岩伏山

(2006/05/03)




map_1 寒い間中断していました里山・低
山ハイクですが、5月に入り連休
でもありましたので、再開しました。
「名古屋周辺の山200」と「愛知
の130山」という本を購入、行き
を先探していましたが、再開第一
回であることと少々は登山した気
になれる(頂上付近まで車で登れ
る山は最初から除外)こと、体力
不足の娘も同行できそうである
こと、更に駐車場があることを
条件に探し、候補地から愛知県設楽(しだら)町にある「岩伏(いわふし)山」という山に行
ってきました。標高は982.9mで昨秋から里山歩きを始めて以来、最高高さの山ですが、
元々高原地帯にあるため、登山開始した津島神社との実際の高低差は330m程度です。

上の地図のように名古屋からは名古屋の中心栄から東山公園更に東名名古屋ICそれぞれ
の北側を通って名古屋の東隣の長久手町に通じる県道6号線(昨年開催された愛知万博会
場への公共交通として開通したリニモの下にある道路)を東に走り、そのまま猿投グリーン
ロード
(有料)に入り、終点の力石ICから左折して国道153号線に。こちらでは紅葉で有名な
香嵐渓を通り稲武という所まで行き、ここから右折して国道257号線に入りました。
余談ですが、香嵐渓がある旧足助(あすけ)町や稲武(いなぶ)町は昨年(2005年)4月にあの
豊田市に合併されて今は豊田市の一地区になりました。
尚、この257号線に右折する前、稲武町にある道の駅「どんぐりの里」に寄り、ここでトイレ
休憩と煙草を一服(自分の車は自分で禁煙にしましたので待ち遠しかったです(^_^;)。
さて、国道257号線を進み、愛知県の最高峰である茶臼山に登る茶臼山高原道路の入り
口を通りすぎ、名倉川という川沿いにある設楽町西納庫(にしなぐら)集落の所で左手斜め
にある田舎道に入りました。実はここまでナビに従って運転してきましたが、ナビの目的地
はここまでで一瞬不安になりましたがすぐに駐車場がある津島神社の鳥居が見えほっとし
ました(^_^;)。
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      西納庫集落から見た岩伏山       津島神社の鳥居と階段

実はそれほどポピュラーな山でないが休日だしと万一を慮って朝早く起き、6:30頃家を
出発し、9:00前にここに到着したのですが、神社前の駐車場には1台も無く、私の車が
一番でした(^_^;)。ま、でも、本では1〜2台駐車可能とあり、ネットで調べたら約10台の
駐車が可能と書かれていましたが、実態は4〜5台程度可能の大きさでした(私有地なの
か温室が設けられていて狭くなったようです)。
誰も他に登山者いない感じでしたので、ゆっくりとスポーツ店の開店セールで買ったばか
りの安物のハイカットのトレッキングシューズに履き替え、ザックをもう一度確認してから
まずは神社の短い階段を神社まで登りました。
map_2 ここで参拝してから、神社の左側の登山道に
入りました。すぐに犬を連れた地元の男性に
会い、挨拶を交わして先に進みました。
ここから茶臼山高原道路への接続道路(左の
地図では国道257号線と出会う地点からに
してありますが、実際は道の途中からが有料
区間になっています)に出会うまではのんび
りした所でした。
この道路に出会うと道の反対側はガードレール
で仕切られた縦列駐車場になっていました。
道を横切り右手に曲がって「天王橋」という
橋を渡りましたら、左手に登山口がありました。


Phot_1 Phot_2
      道路までのなだらかな道       道路沿いの登山口

いよいよ岩伏山登山です。少し進むと右手に堰堤があり、そこから流れるせせらぎには
4本の木材で作られた橋が掛けてありました。

やがて谷の右岸側の大きな岩の上に岩伏観音が置かれているのが見え、更に先で道の
すぐ右の岩の上に岩伏地蔵が鎮座していました。言い忘れましたが、この山は昔大水で
山が崩れそのとき落ちてきた大きな岩があちこちにありました。
Phot_3 Phot_4
         岩伏観音          岩伏地蔵
平成12年の東海豪雨で荒れ果てた地域(わざわざ残してあるようで説明板があった)を
過ぎ、やがて平坦な所にしばらくひのきの林を行くと作業小屋がありました。ここは休憩
所になっていて腰掛けられるようになっていて、ここで初めて持参したお茶を飲みました。
そして愛煙家の私は何はともあれ、携帯灰皿を使って一服。灰皿がありませんでしたの
で(^_^;)。ここにも誰もいませんでしたし、しばらくいたのですが誰も来ませんでした。

ここから少し左方向に進み、やがて、この登山で楽しみにしていた「矢作川源流」の標識
が現れました。な〜んだぁって感じでしたけどね(^_^;)(^_^;)。
Phot_3 Phot_4
         作業小屋          矢作川源泉

