御嶽山(3062m)

         [長野県](2008/7/19)


【国土地理院1/25000地図】御嶽山
【参考ガイドブック】YAMAPシリーズ「白山 御嶽山 比良」


御嶽山
                  駐車場から見た御嶽山
会社が前半夏休みで5連休になり、本当は後半に2年越しで憧れている八ヶ岳に
行こうかと思っていたんですが、週間天気予報がよくなく、おまけに予定日に用事
ができたので、近づくにつれお天気がよくなったこともあって土曜日に日帰りで別
の山に行くことにし、お天気をにらみながらあれこれ候補を探しました。

暑いので涼しく遠くなくってことで御嶽山が目に止まり、ガイドブック見ましたら、駐
車場の標高が高く累積標高差が1000mに満たない3000m峰、危険箇所もないこ
とがわかり行ってきました

意外に駐車場まで時間がかかりましたが、さすが駐車場の標高が2160mもあり、
夏なのに涼しい山歩きになりました。ただ、虫が多かった・・・

往路

朝早起きで行くのは辛いため、車中前泊で行きました。

中央道中津川ICで下り、 国道19号線に入り、木曾谷を延々と走り、南木曾町へ。
今回は3点も思い込みと誤解があり、まず2時間くらいでつくかなと思ってカーナビを
セットしましたら、なんと最初の到着予想時間まで4時間くらい・・・(@_@;)

そして、当初泊まる(車の中で)予定していた三岳の道の駅は土日祝日のみ営業と
地図に記載があったので、ずっと手前国道19号線沿いにある道の駅大桑にしました。
しかし、三岳に寄りましたら結構車がいましたのでここでもよかったなと・・・

道の駅大桑からは2時間くらいある予想でしたので、朝早く暗いうちに起き出して出発
しました。

上松町で寝覚めの床も過ぎ、木曾町に入り、元橋の信号で左折して県道20号線に入
りました。そして、途中にある道の駅三岳に寄りトイレ休憩をしました。意外にきれい
なトイレでしたし、入り口が道沿いでなく夜中中車の音がうるさかった大桑でなくここで
車中泊すればよかったとこのときは思いました。

黒沢の信号で左折し、左側に王滝川を見ながら県道256号線をひたすら走りました。

やがて、狭い街中に入り右戻り方向へというカーナビ指示。で、勘違いしてここからが
林道かと思いましたらまだ県道256号線の続きでした。どんどん登って行き、そのまま
で県道が終わり黒石林道に入ったようですが、道は広く、最後までそのままでした。こ
れなら夜中でも駐車場まで来れましたのでここまでこればよかった(^_^;)。

道から雲が下のほうに見えました。そして終点の田の原到着。田の原山荘の横を抜け
ましたが、トイレもある登山口そばの駐車場はもう満杯。その上にある広い駐車場の
奥の方に停めました。ここは最盛期でも停めるところがないことはないそうで100台は
止めることができるようです。ここは冬は御岳スキー場が営業されており、林道上をリ
フトが通っていました。

2.山歩き

map   登山ルート

登山道は駐車場から山頂までまっすぐ伸びており、上の写真でも道がよくわかります。

御嶽山は山岳宗教の山です。登山口は駐車場そばにある鳥居から始まります。

登山口
                  登山口

最初は広い平坦な道。そのうち登りになりましたが、かなり上まで木の階段になってい
ました。段差のあるところはやっぱり脇に踏み後があり、そちらを歩きました。こういう
のはどこの山でも同じで恐らく登山者がつけたんじゃないかって思いますね。

しばらくは大した急登でもなくみなゆっくり歩かれていましたのでマイペースで歩きまし
た。そして、もうついたのかという感じであかっぱげにつきました。右側ががれていて、
底のほうには残雪が見えました。

あかっぱげ
                  あかっぱげ

しかし朝まだ7時台なのにもう下山してくる方が多く驚きました。

ここから少し登った所に金剛童子がありました。

金剛童子
                  金剛童子

この付近から眺望は抜群です。今日は晴れていて大満足でした(^_^)。

この少し上が八合目。ここまではまだたいした登りでもなく、体力・気力とも充実して
いたようでコースタイム通りで歩けました。

目的の御嶽山最高峰の剣カ峰はまだ見えず建物のある王滝頂上が上に見えますが
なかなか近づきません(^_^;)。岩道などもあり、歩くところを選んでゆっくりと登り続け
ました。そして人が休んでいる部分に到着。一口水がありました。
水はちょろちょろと細く出てくるところに小さな管がおいてありコップがその下におか
れてありました。土の部分を流れる水を集めてあるもので地中から出されたもので
はありませんのであまり冷たくありませんでした。この登山道はここしか水場ありま
せん。

一口水
                  一口水(管は置いてあるだけ)

道は急でしたが、ここからは気力が萎えないようひたすら上を見ないようにして登り
やっと、王滝頂上到着。ここにはトイレがあり、西側に奥宮方面の道標がありました。

王滝頂上
                  王滝頂上が直ぐ上に見えて来ました

ここまで来てやっと草木も生えない剣ケ峰頂上が目の前に見えて来ました。
左手方向には一箇所、ゴ〜という音と共に蒸気が噴出していました。

剣ケ峰
                  剣ケ峰

ここで少し一服して今日の登山中の初煙草を味わい、それから頑張って頂上を目差し
てひたすら登りました。声がして見るとやっと頂上直下にある山小屋2軒があり、前に
板の大きな休憩場がありました。ザックを下ろし、またちょっと休憩してから、頂上まで
の短く急な神社のものと同じ階段を休み休みしながら登りやっと頂上到着。沢山の人が
休んでいました。初の3000m峰頂上です(^_^)。

剣ケ峰頂上
                  剣ケ峰頂上

隅の小石の敷かれたところにシートを敷き、足を投げ出して座り込みました。そして、
ここで昼食。ストーブは誰も使っていませんでしたのでまたもや出さずじまい。湯沸し
用水はまたもむだに担いだだけで終わりました(^_^;)。

それにしても素晴らしい眺望でした。さすが3000m峰です。暑くなく今日は長袖シャツ
着ていましたが脱ごうという気になりませんでした。

数箇所で休憩しながらかつ息が上がらないよう本当にゆっくり登りましたのでかなり、
コースタイムをオーバーしてしまいましたがそれでも時間的には早く下山にかかりまし
た。午後になっても登ってくる方が多くこれまでそういう経験が少ないのでちょっと驚き
ました。かなりの間、下の駐車場が見えてましたので、まだまだだなと思いながらの下り
になりましたが・・・。

2時過ぎに駐車場到着。コースタイム4時間45分の歩きになっていますけど、休憩も多く
ゆっくりの歩きの私、今日も、7時間以上山にいました(^_^;)。

帰りに道の駅三岳に寄って土産を買い、後はひたすら家を目差して帰りました。



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