路に挑戦するとおっしゃっていました。

Phot_12 Phot_13
         稜線上          西への覗き分岐道標
少し登ったところに西の覗きがありました。大きな岩が左にあり、右側は先が切れ落ち
ていてちょっと恐怖でした(^_^;)。左前には大鈴山があり、右手遠方は南アルプスや
大川入山、恵那山が峯を連ねていました(どれがどれかは私にはわかりません(^_^;))
Phot_14 Phot_15
      西の覗きから見た大鈴山       切れ落ちた部分(西の覗き)
晴れていてガスがなく本当に気持ちのよい場所でした(^_^)。これを見たさに登って来た
のですから急登の連続でしたが大満足でした。

次は頂上です。分岐に戻り右手を登りました。そして、平行するように分岐がありまし
た。これは思っていたのと違ってました。左先へ進むと東の覗き。 少し下った先にあり
ました。ここにも岩があり、平らな岩の先は切れ落ちていました。でも、下は森林地帯。
高所恐怖症の私なのになぜかあまり恐怖は感じませんでした(^_^;)。
Phot_16 Phot_17
         東の覗き方面道標     岩の上の切れ落ちた部分(東の覗き)
少し悩みましたがもうお昼でしたので、ここでランチにすることに。今日は夏なので腐
敗を恐れたことと寝坊して作る暇もなかったため、おかずは無しでおにぎりのみ。
沢庵はそえましたが(^_^;)。で、それと小さなカップヌードル。いつも使っている方では
ない方の少し大きめのクッカーで始めてお湯を沸かしました。その際、どじりまして少
し水をこぼしてしまいました。結局、不足しませんでしたが。
食べた後はいつもどおりのコーヒーでした。これが楽しみで登っているようなもので
す(^_^;)。
食事中に単独行の男性が現れ、写真の岩の上に座りましたので食事でもされるの
かと思いましたら写真を撮られただけでした。座って撮るなら怖くないですからねぇ。

30分くらい休憩後、次は頂上です。分岐に戻り右側を登りましたら、直進方向には
小鷹大明神、右手が頂上という道標が現れました。頂上は狭くただ、山頂表示板の
み。970mと明記されていました。実は私はいつも無料の地図閲覧サービスから地
を図DLして使っているのですが、この平山明神山は三角点がないためか、この地
図では少し北西に離れたところに950m明神山と書かれていておかしいなぁと思っ
ていたんですが。ここに970mとありましたのでガイドブックなどはここから知識を得
たのかなって思ってます。

さて、後は当初食事予定をしていた小鷹明神へ。少し前方右手先に進み岩の右側
を回りましたら、その岩の割れ目に小さな祠がありました。この前も眺望がよかった
です。どれがどれかよくわからなかったんですが、三つ瀬明神山、宇連山などが並ん
でいるようです。
Phot_18 Phot_19
         小鷹明神          小鷹明神前からの眺望
さてさて、大満足しましたが、今日は歯医者を予約していましたので早く帰らないと
間に合わないと下りを急ぎましたが、急登の下りはまた辛いものがあります。娘が相
当遅れ、結局、歯医者間に合わずじまい(^_^;)。携帯忘れたため連絡できず(^_^;)
お後はよくない一日でした(^_^;)。めずらしく下りを急いだため脚部が少し痛みました。
それでも楽しい山で充実した一日でした(^_^)

今日会った登山者は男性単独行が4名でした。



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