この付近から直角に左に曲がり、8合目表示を過ぎていよいよ頂上を目指しました。
登りはガイドブックの地図の等高線の通り次第に急坂になりました。あと少しです。
少しまばらになってきた木立の間から遠くの山々が見えてきました。遅れがちの娘に
声を掛けながら登ること少し・・・やっと頂上に到着です(^_^)。少しの広間の頂上
には二つの頂上標識と二等三角点がありましたが、ベンチなどはありませんでした。
幸い、スポーツ店で見つけた4つ折の小さなざぶとんを持参していましたので、広場
の片隅にそれを引きやっと腰を下ろしました。
Phot_3 Phot_4
         頂上標識          二等三角点

しかし、本やネットで調べたところでは頂上からの展望は望めないとのことでしたが
東南側が切り開かれていて遠くの山々の眺望が望め、思わぬいい意味での誤算
でした(^_^)。よい天気でしたので素晴らしい眺めでした。
ここで、まずコーヒーを飲むべく先日購入したストーブ(ガスコンロ)を出し、ぶっつけ
本番でガスを取り付けたのですが、自動着火装置が悪くガスだけ出て火がつきま
せん(-_-;)。やむおえずライタでつけました。持参した水をこれも購入した容器に
入れ、湯を沸かしました。湯はすぐにわきましたので、持参したステンレスのカップ
に昨日購入したばかりのコーヒードリップパックを乗せてお湯を注ぎました。
娘と2人で山の上でのコーヒーを楽しんでいましたら、単独登山のおばあさんがひょ
っこり現れ驚きと本音は失望(景色を我々2人だけで独占できなくなったので(^_^;))
の複雑な気持ちに。そしてその後、今度はやはり単独登山のおじいさん、その後に
中年夫婦がいらっしゃいました。結局、全部で6名が本日のこの山の登山者のよう
でした(^_^;)。
しかし山のよいところは知らない人と挨拶を交わせることですね(^_^)。このおばあ
さんは色々と登られているようで、見えている山の名前を教えてもらいました。
おばあさんというと怒られるかな?(^_^;)。低山ハイクを始めてから驚きの1つに
男女問わず本当に中高年の登山者の方が多いということです。ま、私も老年に近い
中高年の仲間ですが(^_^;)
Phot_3 Phot_4
         ストーブです          近くに見える碁盤石山

コーヒーを楽しんだ後、娘のザックに入れさせてもらったお弁当を取り出し、やっと
食事にありつきました。ただ、娘が朝からあまりおなかの調子がよくなく、小食でし
たのでおにぎりもおかずも余ってしまいました(^_^;)
なお、前述のおばさんはお湯持参らしくそれでソース焼きそば作って食べていました。
おじいさんやご夫婦はうちと同じでおにぎりでした。
今回はクッキングストーブの初使用でしたので、コーヒー湯沸しのみの使用でしたが
卵スープの袋を購入していますので次回はこれをやってみようと考えています。
娘から所望されたんですが片付けてしまったストーブをまた出すのが面倒で今回は
パスしました(^_^;)

やがておばさんが最初に出発。来た道と反対側に進まれるので聞きましたところ急
坂とのこと。ちょっと発行日の古い「名古屋周辺の山200」ではまだ整備前で踏み
跡はあるが急坂なので避けたほうがいいとありましたが、「愛知の130山」ではこの
ルートが示されていましたのでどうかなと思ったんですが・・・。結局、一番最初に頂
上に来た我々が最後の出発となりましたが、この下り道は大変な急坂で下手すると
注意書きがあったように「落葉スキー」になってしまうとんでもない道でした(^_^;)
よくあのおばさんたちはすいすいと降りられたなぁと改めて登山慣れされている方に
尊敬の念さえ抱いてしまいました。怖がりの娘を励まし、時には手を差し伸べながら
トレッキングポールの支えを頼りにのろのろと時間を掛けて早くなだらかな道になら
ないかなぁと時々道がわからなくなりかけながら(それでもロープが張ってあったり
テープ目印がしてあったのでなんとか道に迷わないですきました)下り、例の道路が
見えてきたときはほっとしました。結局、距離は短いのに登りよりも時間がかかって
しまいました(^_^;)。
尚、この下り道には「笠岩」「鼻垂れ岩」と名前がつけられた巨岩がありました。

神社にはトイレらしきものがなかったので、前述の茶臼山高原道路への取次ぎの道
が国道257号線と出会う当たりにある道の駅「アグリステーションなぐら」に入りまし
たが、小さいためか駐車場も狭く満車状態。なんとか空いたので即駐車。喉が渇いて
いましたのでアイスコーヒーを飲みました。あなごの炭焼きというのをおばあさんが売っ
てましたが小さいのに¥400でしたので買うのをやめました。私はこういう串刺しの焼
き魚が好きでドライブ先ではよく食べる輩なんですけどね。

結局、行きによった道の駅「どんぐりの里」に復路でも寄ることに(^_^;)。
で、復路は香嵐渓付近で大渋滞に遭遇し、大変でした(^_^;)。
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