岩岳(1051)

         [愛知県・奥三河](2008/4/5)


【国土地理院1/25000地図】田口
【参考ガイドブック】こんなに楽しい愛知の130山

今週も土曜日はお天気がよく、絶好の山歩き日和。
で、3月復活以来、4週連続で山歩きしてきました。

といいましても、先週厳しい山に行きましたので、今週は足慣らしの軽い山にしました。
コースタイムが短いので、本当はおまけで登山口が車で移動しないといけない別の山
も行く予定で出かけたんですが、極度の方向音痴ですぐに思い違いしてしまい、更に
すぐに弱気になる私ですので、結局、これだろうと思ったダートの林道途中まで走り
ましたけど、あるはずのゲートがなかなか現われず、途中で二俣になって余計きょろ
きょろ状態になって途中で断念してしまいましたので結局1個だけで終わりました(^_^;)

行きましたのは県内の設楽(したら)町にある岩岳(1051m)という山で、愛知の屋
根と言われる(←ガイドブックの受け売りです(^_^;))段戸山系に属します。

実は、今回と同じ付近が駐車場所である西側にある段戸山は既に2006年に娘と登頂
済み(ここ)です。そのとき両方行こうかなと思ったんですが、私以上に体力の無い娘同
伴でしたのであきらめたいきさつがあります。

1.登山口までの往路

カーナビ任せで、有料の猿投グリーンロードを通り、終点の力石ICから国道153号
そして、稲武町(豊田市)信号から右折して国道257号を通り、西名倉地区で右折し
国道西側沿いを流れる名倉川を渡り、町道名倉沖駒稲武線を走りました。

この町道はどんどん山を登る曲がりくねった山道で、結局1台も対向車と合いません
でした。やがて、北のほうから来ている広い道(前に段戸山に登ったときはこちらから
来たんですが、なぜかこの付近だけ部分的に広くなっています)に出会い、ここで左折。
すぐにこの舗装道は終わりで、その先はあなぼこだらけのダートに。ここからは林道に
なります。

登山口はこの付近のため、このダートに入ってすぐにある路肩に車を止めました。
で、出発するときのカーナビ到着予想時間より40分も早く到着してしまいました(笑)



map   登山口近くの道路
駐車
               路肩に駐車
黒田川
               道沿いの黒田川

2.山歩き

map
            登山ルート
今回は軽い山歩きなので30Lザックでした。

駐車位置から道を少し戻り、林道へ右折(東北東方向)。すぐにゲートがありました。


ゲート
                   林道ゲート

道はすぐに右に曲がり、民家の横を通り、鑑賞用植物用に黒いビニールで囲むための
鉄骨の小屋の間を進みました。

やがて、林道が緩く右にカーブする付近でまっすぐ伸びる細い道が現れました。これが
登山口です。ちなみに林道は右に曲がった所で終点になっていました。

登山口
                   登山口(左の細い道)

道は最初は緩い登り。道と渾然一体になった小さな沢に出会い、その沢の先を渡り歩き
ました。

小沢
                   小沢が道に

途中、沢を渡る細い鉄の渡しがありました。

渡し
                   鉄の渡しで沢を渡ります

やがて第一のポイントである#80送電鉄塔が大きく前上方に迫ってきました。
そして一登りで送電鉄塔に到着。高度計によれば確か960mくらいのところでした。
ここで写真撮影兼ねて一休み。

#80鉄塔
                   #80鉄塔が迫ってきました
鉄塔下
                   #80鉄塔の下

鉄塔の右側を更に進むと、道に通せんぼが。そして、右の笹の方に小さく岩岳の方向
指示標がありました。ここから恐らく998mの小ピークに向かうんだろうと思いました。
道は南、南南東と方向を変えながら全体として南東方向へ進みました。

ところどころ笹があり道が細くなったりしましたが、まだこの当りはましなほうでした。

岩岳方向
                   岩岳方向指示標と笹の道

やがて、「ええっ?どこが道?」というくらい笹が道を隠してしまっている場所が現われ
ました。こういう場所はこの先にもありました。道はなんとなくわかったんですが、下が
笹の葉でかくれているのでまむしでもいたらどうしようと不安でした(^_^;)。

