甲武信岳(2470m)
[山梨県・埼玉県・長野県](2007/10/6・7)
【国土地理院1/25000地図】居倉・金峰山
【参考ガイドブック】奥秩父・大菩薩・両神山(ヤマケイYAMAP)
二回目のテン泊先として名古屋からは遠いですが2000m越えで山小屋とテン場のある
奥秩父の甲武信岳(こぶしたけ)に決めて行ってきました。
甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の県境にあるからこの山名になったと
言われていますが、名前がいいですよね(^_^)。
ここは日本百名山の1つですが、私は百名山ハンターではないため頂上標識でそうなん
だと知りました(^_^;)。ま、これで恵那山と合わせて二つ目です<百名山。
しかし、さすがに2000m越えの山です。10月は寒かった〜(^_^;)。
でも期待の紅葉はまだでした。ちょっと残念。
でも二日間とも好天にめぐまれ重い大型ザック担ぐのは辛かったですが行ったかいがあ
りました(^_^)
あいかわらずペグ固定が下手でもたつきましたけどね(^_^;)
ちなみに山小屋は埼玉県だそうで、二日目の稜線歩きも大半が埼玉県側でした。ずいぶ
ん遠い所まで行ってきたようでした(^_^;)
1.登山口までの往路(10/5)
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アクセス地図 |
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アクセス地図 (登山口付近詳細) |
今回も車中前泊。会社から帰宅後、食事をし用意をしていざ出発。ところが、私の車の
カーナビ君。遠すぎるためか、ルート選択できませんでしたと表示が・・・。仕方がなく途
中のPAで設定することで何時につくかも不明のまま出発しました。
まずはルートからはずれているんですがいつものガソリンスタンドに行って燃料満タン
に。まだあったんですが遠いために安心料で補充しておきました。
引山ICから東名阪自動車道で東名名古屋ICに行きそこから東名高速に入り、小牧JC
から中央自動車道に入りました。
いつものように小牧東ICと岐阜県側の多治見ICとの間にある内津峠PAに寄ってトイレ
休憩し長い行程への思いを新たにしました。
夜7時頃の出発でしたので、連休前日なのに道はすいていて意外に早く進み岐阜県か
らいつもながらなが〜い恵那山トンネルを経て長野県側に入りました。中央道は木曾
谷を通る中央西線と中津川で別れ長い恵那山トンネルを超えて伊那谷側を北進してい
ます。
この伊那谷部分、春には中央アルプスと南アルプスの残雪が眺められ好きなコースで
です。
やがて、左に長野自動車道と分ける岡谷JCにつき、道は一路東側へと右折しました。
そして岡谷の街の素晴らしい夜景を眺めながら諏訪湖そばを通り、諏訪SAに入りまし
た。ここで、やっとカーナビの設定再トライ。今度はばっちりです。同じ長野県ですからね。
で、到着予想はなんと11:50頃(^_^;)
しかし、この時点ではまだ高速下りるのは須玉ICだとばかり思っていました。国道141号
に近いICですから・・・。
そうしましたら、私のカーナビは高速道路走るときは右側にICやJC/SA/PAが下から
順に出るのですが、長坂ICが最後になってきました。地図見たとき見落としたICで、ん?
