段戸山
(2006/06/3)
本当に実際に行って見ないと
情報と微妙に違うことはわか
りませんね。
今回はまた奥三河、設楽町に
ある段戸山(1152m)という山
に行ってきました。
週末は天気が悪そうということ
で一旦は延期しようかとも思い
ましたが地域別天気予報見た
ら雨ではなかったので行くこと
にしました。
今度の山はガイドブックによれ
ば時間的に短いことはわかっていたんですが、なんせ登りに時間がかかってしまう娘を連
れていて、又夕方歯医者予約していましたので今日もいつもの時間に起きようと目覚まし
をセットしたのですが寝過ごしてしまい、50分くらい起床が遅れてしまいました(^_^;)
で、急いで手抜きして弁当作りいつもよりかなり遅れていざ出発。
いつものように有料の猿投グリーンロードを通り、国道153号線へ。愛知県の山は東三河
に集中していて特に旧稲武町(現豊田市の一地域)から北設楽郡設楽町の山に行くにはこ
の道が基本ですので、今年になって再開した低山ハイクは全て今のところこの道ばかり利
用しています。
さて、この山に行くにはガイドブックの方法以外に個人サイトに記述されていた私から見る
とこちらの方が近道じゃんと思う道がありますが、とりあえず私のカーナビはどう指示する
だろうとカーナビをいつもよるグリーンロード上唯一の休憩所である無人の西広瀬PAでト
イレすませてからセットしてみました。で、どうするかと思っていましたら、やっぱりガイドブ
ックの方のようで・・・。どうやら私のカーナビは山の中を走っている町道とか林道沿いの小
字地区までは指定してくれないようです(^_^;)。今回の目的地は駒ケ原という小字地区でし
たが、ここは設楽町大字西納庫の一地域らしく結局、西納庫の中心がある国道257号線
沿いを目的地に設定してしまったようです。それで、カーナビ指示を無視し、個人サイトで
記述があった道へ国道153号線から小田木信号を右折しました。この道はガイドブック
では町道名倉沖野稲武線とあるのですが、稲武町が豊田市に合併された現在でも同じ
名前かどうかわかりません。
小田木信号から少しの間は道路地図通り太目の道でした。少し行くと、右への分岐道が
現れました。個人サイトによれば、途中分岐しているところは右へとあり、戸惑いましたが、
とりあえず太い道なりに左に行きました。これは正解で、この記述に相当する分岐はまだ
先の所でしたので。で、黒田ダムによる黒田貯水池のそばを通るはずと思っていたので
すが道は記述通り狭いものの最初はこの池が見えず「あれれ?」って感じでした。道は狭
く対抗車でも来ると嫌だなって思ったんですが朝8:00過ぎと早かったためか全然来ませ
んでしたので助かりました。道はこの黒田貯水池の右側(西側)を通っているのですが、
やがて池が左手に見えてきました。止まって見ようかとも思ったのですが、堰きとめ池で
それほど興味もなかったのでそのまま横目で見て通り過ぎました。
さて、道の主流は左手方向に。そのまま進みましたらなんと中央線がある広い道に。そん
な情報がなく、道間違えたかと心配になってしまった私。再びカーナビ設定するもすぐに目
的地周辺です、音声案内を終了しますだって(^_^;)。で、右手を見ましたら、黒田川が。
これなら間違いないなと思っていたら前方左手に国道257号線方向という表示板が。
これで間違いないことが明白になりました。でも、なんでここだけこんな広い道になっている
のか行政のすることは全然わかりません。近くに民家は全然なく、結局、道の右手の森の
中にある(道沿いに私有地という表示のある駐車場はあるものの建物はこの道からは見え
ません)駒が原山荘くらいしかない山の中の里地ですのでねぇ。
ガイドブックはこの先の舗装がなくなる付近に邪魔にならないように駐車してとあり、確か
に舗装がなくなりその先は狭い林道になっていましたので、一旦、この舗装が終わる地点
の最後の部分に方向転換して駐車しました。左手には小屋がありました。
ここは今回の目的の段戸山のほか、左手にある岩岳(1050m)の登山口でもあります。
ガイドブックに記載のある車止めチェーンが左手に向かう林道入り口にありました。
実は、今回は時間が短いのでここにも登ろうかと思っていたのですが、歯医者の予約時間
に間に合わないといけないと思い(午後3時過ぎると、国道153号線が通っている香嵐渓
地域で大渋滞があるため、それは避けようと)、今回はあきらめました(^_^;)。
登山口はこの林道の先。いつものように車
の後部座席に座って登山靴に履き替え、
ザックを背負っていざ出発。いや、今回は
いつもは下りで出すトラッキングポールを
取り出し、伸ばしました。これで急坂でもよ
し・・・今回は階段がない山でしたので大正
解でした(^_^)。
歩き出してすぐに林道右側の黒田川の清
