寧比曽岳

(2006/05/21)




map_1 本当は昨日行こうと思っていたん
ですが予報が雨だったため、一日
伸ばしました。
今回は現豊田市(旧足助町)の最
高峰寧比曽(ねびそ)岳(1120.6m)
です。
登山口は国道153号線の途中に
ある伊勢神トンネルの直前右側
にある伊勢神ドライブインという
小さい店の向こう側(トンネル側)
の道へ右折して進んだ所にあり
ます。この道は曲がりくねって登っていく町道です。登った先にトンネルが見えてきます。
旧伊勢神トンネルだそうで、車1台通るのがやっとのトンネルだそうです。

今朝も早起きしてお弁当の用意。私がするんですよ。おにぎりもおかずも(^_^;)
今回も国道153号線を走るため、東名名古屋ICを越えて長久手町を通り、有料道路の猿投
グリーンロード
に向かいました。で、料金所まで行ったらなんとETCゲートがその 前に赤い
バッテンの関が。ありゃりゃ、どうしようかと少し躊躇していたら、すぐに開けてくれて、無事
通過できました。この道は最終出口の力石ICまで走るともう一回ゲート通る必要がありま
す。すなわち、入り口で¥300払い、出口で¥100払う必要があるんですよ。変な道ですね。
終点の力石ICを出ると三叉路。ここを左折して国道153号線に入りました。
このあたりは以前からも豊田市ですが、完全に両側が山に囲まれた里山地帯です。やがて、
道はこちら愛知県では紅葉で有名な香嵐渓(旧足助町でしたが、平成の大合併で豊田市に
編入されました。更に道は里山地帯を走り、やがてやっと前に伊勢神トンネルが見えてきま
した。で、最近何度も走ったのに全然気がつかなかった伊勢神ドラインブインという小さな
ドライブインが右手に現れ、その向こう側に右に入っていく道が見えました。
時間が早かったため、まだこのドライブインは開店しておりませんでした。交通量が比較的
多い国道15号線のそれもトンネル直前で信号も無い所での右折でしたので心配してました
が難なく右折できました。で、地図ではわからなかったのですが、すぐ道は山に入って行き
ました。そして、左側に登山口(東海自然歩道入り口)が見え、前に旧伊勢神トンネルが。
ここで道が二股になっていたのですが、二股の手前が広場になっているとばかり思っていた
ら、そこは山・・・どこに止めればいいんじゃって感じ。そこで二股を右に入っ道はカーブ
していて先が見えなかったので、車止めておいて歩いてカーブの先まで行きましたらそこに
ありました>駐車場。道と左の山側との間に、道と直角に駐車できるちょっとした狭い広場
がありました。やれ嬉や(^_^)。で、一台も駐車なし。朝早いからかな?ってその時は思いま
したが・・・(^_^;)
Phot_1 Phot_2
         旧伊勢神トンネル          東海自然歩道入り口

ゆっくりと登山靴に履き替え、ザックを背負っていざ出発です。
map_2 曲がりくねった割と勾配の急なそれでも簡易
舗装された東海自然歩道をゆっくりと登りま
した。やがて、二股になり左手は50mで伊勢
神峠
という表示。切り通しになっていていか
にも峠という風情でした。で、私達はそのまま
直進して、先を急ぎました。上がった所に小さ
な広場があり、ここに伊勢神宮遥拝所と休憩
用ベンチがありました。遥拝所で登山の無事
を祈り、休憩所で一服(^_^;)。
私達以外誰も人影はなく、本当に静かでした。
ガイドブックによれば、ここから途中の大多賀
峠までは急登のない楽な道のはず・・・。ま、
確かに所謂急登はありませんでしたが、ここ
はすでに標高800m以上の所です。道は小ピークこそさけてありましたが、尾根道で横は深
い谷になっていました。
Phot_3 Phot_4
         伊勢神峠?          伊勢神宮遥拝所

途中、右手に、以前は「愛知いこいの村」となっていやのですが、2000年ごろに閉鎖された
ものが残っていました。入る道は閉鎖されていました。
そのためかどうかわかりませんが、近くにあるこの自然歩道の屋根つきの休憩所そばのト
イレは使えませんでした(水も出ないし、女性便所や男性用大便所はドアが開きませんで
した。ガイドブック地図にはWCの表示があったんですが・・・2003年改定版ですけどねぇ。