という感じ。とにかく言うとおりにしようと長坂ICで下りました。
ここはもう山梨県です。
ここからは県道28号線。で、カーナビは有料道路通るようなことを言ってます。慌ててサ
イフ用意して走りました。どうやら清里高原道路で国道141号線まで走るようです。
しかし嬉しい誤算。どうやら最近になって料金所はなくなり単なる県道28号線になってい
ました。
この清里高原道路は10年以上前に一度走ったことがあります。知人から車山高原のペ
ンションの宿泊券を貰いましたので、一泊二日でドライブ旅行し、あくる日清里高原から、
野辺山に行くために八ヶ岳高原道路に入りましたら何かイベントがあって途中で道が閉
鎖されており、途中でおろされてしまいました。その際、お詫びにとこの清里高原道路の
券をくれたんです。まだ開通してそれほどたたないときだったはずですけど、月日がたつ
のは早いもので無料になったんですねぇ・・・。
清里から国道141号線に入りました。で、ガイドブックには野辺山から分かれてとあり
ましたのにまだどんどん先に進むので少し不安になりましたが、相当走ってから右折の
指示がありました。やっと川上村に行く県道68号線に入りました。
この道はちゃんと中央の白線のある道で夜も深まりほとんど対向車線にも車の姿は見
られませんでした。やがて、やっと県道終点の梓山地区に到着しました。
ここから道が二手に分かれているからと慎重に走りましたらちゃんと道標がありました(^_^)
道標から右手の農道に入りました。ここもちゃんと舗装されて中央白線がある道。どう
やらこれはこの道一帯にある高原野菜畑からの野菜出荷トラック用のようです(帰りに
気がつきました)。
そして高原野菜畑が尽きてから途端に未舗装の林道に入りました。途中道の悪いとこ
ろも一箇所ありましたがおおむね走り安い道でよかったです。そして、やっと終点の毛
木平駐車場に到着。最初の予想時間よりは早く11:15頃到着しました(^_^)。
この毛木平駐車場は大きく立派な駐車場でトイレも水洗トイレでした(^_^)。もっとも男性
用便器は大小それぞれ一個ずつしかありませんでしたが。
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毛木平駐車場(右端がトイレ) |
駐車場には2台程度駐車されていました。
トイレに行ってきてから早速座席を倒して寝ましたが、ここで失敗したことに気がつきき
ました。やはり10月の1450m付近(駐車場の標高)ではサム〜イ。タオルケットでなく毛
布必要でした(^_^;)。
眠れるようにうとワンカップ酒持参したのに飲み忘れました(^_^;)
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登山道 |
2.山歩き(一日目:10/6土曜日)
今回は甲武信岳小屋前のテン場でのテント泊での一泊二日の行程でした。
初日は千曲川源流経由で甲武信岳に登り、少し下りた先のコルにある甲武信岳小屋
まで。二日目は十文字峠経由で戻るというガイドブックにあった行程です。ネット見ます
とこの行程を日帰りされた方が多いですが、私にはとても無理でガイドブックも一泊二
日の行程になっています。甲武信岳小屋に泊ってもいいのですが週末は混むとのこと
で予約も必要となっていたこともあり折角購入したテント担いで行くとにしました。
朝暗いうちからどんどん車がやってきました。東京や長野、静岡などのナンバーが目立
ち遠い名古屋からなんて私くらいのものでした(^_^;)。
ま、しかしそんなに早くから大型ザック担いで出発する人なんていません・・・今日はどう
せついたら泊るだけだからと中小型ザックで出発する人達が行くまで待って(私は大型
ザックなのでちょっぴり恥ずかしかったので(^_^;))ゆっくりそれでも7時ごろに出発しまし
た。
今日の登りはガイドブックによれば知らないうちに高見まで到着できるのが売りとあり、
確かに地形図でも等高線がすごく広くてゆるい道でした。
しばらくは駐車場そばで車止めされた林道を駐車場左隅から歩きました。ほとんど平坦
に近い感じの林道歩きでした。
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しばらく林道を進みます |
道は西沢沿いになりました。西沢の左岸(上流から見て左です)を歩きます。やがて、
お宮が右手に現われました。大山祇神社というそうです。ここで無事を祈って手を合わ
せました。
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大山祇神社 |
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西沢に沿って |
で林道左側にぽつんと1台の車が・・・。ありゃりゃどこから?と思いましたが右手から
林道が斜めに入っていました。地図にはない道ですが、先が道らしく見えなかったた
めにこれかなぁとちょっと躊躇してしまいました。後ろから中年夫婦が来ましたので追
いこしてもらうついでに聞いてしまいました(^_^;)
で、よく前を見たら小さなケルンが道の真ん中にあり、こちらだよと教えてくれていま