流に見とれました。底が岩で出来ている所
謂滑床になっていて本当にきれいな清流。
こういう川は大好きな私ですので本当に嬉
しかったです(^_^)。
で、林道を歩き出してまもなく前方右手の林道脇に車が一台駐車していました。
あら、ここに駐車できるぞと思った私。ザックを下ろして娘に見てもらっておいて、道を引き
返し取りに行きました。どうも置いた場所が気になりましたので。気が小さい輩です(^_^;)
狭いところでしたので、また車の向きを変えるのに一苦労(^_^;)。で、その3台程度置ける
駐車帯に再び車の向きを変えて駐車しました。あとで考えるとそこまで持っていったのは
ちょっとばかばかしかったですが(^_^;)
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清流黒田川 |
林道です |
林道を歩き始めてすぐに右手は山を壊していました。土でも取っているのかな。
平坦な林道でしたので、はやる気持ちで少し歩きが早くなりかけていましたので、ふと我
に帰り、最初はゆっくりとウォーミングアップだと速度を緩めました。道は途中で黒田川
を跨いでいました。で、見落としやすいので注意することというガイドブックの記述に忠実
に従い、右側を注意しながら歩きました。で、突然、登山口の表示が右手に現れました。
やれ嬉やと思った途端、尿意を催し、先のところで立ち○ョンしてしまいました(^_^;)
トイレが付近にはないんです。
さて、いよいよ登山開始。段戸山は海抜1152mの山なんですが、すでに林道付近は
海抜が900m程度の高原ですので、せいぜい250m程度の登山です。ですから、時間
的にはそれほどかからないというわけです。
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登山口標識 |
登山口状態 |
登山口には45分という表示がありました。ま、うちはもっとかかるので1時間以上は見て
おこうと思いました(その通りでした(^_^;))。登山道は細い道でしたが、私の好きな沢沿い
にあり、沢を何回か渡りました。ただし、ほとんど橋はなく岩を渡る感じでした。
そうこうするうちに道が分岐。左側にはサイトで見た丸木橋があったのでこれで正解だと
は思いましたが、ある個人サイトの記述を思い出し、とまどってしまいました(^_^;)。
で、娘を待たせておいて本の少しだけ右手を行って見ましたらどうも感じが違う・・・
それで丸木橋の方に行きましたら、ちゃんと小さな方向表示があり正解でした(^_^)。
尚、この丸木橋、細い木を4本渡してあるだけ・・・結んでもなく、私が乗ると折れそうな感
じ。さぁどうしようかと右側を見たら、わざわざそんな橋を渡らなくても水量が少ないため、
歩いても大丈夫そうな岩が沢の中にあるではありませんか。で、私は無事そちら側を渡り
ました。で、真似をした娘は油断してつるっと滑り危なかったです。
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最初の沢渡り |
沢渡り(丸木橋) |
やがて道は急登に。木の根などが自然の階段になっており、滑るような所はなし。
登るうちに上の方に日が当たって新緑が映える雑木の木立が見えてきました。これまでは
針葉樹が主体で少し暗かったんですが、私の好きな雑木で、あれは尾根だからもう近いな
と登る足取りも軽くなりました。結局、急な登りはここだけで時間的にも短かったため、それ
ほどの疲れもなしって感じでした(^_^)。まさにサイト通りでした。だからあまりこの山は人気
がないのかも。
すぐに右手(北側)がどうやら頂上への道のようですが、個人サイトの記述通りで、道がささ
に覆われてしまっていました。で、ささをトラッキングポールで分けながら少し登りましたら
頂上でした。
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ささで覆われた登山道 |
頂上広場 |
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頂上石碑 |
二等三角点 |
頂上は広いと書かれていましたが比較してのことかもしれません。小さな広場っていう感じ
でしたから。頂上は、写真は省略しましたが、通常の頂上表示板、写真の石碑、2等三角点、
それに岡崎高等学校の記念登山碑などがあり、中央にもう反ってしまっているテーブルが、
東側(右手側)に木をくくって作られたベンチがありました。
私達はまだ、お昼には早いのですが、弁当を取り出し、例のストーブを出して早速お湯を
沸かし、カップのポタージュスープを楽しみました。お弁当はかなり残ってしまいました(^_^;)
誰も来ないのでこの頂上広場は私達だけで一人占め(いや二人占めですね(^_^;))。
