大日ヶ岳(1708.9m)
[岐阜県郡上市](2008/9/6)
【国土地理院1/25000地図】石徹白など
【参考ガイドブック】こんなに楽しい岐阜の山旅100コース(美濃[下])
新分県登山ガイド 岐阜県の山
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大日ヶ岳(途中のこぶから) |
本当はもう登山者も少ないだろうし、まだ今なら雪はないだろうと北アの常念岳に行き
たいと思ったんですが先週も今週も天気予報が芳しくなく、そんなお天気では私にはと
ても無理だろうと、とりあえず間が開いたので、日帰りの山に行くことにしました。
本当は先週の日曜日に行くつもりでしたのに直前の天気予報が芳しくなく諦めたらなん
と晴れ。で、今週はと期待してたらやっぱり芳しくない予報でしたけど、ひょっとするとと
いう何も根拠ない思いで行ってきました。朝から雨ならやめればいいさと・・・
で、朝こそ雲が多く黒く立ち込めたりしてましたが部分的に青空があり、途中でお日様
も出てくるなど大正解でした(^_^)
今回の山は岐阜県奥美濃にある大日ヶ岳(1708.9m)です。
標高からまだ暑いかなぁとは思ったんですが、冬は雪が降る岐阜県北部の山。もう涼し
い秋風が吹いていました。
この山、登山コースは3コースあるのですが、ガイドブックで一番人気と書かれていた
コースで登ってきました。で、山渓ガイドブックでは少しだけ触れられていたコースのた
め、距離とか標高差についていつものようには調べていませんでしたけど、累積でも
1000mに満たない登山口との間の標高差で、岐阜の山旅の方では体力度が★三つで
したが意外に辛くないコースでした。
ただ、なぜか最近にしては珍しく今日は筋肉痛が(^_^;)。
往路
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国道から登山口までのルート |
時間が不明でしたので、今回も車中前泊で行くことにしました。
東名阪〜名古屋高速小牧線〜名神高速〜東海北陸道にこの道を通る時の私の定番
である一宮PAのサンクスでおにぎりなどを購入して白鳥ICまで走りました。
この日(9/5)は道の駅白鳥で車中泊するため、カーナビをこの道の駅にセットしました。
実は完全に思い違いしていました。登山口駐車場に近い道の駅は道の駅大日岳でした
が、それをなぜか道の駅白鳥と思い込んでいたのです(^_^;)。朝、地図見ていて自分の
思い違いに気がつきました。
結果的には思い違いしていたのでそれが正解でしたが・・・
家を18:30頃出ましたが、なんと道の駅白鳥には21:00前に到着してしまいました。
車は予想に反して2〜3台停まっているだけでした。道から一番遠い場所を選び灯りが
直接顔に当らないよう、施設と反対側向きに停めました。
夜食用のサンドウィッチを頬張り、眠られるよう買って来た小さいビールをつまみを食
べながら飲み、しばらく小説を読んでましたが、21:30前にはエンジンを止め座席を
フラット一杯まで倒して寝ることにしました。しかし、時間が早すぎるのといつもながら
の状態でなかなか寝付かれず・・・途中で起きてまた小説の続きを読み始めましたら
すぐに眠くなり再び横になりました。
結局3回も目が覚めてしまい、諦めて4時過ぎに起きました。朝食用のいなり寿司を
食べ、トイレに行き、そして登山用の500mペットボトル(お茶、水)を自販機で購入し
とりあえず一番近い道の駅である道の駅大日岳まで車を移動しました。
ここは小さな道の駅で店も小さいし、駐車場も狭く道沿いにありました。これじゃぁ、
眠られないだろうと思い、間違えて白鳥にしたのは怪我の功名でした(^_^)
ここで夜が明けて予定の時間が来るまで目を瞑って待機しました。
そして、間違えないようカーナビセットしたのですが、最後の部分道が出ません。
ま、とにかく行ってみようと車を走らせましたところ、ちゃんと登山道表示があり道迷
いのくせがある私でも間違えることなく駐車場まで到着できました。
駐車場と言ってもあまり整備されておらず土地もがたがたの草っ原でした(バックで
方向転換して入れようとしたらタイヤが空回り(^_^;))。そばにある浄水場フェンスそば
が一番ましでしたのでそこに停めました。
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浄水場そばの駐車 |
2.山歩き
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登山ルート |
駐車場というより空地には熊出没注意の標識がありましたのでザックにぶら下げてい
る熊鈴の音が出るようにしました。実は一度ザック担いだのにそれをしていないのに
気がついて下ろしてセットして担ぎなおしました。やっぱり45Lザックは担ぎ易いです。