この道には所々に小さな沢がありました。私は川が好きで、こういう沢は嬉しいです。心が
和みます。きれいな水ですし。魚か沢蟹でもいないかと目をこらしましたが見えませんでし
た(^_^;)。
ただ、途中左に入ったところに伊勢神湿原というのがあり、近くの道が全体に湿った部分
があり参りました。やむおえずそこだけ右手の土手(前述の愛知いこいの村の名残)に上
がって進みました。靴がずぶずぶっと沈んで少し汚れてしまいましたし(^_^;)。そこだけで
したので雨の残り跡じゃないようです。
道はいこいの村跡地以降で右手にある道路沿いに作られていました。

やがて、ついに自然歩道が自動車道路に出てしまいました。やっと大多賀峠です。ガイド
によればここまで1時間だそうですが、遅れがちの娘に付き合って1.5倍程度かかってしま
いました(^_^;)。
で、左手奥に駐車場が見え、結構車が駐車されていました。そう、結局、大半の人はここ
から登られたようです。本当はここから登るのではつまらないんですがねぇ。私にはここ
までの道中のほうが気に入りましたし、ガイドブックでも伊勢神峠方面からの登山を推奨
してました。
で、思い違いをしていてその駐車場の方から登るのかと思いましたら目の前に登山口が。
Phot_5 Phot_6
         大多賀峠          登山口の急階段

道路反対側に上の写真のような峠表示板があり、その横に少しの鉄の階段とその先に丸
太階段が見えました。かなりの急登です。1時間以上も歩いてきた後では辛い感じでした。
あれをここを登るためのウォーミングアップだって言う方もいますけどねぇ(^_^;)
結局、3箇所、丸太階段がありましたが、段差が大きいんですよね。で、ふと思ったんです
が、あれは階段というより急登部分の滑りとめじゃないかと・・・。私は可能な限り、階段は
使わず、脇の部分を通るようにしてますけどね(^_^;)。
Phot_7 Phot_8
         杉林の中の登山道          急な丸太階段

道はほの暗い杉林と明るい雑木林が交互にあり、アップダウンをしながらどんどん登って
行きました。途中、数箇所ベンチがあって灰皿土管があったのはヘビースモーカの私には
有難かったです(^_^;)。なんせ、携帯灰皿を三個も持参していきましたので(^_^;)(^_^;)

さて、この登山道で遅れがちの娘を立ち止まって待ったり、休憩所で煙をたなびかせている
間、夫婦や単独登山者に追い抜かれました。やはり、東海自然歩道であり人気コースのよう
です。大半の方とは挨拶を交わしました。山のエチケットみたいなものらしいですが、嫌な方
もいるようですね。

途中で追い抜いていかれた夫婦のうちの奥様が「きゃっ」と大声を。で、見ましたら山かがし
が・・・。しばらく眺めていました(^_^;)

やっと平地かと思うとまた登りになり、それも比較的急でしたので結構きつかったですが、上
の方にあずまやが見えたときは本当にほっとしました。頂上がもうすぐの所ということでした
ので。何人にも抜かされましたのでベンチはあきらめてましたが、しっかりとテーブルベンチ
が一箇所あいていました(^_^)。人気の山なのか結構人がいて、後からは団体さんまで来ま
した。テーブルを確保できた私たちは早速、お弁当、水筒それにクッキングストーブをザック
から取り出しました。クッキングストーブはまた自動着火できずライターで点火しました(^_^;)
そして、湯を沸かしてまずは持参したフリーズのスープ(卵スープ)を作りました。これを飲み
ながら弁当をほうばりました。11時を過ぎていましたのでおなかもすいていましたから、
とてもおいしかったです(^_^)。ストーブですが、結構、持参される方いますね。隣のテーブル
では先に来ていた方達が二つ火をつけてラーメンなどを作っておられました。
で、私の小形ストーブを見られて、小さくていいですねぇと興味を持たれました(^_^)。

頂上はガイドブックではあまり見晴らしがよくないと書かれていましたが、記事は古いんです
ねぇ。ばっちりで嬉しい誤算でした(^_^)(^_^)。どれがどういう名前の山なのか全然わからず
にいましたが、遠くかすんだひときわ高い山はガイドブック記述から恵那山だなってわかりま
した。
Phot_9 Phot_10
         標識          二等三角点
Phot_11 Phot_12
         頂上広場          展望一例(筈ケ岳かな?)

結局、1時間以上ここでのんびり過しました。
本当はここから先に続く東海自然歩道から途中入るところにある筈ケ岳に行こうかと思って
いたのですが、娘が疲れているのでと難色を示しましたのでやめました
ここは他にもおもしろそうな登山ルートがあるので、秋ごろにそちらのルートで再度登ろう
と思っていますので、そのときまでのおあずけです(^_^;)。

帰り道でまた渋滞に巻き込まれてしまいましたが、充実した一日でした(^_^)。
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