次にまたお湯を沸かして今度は定番通り、ペーパードリップのコーヒーを楽しみました。
ここで40〜50分休憩し、今度は反対側(北側)にある道から下山を開始しました。
で、戸惑ったのは、ガイドブックと全然違ったんです。個人サイト記事が正解でした。
下りは手を広げて歩けるくらいの広さがありハミングでもしたいくらいとガイドブックに記載
がありましたが、道らしいのは頂上から本の少しだけ。なんとささなどでまさに藪こぎ状態
ではありませんか(-_-;)。一瞬あせりました。ガイドブックの時と変わってしまったんでしょう
ねぇ・・・
まぁ、たいした急坂もなく(本の少しだけありましたが)、楽な下山道でしたが。
やがて、道は広い場所に出ました。どうやらガイドブックで鞍部と記載された場所だろうと
思います。地図の上でも等高線があいた広い部分があり、ここだろうと思いました。
尾根を下っていたんですが、右手に尾根が広がっていて地図通りでしたから。
問題はここからです。というのは、ガイドブックの道と少し違うぞという個人サイトの記述と
地図を見ていたからです。予想に反して、道はまずはこの右側に張り出した尾根側へ緩やかに
右折していました。ただ、進むにつれ記述通り今度は左方向に道が曲がっていました。そして
更に緩やかな下りがありましたので「あれっ?」って感じでした。鞍部というのは峠と同じで
尾根の低くなった部分のことを言うと登山解説本に記載があったからです。で、この下った底
のところから地図上でも先にある小さなピークを登りました。どうやらこのピーク上に登山道
があったようです。道はどんどん左方向に進んでいましたから、個人サイトの方の記述に近い
こともわかりました。
この小ピークへの登り道の途中で左手に木材が伐採された開かれた場所が見えてきました。
この付近は林業が営まれているとのことですからその後でしょうか。後でまた苗木するんで
しょう。ですから、この当りは林道が多いのかもしれません。
ここから来た方向を見ましたら、段戸山が見えました(^_^)
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鞍部 |
段戸山 |
さて、この小ピークに登る細い道で一組の中年夫婦に出会いました。普通は下山道だと思っ
ていましたので驚きましたが、それ以上にこんなあまり人気のないらしい山に登ってくる人が
他にもいるんだなと今日は2人だけかもしれないねと話していたのをいい意味で裏切られた
感じでした。ま、でも会ったのはこの2人だけでしたが(^_^;)
本の記述通り、ここから先は地図上でもそうであるように少し急な下り坂でした。ただ、ガイド
ブックではいかにもここから細い急坂であるかのような書き方でしたが、それまでとそれほど
違いは感じられませんでした。やがて、正午を示すサイレンの音が聞こえ里が近いことがわ
かり娘に後少しで終わるよと告げて先を急ぎました。で、左下に道路が見えてきましたら、
もう下山口(登山口の標識あり)でした。すぐに黒田川の橋を渡り、道路に出ました。ここに
1台駐車されていましたから、あの夫婦の車だったんでしょう。
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私達の下山口(もう1つの登山口) |
なんでここだけ広い道路?? |
車までゆっくりと黒田川や左右を眺めながら戻りました。私が駐車する前に止まっていた車
はもういなくて別の車が止まっていました。山で見受けなかったので岩岳に登られていたの
かもしれません。
帰りは上の右の写真の左側の小高い山の手前に左方向に伸びている町道に右折し、まさ
にワインディグロードを快調に飛ばし(途中カーブ曲がったところで小形トラックに出会い
実はひやっとしました(^_^;)。対向車はこの車とあともう1台だけでした)、やがて国道257号
に出ました。この道も山に行くようになって最近はよく通る道です。途中、道路工事で一車線
交互通行になっていたのですが、私の前で先頭で止まっていたバンが信号がまだ変わらな
いのに走りだし、それを見ていた私の後ろ3台目の車が停止している私の車、その後ろ、更
にその後ろの車の三台を抜いて行ってしまいました。でも、傑作。やっとgoになって飛ばし
ましたら、前の車がのろい運転、で、道路信号無視で追い越した車がその後ろをのろのろ。
心の中で「それみろ、ざまぁねえわ」とあざ笑ってしまいました(^_^;)(←性格悪いです)。
稲武信号かで左折し153号線に。すぐにある短い稲武トンネル抜けてすぐに右手にある道の
駅に寄りました。ここでソフトクリーム食べ、煙草をふかしてから帰路につきました。
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