段戸裏谷原生林と出来山
(2006/06/10)
今回は完全に思い違いで道を
間違え、そのまま1時間以上違
う方向に歩いてしまい、途中で
やはりおかしいと気がついて戻
った時間含めて2時間以上も無
駄にしてしまい、それで疲れ果
ててしまいました(^_^;)
林道だけの登山だからと油断し
たのが裏目に出てしまったよう
です。林道だけでもアップダウン
もあるし、意外に疲れますね。
単調な分、登山道より面白みは
やっぱりないですし・・・
今回は、奥三河にある段戸裏谷原生林と出来山に出かけてきました。出来山というのは、
ガイドブックでは登山口から登るルートが途中で道が消えやぶこぎが必要のため、地図とコ
ンパスを使いこなせないと無理ということで熟練者向けの山扱いになっていますので、初心
者の私には無理と対象外としていたのですが、ネットで見ていたら、やぶこぎ不要の林道歩
きのみのルートあることが判明。ガイドブックもよく読んだらそのルートに触れていました。
それで、元々、段戸裏谷原生林には行きたいと思っていましたが、ここだけではちょっと寂
しいなと思っていたんです。で、ここからも5月に登った寧比曽岳へのルートがあり、こちらは
東海自然歩道の本ルートになっていて、秋ごろにここを訪れてついでにそのルートも歩こう
と思っていたのですが、どうしてもここ段戸湖と原生林を早く訪れたいという気もあったので
先に訪れてしまいました(^_^;)
いつものように猿投グリーンロードから国道153号線へ。足助の今朝平の三叉路を直進し県
道33号線へ入りました。例によって私のカーナビは別の道を選択したようですが、無視して
侵入しました。いずれにしろ目的の駐車場はこの県道33号線沿いにありますので。
この道はほとんど山と山里を通っている道で、途中からすれちがうのは嫌だなっていう気に
なる狭い部分があります。前に登った寧比曽岳の大多賀町(豊田市)の登山口が右手にあ
る道でもあります。ここ大多賀町までは結構距離があり、なかなかつかないなぁと思いながら
走りました。そして、やっと右手に湖が見えてきました。堰き止め湖である段戸湖です。
ここは魚が放流されていて、有料の釣り場になっているようで、そもそも駐車場は釣り客用み
たいです。無料ですが。個人サイトで朝9:00についたらこの駐車場は満杯だったと書かれて
いたので朝早く出かけてきましたが、まだがらがらでした。土曜日だったからかもしれません。
悠々と駐車をし、駐車場そばにあ
ったトイレで用を足してから出発
です。いつものように靴履き替え、
ザック背負って。
すぐに林道には橋の前に車止め
が置かれてありました。この林道
は関係者以外車通行禁止になっ
ています。
すぐに段戸原生林の標識があり
右手に立派な大理石の標識があ
りました。
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段戸湖 |
段戸裏谷標識 |
時間がまだ早かったので先にこちらの散策をすることとし、大理石標識の左側の緩い階段
から入りました。木々には名前を記した札がつけられていましたが、筆記具を忘れたため何
があったかほとんど覚えていません(^_^;)。
道は緩やかな上り坂になっていて、すぐに大きな木がありました。
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入り口階段 |
大きな樹木 |
やがて、道が二股になっていて、進行方向は五六橋、左方向は自然散策路と標識がかか
れていました。悩んだ末、この自然散策路には湿地帯があるのを思い出し、ここで左折して
自然散策路に入りました。すぐに湿地帯を通る木製の歩道が見えてきました。
で、なにげなく乗った途端、足がつるっと・・・。
雨上がりで濡れていたんですね。で、おっか
なびっくりでの歩行になったんですが。更に
やばいなと思いましたのは所々、板ではなく
3本の丸太に飛び飛びに桟があるだけの部
分もありました。雨で濡れてつるつるになっ
ていて、やっぱり滑ってしまいました(^_^;)
湿地帯は入ってはいけないのですが、滑って
足ついてしまいました。ま、そこは土が固くず
ぶずぶってということがなかったので助かり
ましたが。
そういうわけで湿地帯を楽しむなんて雰囲気
にはならず早く元に戻りたいって・・・。
しかし、コンパス見ても東方向に進んでいてどこに出るのかわからず不安の中、とにかく先
に進みましたら広い道に出ました。地図見ましたら県道365号線。振り出しに戻ってしまいま
した(^_^;)。仕方がないので段戸湖まで戻り、再度車止め通って今度は道を先に進みました。
左に段戸裏谷の大理石のある所を超え、先に進みましたら、今度は黄色い車止めゲートが
現れ、歩行者は右側の狭い隙間を通るようにという表示がありました。本当に狭く相撲取り
やタレントのいっしゃんのような肥えた方は通れないじゃんというような隙間でした。
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車止めゲート |
五六橋 |