した。今回歩いた道、ときどきどちらか分からないときがありましたが、赤いペンキ丸
印や矢印が道を教えてくれました(^_^)
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小さなケルンが道案内 |
急登ではなくても、やはり背中のザックは重く、また急いでつく必要はないため、ゆっく
り歩きましたので何人もの方達に追い抜かれました(^_^;)。いつものことですが・・・
後ろから追い立てられるのが好きでないので。
右から流れる谷川をまだ源流は先かなと立ち止まって眺めてましたら追いついてきた方
に話しかけられました。66歳の方で今日は小屋泊り。早すぎるのでゆっくり歩いてい
らっはいますが、若い頃から山登りされていて西穂縦走は何度も行かれているそうです。
さすがお元気ですねぇ。羨ましい〜。
それにしても下向いて歩いていて多分滑滝見落としたかも(^_^;)。高度計見たら地図にあ
る高度を過ぎてしまっていて・・・「しまった、先ほどのグループが休んでいた場所じゃなか
ったかな・・・その後それらしき場所の写真を撮りましたがこれは違うかもしれません(^_^;)
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滑滝かな?(違うかも(^_^;)) |
やっと千曲川・信濃川源流に到着。標識がありました。ここで水源から沸き落ちる水を飲
みました。すごく冷たかったですが、誰かが書いていたほどおいしいって感じではありま
せんでした(^_^;)。もっと冷たくておいしい水飲んだことありましたから。
ところで千曲川源流とだけ思っていたんですが、信濃川の源流でもあったんですね。後で
知りました(^_^;)。それにしても源流って最初はちょぼちょぼの湧き水なんですねぇ。
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源流の標識 |
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水源 |
ここから稜線までは見上げるような急登。で、見ないようにして前だけ向いてゆっくりと
我慢強く一歩一歩登りましたらやがて思ったより早く稜線まで達しました(^_^)。精神的
なものがありますけど、いつも気力が負ける私にはこの方法がよいことが判明しました。
稜線の到着点は左・甲武信岳、右・国師ガ岳・金峰山へのの分岐点です。金峰山も百
名山です。行きたいのですが駐車場が狭いとか。
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分岐点 |
ここからは快適な稜線歩き。そして、途中右側にあいた場所がありましたので行きました
ら前方にやっと甲武信岳が見えました(^_^)。上は岩峰になっています。
多人数グループが登っていましたのでつい、最後の頂上までの岩稜帯の写真撮影を忘れて
しまいましたが、最後の部分は岩場の登りでした。そして頂上・・・頂上は狭かったので
どうせ明日も通るからと標識だけ撮影して先を急ぎました。
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甲武信岳 |
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甲武信岳頂上標識(二日目に撮りなおした物) |
少し行った所の方が眺めはよい感じでケルンもありました。
で、ここから甲武信小屋まで思わぬ急な下り坂。どんどん下りるので明日登りなおしする
のがうんざりだと思ってしまいました。結局、甲武信岳頂上は2475mに対し、この小屋は
甲武信岳と東にある木賊山とのコルの2360mくらいの所にありましたから約100m強下り
たようです。やっと小屋の屋根が下に見えてきてほっとしました。
本で見た有名な山小屋管理人の「徳さん」から教えてもらいテン場に行きました。まだ一
張り(ここは30張可能だそうですが)あっただけで場所は選り取りみどり(^_^)。で、一番平
らなように見えた場所に設営しましたがあいかわらずペグうまく打てず(^_^;)(^_^;)。これで
もたついてしまい最後は風もなかったので適当にごまかしてしまいました。恥ずかしい〜
ショバ代は¥300と比較的安かったです(^_^)。ビール買おうかと思ったんですが小銭がな
くてそれほど暑くもなかったのであきらめました(^_^;)(^_^;)
住所届け書いてましたら隣で途中でお話した人がアンケート書かれていて声をかけていた
だきました。
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甲武信小屋 |
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マイテントです(^_^;) |
終わってからテントにもぐりこみましたがまだ早い時間(3時前)なのに汗が引くと共に寒く
なり持ってきたフリーズセータ二つも着込みそれでも寒くてシェラフにもぐりこみました。
それでも寒くて・・・私のシェラフは限界温度が-10℃で0℃から快適とありましたのに、なん
で?って・・・すぐに鼻水ずるずるになってしまいました(^_^;)。