笹
                   笹が道を覆い隠して

やがてやっと#58境界見出杭が現われました。ルートはここから東に向かいます。

境界見出杭
                   #58境界見出杭

しかし、ガイドブックではここの南斜面は木が伐採されているとありましたけど、もう
登山道右(南側)の若木の背が伸びたのか一瞬、林道が見えたきりで見えません
でした。

ここから先、尾根歩きが続きますが、歩き安い所や笹で道が隠されたところがあり
ました。

そしてやっと頂上かなと思ったところは頂上前にある同じ位の標高の場所で、笹道
の中に後10分の標識がありました。まだ10分もかかるの?嫌だなと感じました(^_^;)

そして、少し下り、ついに前にピークらしき陰と登りが見えて来ました。

やがてガイドブックに記載があった大きな岩が出てきました。頂上まであと少し。

大岩
                   頂上直下の大岩の間を登る

手を使って支えながら岩と岩との間を登り右側の2mくらいの急坂を登りやっと頂上
に到着しました。

山頂は三畳の間のような小さな場所でした。道と反対側奥に岩が1つあってその向こ
うが開けていました。

頂上の岩
                   頂上の岩
手書きの標識
                   山名標識は手書きで消えかけています

頂上標識は手書きでもう消えかけていました。この山は三角点はありません。

想定通りだ〜れもいない一人だけの独占でした(^_^)。
ひょっとしたら登る人はほとんどいないんじゃないかなぁ・・・だから笹が道を覆い
隠しているのかも。

ザックをおろし、まずは岩に座ってたばこを一服。そして、ペットボトルのお茶を
ぐいっ。うまぁ〜(^_^)。

9:30についてしまいましたので昼食には早すぎました。で、バナナ1本、そして
「速攻元気」(最近、毎回2〜3個コンビニで買って持参。これが事のほかうまい
と感じている私です)を1個。

後は眺めをパチパチ。ガイドブック記事から3個くらいの山は同定できました(
多分あっているだろうと思いますが(^_^;))。
一昨年登った平山明神山と先週登った三つ瀬明神山はわかりました。

南東眺望
                   両・明神山が見えています

昼食をここでとらないことにしたので20分くらいいただけで下ることにしました。

岩場はちょっと怖くて慎重におりました(^_^;)。
途中、行きには気がつかなかったルートファインティングがいるという道が左側
まっすぐの方向に現われました。
また、笹が道を覆い隠しているところでは道に微妙に段差があるところがありま
したのでスティックで掻き分けながら慎重に下りました。

やっと林道につき、車まで急ぎました。次の山を予定していたからです。林道は
バイクツーリングやマウンテンバイクのツーリングで人気があるようですが、車
について準備しているときにマウンテンバイクの集団が通り過ぎました。

3.復路など

さて、まだ午前中なのでもうひとつおまけで計画した山−寒狭(さむさ)山−に
向かうことにしました。

元来た町道名倉沖駒稲武線を通り、国道257号線へ。右折し更に先、設楽町の
田口地区(設楽町の中心街)に向かいました。

快調に飛ばし、田口で県道33号線に右折しました。で、ここまではよかったので
すが・・・

所持している道路地図もわかりにくく私のカーナビ地図も曖昧・・・。で、左折場
所を間違えてしばらく走ってしまい、元に戻るはめに(^_^;)。
今度こそというところを通り過ぎてしまいUターンして入りました。しかし、何
も表示が無い・・・町道と書かれてはいたのですが。で、橋を渡ると二俣に。
左の道のよい方に曲がって進みましたら、そこの集落への道でなんと行き止まり。

元の橋の袂まで戻り、反対側へ。道は林道らしくなってきました。そして、先で
突然ダート道、それもでこぼこのひどい道になりました。
で、すぐゲートに着くだろうと思ったのですが尾根越えして下り坂になりゲート
なんて全然出てきません。そのうち、小屋があり、廃車のような車が入れてあり
ましたがここでなんと二俣。何も標識が無く「???」状態。もうこうなると私
駄目なんですね(^_^;)。右側に進みましたが道はますます狭くひどくなりました。

で、途中わずかに広くなった所で断念。何回も切り返してやっと方向転換しました。

そしてそのまま帰ることに(^_^;)。

結局、山頂で食事とならず、途中の道の駅「アグリステーション名倉」に寄り、車
の中でおにぎりと朝作って持ってきたゆで卵を食べて空腹を満たしました。そして、
ここで家へのお土産を買い、トイレを済ませてそのまままっすぐ帰宅の途につきま
した。

戻る