フェンス沿いに林道の先を進みましたら、立派な登山口の看板が現れました。
実は往復とも何が書かれているのか読まなかったんですが(^_^;)・・今写真を見ると距
離は往復で約14kmもあったんですねぇ。
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登山口 |
道はよく整備されており、迷うところも無く広いところも多く、比較的歩き易い道でした。
林道の続きはすぐに登山道になり、少し登ると送電線鉄塔が現われました。
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送電線鉄塔下をくぐります |
登山道は鉄塔の下をくぐっており、この辺だけは階段がつけてありました。
道は比較的緩やかで平坦なところも多く、ゆるやかなアップダウンを4〜5回繰り返しな
がら順に高度を上げて行きました。1100m越えたあたりで前に樹木に覆われたピーク
の下部が壁のように立ちふさがるところに出ました。ここが胸突二丁目と呼ばれる所で
本コース唯一の急登でしたが、比較的距離も短くまた、滑り易い土の坂道ではなかった
ため助かりました。
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胸突二丁目 |
それにしても胸突き八丁とはよく言いますけど、なぜ二丁目なんでしょう(笑)。
やがて、道はそれまでの北西方向から西方向になり、ぼこっという感じでいっぷく平に
つきました。ここは広場になっていて倒木がベンチのようになっていましたのでザック
下ろして一休み。おなかがすいたのでバナナを食べました。
で、ここには1356.3mの二等三角点があるはずなのに広場には見当たりませんでした。
復路でも探したんですが・・・結局、広場に到着する手前にあることが帰りにわかりま
した。往路ではいっぷく平につく直前で全然案がなかって見落としていたようでした。
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いっぷく平 |
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いっぷく平二等三角点 |
ここからも比較的穏やかな登りの道を歩き、やがて展望台という看板があるこぶ(小
ピーク)に到着。狭い広場でしたが、ほぼ360度の展望。かすんではいましたが、四方
の山々や眼下には郡上市高鷲町が見渡せました。曇で景色は諦めていたので万歳です。
前には本日の目的の大日ヶ岳とその左には前大日を経てダイナランドスキー場に続く支
尾根がそびえていました。この小ピークは約1630m強です。
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展望台の表示があるこぶ |
またしても山坐同定ができませんでした(^_^;)。
ここからは少し下り、そしていよいよ最後の登り。いつもここでヘ垂れるんですが、声
が後ろの方で聞こえたので、やばいと思い頑張って登りましたら、今度は前から・・
頂上には3人の中高年パーティ(男一人、女二人)が食事をされていました。
これももっとアップダウンがきつい反対側の桧峠から登られたそうです。
私の後には私と同じ登山口から小学生の子供つれの親子4人、そして単独の中高年
男性が登ってこられ、結局、私が下山するまで会ったのはこれだけでした。
頂上は南北に長く、私が登ってきたところに三角点、標識、大日菩薩石像などがあり
その部分は座り易い岩が沢山ありましたので、そこで腰を下ろし、食事にしました。
今日は日帰りでは久し振りにお湯を沸かしてカップヌードルを食べました。おにぎりも
今日は2個とも食べ、小さいみかんも食べ、ホットコーヒーも飲んで大満足でゆっくり
しましたが、それでもまだ午前中。
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頂上広場 |
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三角点など |
3人パーティも子連れ親子も下山していき、私も下山することに・・・。
時間が早いのであせらず喉がすぐに乾くので休んでばかりで歩きました。
途中で休んでいたら最後に登ってきた中高年男性に追い越されました。
さすがに唯一の急登の胸突二丁目はこけないように慎重に早く終わらないかなと思いな
がら下りました。下山中からはずっとよいお天気になりました。
車に乗りカーナビ設定したらなんと高鷲ICがあることがわかりましたが、帰りに土産買う
ため道の駅白鳥に寄ることにしてましたので、しばらくは国道156号線を走り、道の駅に
寄り、白鳥ICから帰りました。
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