なんとかゲートすり抜けて先に進みましたらすぐに五六橋の所に。右手は富士見峠、左手は
段戸原生林の表示。で、私はここで大変な思い違いをしてしまいました。
橋を渡ると寧比曽岳方面で、方向板には書かれていないけど直進方向が出来山方向だと。
で、そのまま五六橋渡らず、直進してしまいました。しかし、ここから牛渡橋まで50分とガイド
ブックにあったのにそれらしい所が出てこず、やがて沢の流れる音がしてきてしまいました。
おかしい、道間違えたようなと1時間以上も歩いてから気がつき、まさか途中で間違えて栃
洞林道に入ってしまったのか、でもそんな間違えるようなところあったかな?とこの時点では
最初から間違えていたことに気がつかないでいました。この栃洞林道も途中から右側に谷
川があるのが地図に記載されていましたので。さすがにやはり戻ろうということになり、それ
までが下り坂だったので辛い上り坂をとぼとぼと戻りました。しかし、どこにも間違えるような
分岐が出てきません。で、なにげなくガイドブックの地図を見たら・・・ぎゃぁ。最初から間違
えていることを発見してしまいました。そうです、五六橋渡らないといけなかったんです。実は
この間違えた林道には西川林道という表示があり、「えっ、栃洞林道と違うの?」とその表示
を目にした時点ではまだ気がついておりませんでした(戻るときに目にしたのですが)。
こんな無駄な戻りの登り道くらい辛い歩きはありませんでした(^_^;)
五六橋まで戻ったときはぐったりでした。すぐに五六橋を渡り少し行きましたら、そこが出来
山方面と東海自然歩道の寧比曽岳の分岐点でした。古いトイレとベンチがありました。トイレ
で用を足していよいよ正しい林道歩きスタートです。
道は緩やかな登り道から途中、栃洞林道分岐を少し過ぎてから今度は下り坂。やがて、地
図のV字形になる道になり右手に菜畑林道分岐を見て、北方向に進み、V字の底部分で名
無しの橋を渡り、今度は南向きに歩きました。そして、やっと牛渡橋が左手に見えてきまし
た。上級向けやぶこぎルートファインディング登山はこの牛渡橋を渡って行くのですが初級
者の私達はそのまま林道を直進。再び林道は登りになりました。
やがて三叉路に到着。ここから左側に曲がりましたが、道は舗装路にになりました。なんで
山頂付近だけって疑問です。元々、山頂にはパラボラアンテナがあったそうですが、すでに
撤去されてしまっています。
道は出来山ピークを巻くようについており、眺めのいいところ(といっても山ばかり)をすぎて
あと少し。やがて前にフェンスで囲んだKDD管理地が見えてきました。道はここで終わり。
あれれ、三角点などは?と思いましたら道の左手(西側)の暗い林の中に登山口表示。もう
ここは頂上だからここにあるんだなと入りましたらそこが頂上でした。狭い所に頂上表示と一
等三角点がありました。ここの三角点は一等なんですよ。
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フェンス囲いの空き地 |
ここの中に三角点が |
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頂上表示 |
一等三角点 |
さて、1時を過ぎていておなかはぺこぺこ。三角点付近ではとても食事にするという雰囲気に
なりませんでしたので、フェンス傍の舗装路隅に携帯座布団引いてここですることにしました。
大きいペットボトルがなかったので、今日は小さいやつ二つで水を持参したのですが、やはり
1lないと不足。で、お湯を沸かしてとりあえずカップのポタージュスープは1杯分だけとして娘
にやりました。今日は弁当はほとんど2人でたいらげました。食事後、再び残り分の水でお湯
沸かし、このためにストーブ購入した食後のコーヒーをじっくりと味わいました。
尚、頂上につくなりぶいにうるさく付きまとわれ閉口しました(^_^;)。
疲れていましたが、いつまでもおるわけにはいきません。眺めは全くない頂上でしたし。
1:50下り出発。下った部分は逆にのぼりでしたからゆっくりとした足取りでしたが、帰りは早
く1時間30分で駐車場まで戻ってきました。私の車の隣の車は犬を連れた登山客で丁度同じ
頃3人連れで戻ってきました。彼らは寧比曽岳に登られたんだと思います。ちなみにどうやら
今回の出来山、本日は私達2人だけの登山者だった感じです。東海自然歩道との分岐まで誰
一人出会いませんでしたから。
帰りも目的地=自宅としてカーナビセットしましたら、とんでもない道走らされました(^_^;)
県道らしいんですが、途中から国道153号線に出るルートに入るように指示。この道は極めて
細く、対向車ないといいがと祈る気持ちで走りました。幸い一台も会いませんでしたのでほっ
としましたけど、落石注意なんて看板までありました。
いつも少し遅くなると渋滞になる部分も今日はまだ渋滞になっておらずスムーズに帰宅できま
した。しかし、本当に疲れた一日でした(^_^;)
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