することもなくラジオ聞きながらシェラフで震えているうち、どんどんテン泊の人が増えてく
る声がしてきました。やはり人気の山ですね。初テントらしい女性が同行男性に励まされ
て初めて張るのも聞こえたりしました。私の隣にも張られました。
結局、5時過ぎまでシェラフの中で震えていて、やっと食事する気になり、前をあけてガス
ストーブを出しお湯を沸かしてまずはご飯(今回は重かったですがまずいアルファ米やめ
てサトウのご飯にしました)を暖め、ついでレトルトカレーを同じお湯でわかしました。
そして同じお湯でスープを作りました。前回の初テン泊ではちらし寿司にしたのですがこ
れがまずく私に合わなかったのでその反省でカレーにしました。これはばっちりでした(^_^)
フリーズドライのスープは今一でしたけどね(^_^;)。
で、食事をしたらもうすることなし・・・素晴らしい星空は約1450mの駐車場で前夜見まし
たので億劫になりもう外には出ずに篭っていました(^_^;)。テントってこれがいいんですね。
どうも山小屋って私には合わない感じで・・・
折角持参したワンカップ酒も飲み忘れ、中々寝付かれないまま外の声聞きながら寒いの
でまたシェラフにもぐりこんで目だけ瞑ってました。8時頃はまだ外はわいわいがやがや
の声がしてましたが、それでも時々眠っていたらしく気がついたときは9時過ぎ。もう外は
静かになっていて隣のテントのいびきが聞こえてきました(笑)。うるさいといよりちゃんと
寝られるのが羨ましく感じました(^_^;)。
鼻水がずるずるなので明日は予定コース行くか元来た道で早く戻るか悩みましたが明日
起きて考えることにしました。
3.山歩き(二日目:10/7日曜日)
その後も寝たような寝ないような状態で鼻ぐつぐつのまま横になっていましたがそれでもや
がて寝つき、5時ごろ外の声で目が覚めました。山の朝は夜が早いだけ早いんですよね。
周囲はテント撤収の音が・・・で、やっと6時半ごろ(?)食事をする気になり、1L50円の水
を買いに行きました。もうテントほとんどなく私のと隣(男女)の二張りのみ。いびきの男性
はザックをしまって出発直前でした。
水でまたサトウのご飯を温め、今度はお茶漬けにしました。で、持参した松葉昆布の佃煮
と漬物を添え、お湯ではコーヒーをいれました。お茶漬けは選定に失敗して二個も入れまし
たが今一でした(^_^;)。食後トイレに行きましたが珍しく小だけ・・・途中大丈夫かと心配で
したけど雉打ちしなくてもすいんじゃいました(^_^;)。
7時過ぎになってやっとテント撤収する気になりました。ラス前でしたから私の後は隣の一
張りのみでした。
そしてザックをしまい、重いザックを背負って7時40分頃やっと出発しました。
今日は休憩抜きのコースタイムで5時間くらいの所。ま、遅い私でも明るいうちにはつける
と思っての遅い出発でした。こんな遅いのはほとんど経験無しです(^_^;)
で、いきなりの甲武信岳までの急登。コースタイムは15分ですが、私にはとても無理でな
んと25分くらいもかかってしまいました(^_^;)。
山頂につくなり環境庁の職員さんによるアンケート調査がありました。色々聞かれました
が、国立公園なんですよね。だからテン場制限あるんですが。知っているかとか人数とか
昨日はどうしたとかどこから登ってきたかとかどこから来たかとか年代とかもろもろでし
た。でも、やはりここは関東圏なんですよね。どこから来たかに名古屋と答えましたらそ
の他の蘭に記載されました(^_^;)。
他の方で「私は環境NPOしている」という人がいまして色々と意見してました(笑)
ここではザック下ろしましたが、重いザックは一度下ろすと担ぎ直すのが嫌になりますの
でその後は大山まで下ろさないでいました。
さて、ここでは昨日は雲に隠れていた富士山が雲の上に黒々と浮かんでいました。ここか
らは色々な山が見えるそうですがどれがどれだか全然不案内の私にはわかりませんでし
た。
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雲の上に浮かぶ富士山 |
ここから予定通り十文字峠経由で下山することにし、標識に従い右手の道に入りました。
まずは三宝山です。急坂を下り前にそびえてる山に急登で登り直しです。これも前だけ
見て登りました。そしてやっと三宝山頂上。誰もいませんでした。ここは実は甲武信岳よ
りほんの少し標高が高く2483.3mあります。一等三角点もあるんですが、特徴がないため
か無名の山です。山容自体は甲武信岳より大きいんですけどね。写真だけとってすぐに
出発しました。見晴らしもなかったですから。
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三宝山標識と三角点 |
三宝山からも急坂の下り。やがて再び上り坂になり、ぼこっという感じで尻岩に到着しま
した。
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尻岩 |
更に進むうちに岩稜帯となり鎖が下がった短い梯子がありました。長い梯子かと思って
いましたので拍子抜けしてしまいました(^_^;)
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鎖のついた短い梯子 |
やがて岩稜の頂上に。ここは地図にある2288m峰らしいです。一人の中高年男性と3人
男性グループに追いつかれました(^_^;)。
ここから武信白岩山のとがった岩の先端が見えました。
この先端は危険としてロープでふさがれています。私には無理して登る気概はありませんで
した。武信白岩山は西側を巻いています。反対側に鎖がぶらさがっていました。
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2288m岩峰頂上 |
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武信白岩山 |
ここからまた下りてから登り小ピークを通り先に見えてきたやはり岩稜が覗く大山に登り
直しました。おなかもすいてきていて辛かったですが頑張って登りきりました。頂上には
途中で追い抜かれた二人組がいましたが私が到着してやっとザックを下ろし、昼食用の
パンを食べだした頃出発されて行きました。で、やっと一人と思ったらすぐ高年配の二人
組が到着されてしまいました(^_^;)。標識写真撮れないので出発されるのを待ちましたが
彼らもここで昼食。
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大山頂上 |
結局彼らが出発するまでここでかなり休憩してしまいました(^_^;)。
大山からの下りには岩場に短い三連の鎖場がありました。少しだけ使いなるべく頼らず
に岩を良く眺めて下りました。どこにも写真がなく心配していた鎖場でしたがたいした
ことなく事なきをえました(^_^;)
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大山の鎖場 |
おっとここまでいつも元来た方に見えていた大きな山容の三宝山の姿を示してきません
でしたね。甲武信岳がすっぽり隠れてしまっています。
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振り返ると大きな山容の三宝山 |
この大山まで延々と2000m越えの稜線をアップダウンしながら歩いて来て足が痛くなっ
てしまいました。気力、体力よりめずらしく足があかんでした(^_^;)。急坂下りは苦手なん
です。
後は下り坂。十文字小屋がある十文字峠めざしてどんどん下りました。やっと小屋の赤
い屋根が見えたときはとりあえずほっとしました。
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丸木造りの十文字小屋 |
小屋の傍には先ほど追い抜かれた単独の方がいらっしゃって「静かですね。ちょっと前
までは沢山いらっしゃいましたよ」っておっしゃっていました。そして先に出発されていか
れました。
で、ここからが思わぬ時間がかかってしまいました(^_^;)。確かに距離約4.1kmくらいと
なっていましたが。それでも予定時間を大幅にオーバーしてしまいました(^_^;)(:_;)
尾根の先の方の八丁の頭というところから左折して尾根から下り坂に入りました。これ
がまた思ったより長くて・・・ここでまだ1900m越えでしたからねぇ。
苦手の急坂下りが所々あり、また、何回か涸れ沢を渡りました。こういうところでは道が
えてしてわからなくなりますが慎重に先を見て道を見つけて歩きました。
やっと西沢にかかる橋にたどり着きました。沢では2288m峰で先に出発されていた三人
組の方達などが岸辺で火をたかれていました。私が車で出発する頃迎えのマイクロバス
が来てましたから時間待ちされていたんですね。
林道の往きの道との出会い箇所で若い男女が道に座っていたんですが、先に甲武信岳
頂上でとられたアンケート調査でしたのでもう上で済ましましたと近寄ってきた女性
に答えました。
やっと左手前方木の向こうに駐車場が見えてきたときは思わず心の中でやっと戻ったぁと
ほっとしました。
車についてスティックをしまい、ザックを車のトランクに入れて着替えしました。そして自販
機で冷たいレモン水を買いました。
めちゃくちゃ恥ずかしいのですが、途中休憩含み大幅なコースタイムオーバー(^_^;)。
到着は4時ごろになってしまって・・・出発からなんと8時間20分もたってしまいました
(^_^;)(^_^;)。遅くとも3時前に到着できると思っていたのに・・・1.6倍以上にもなってしまい
ました<コースイタイムに比較して。いつもながら遅すぎます(^_^;)
4.復路(二日目:10/7日曜日)
カーナビに従い同じ道を走って・・・で、途中野辺山でみやげもの店に入ってうちへの
みやげを買いました。野辺山辺りも高原ですから寒かったです。
長坂ICから中央高速に入り一路我家に向かってひた走り。家には9時前に帰りつきま
した。重いザックは部屋までせがれに運んでもらいましたが、せがれが「父さん、よく
こんな重いのを背負って登ってきたね」って驚いてました。
肩とふくらはぎが痛み、さっそくパテックスはりました(^_^;)。
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