宇連山(うれさん)(929m)
[愛知県三河](2007/3/31)
【参考ガイドブック】名古屋周辺の山200(山と渓谷社)
【国土地理院1/25000地図】宇連山他
3月になって三回目の山歩きです。今回は初めて単独でした。
昨年は愛知県の奥三河地方の山を色々と行きましたが、まだ行きたい山で行っていない
山が二つばかりあり、今回、そのうちの易しい方の山に行ってきました。
現新城市(旧鳳来町)にある宇連山(うれさん)という山です。
易しいといっても危険な所がないというくらいで、上記ガイドブックでは中級とされていて
体力度は★★★となっていて、確かにきつかったです。
宇連山の山麓に愛知県民の森という園地があり、キャンプ場やいくつかの遊歩道があり
ます。宇連山自体はこの愛知県民の森には属していませんが、遊歩道の続きでも行けま
す。また頂上直下まで西にある棚山方面から東海自然歩道が接続されています。
今回は夕方に用事があることと当初雨予報だったためどうしようかなと思っていましたら、
雨は夜中だけという予報に変わったため行って来ました。
|
宇連山 |
1.登山口までの往路
|
アクセス地図 |
東名高速道路で豊川ICまで行き、そこから、かって慣れ親しんだ国道151号線に入り、
北東方向へ。新城(しんしろ)市に入り、以前は鳳来町で現在は平成大合併で新城市に
なった地区へ。湯屋温泉を通り、やがて左手に現われた愛知県民の森の標識に従って
斜め左に入り、更に左折し、赤い橋を渡ると愛知県民の森に到着しました。
夜はしまっているゲートを通り、車止めを右手に入り、右側の一般用の駐車場に車を止
め、すぐ目の前にあるトイレにまず行って用を足しました。
ここのゲートは7:00にしか開かないとありましたが、夕方用事があるため、遅くなるのを
懸念して家を朝早く出たのですが、意外に早く着きすぎてしまいました。ま、でも7時前
にもうゲートは開いていましたので助かりました。
ここにはモリトピアという宿泊施設があるのですが、車が駐車されていたのはその宿泊
者用の方ばかりで一般用はがら〜んとしていました。
|
まだがら〜んとした駐車場駐車 |
|
モリトピア |
時間も早かったのでゆっくり準備してして出発しました。
2.山歩き
|
登山道 |
まずはどこかなと思っていた登山口のあるBキャンプ場へ。ここは道路を挟んだ左手側
すぐの所でした。バンガローを右上に見てその下にある道を少し南側に歩きましたら、
水のみ場などがある右手奥に登山口標識を見つけました。地形図上ではこの辺りはまだ
標高が190mそこそこですので、本日は1000mに満たない低山ですが、単純標高差だけ
でも約740m程度の登山です。
|
登山口 |
今回歩いたコースはガイドブックにあるコースでしたが、ガイドブックでは一括して西尾根
とありましたけど、ガイドブックで支尾根と記載がある所が南尾根のようです。
まずは登山口より九十九折の急な登りで南尾根まで登りました。
途中は情報通りしだの茂っている道でした。
南尾根に登るとすぐにあずまやがあり、不動滝上展望台とあり一方が開かれていて、
まずは早くも一休憩(^_^;)。ちなみに不動滝は見えませんでしたが、ここは既に標高
250m程度であり、眼下に小さく公園内のあずまやが見えました。
|
不動滝上展望台 |
|
不動滝上展望台からの眺望 |
南尾根は西向きになっており、ここまでに比べると比較的緩い登りでした。
この南尾根から西尾根はやせ尾根の岩稜帯が続き、眺望に優れたパノラマコースです。
今回この山を歩きたかった最大の目的がこれでした。
|
南尾根から岩尾根でした |
350mくらいの小ピークから北に曲がり主尾根である西尾根に入りました。
|
西尾根に入る小ピーク |
標識ではこの先20分で休憩所。再び岩尾根を歩き、やっと岩の上にあるあずまやに到着。
|
西尾根の岩尾根(1) |
|
西尾根の岩尾根(2) |
|
小ピークのあずまや |
ここは398mの小ピークでした。ちなみに道のそばですので、先を進むにはこのあずまや
を通る必要があります。
ここでザックをおろし、お茶を飲みました。で、5分休憩で出発しようとしたらザックのチェ
ストベルトがはずれてしまい、それをつけるのに手間取ってしまって結局15分以上もここ
で留まってしましました(^_^;)。
さて、更に延々と連なる西尾根はいくつもの小ピークがあり、最初の方はピーク上まで岩
尾根が見えました。ちなみにきついところには階段がつけてあり、また岩に足をかけられ
るようなくぼみも設けられていました。さすが遊歩道です。
|
尚も小ピークへと続く岩尾根 |
360mくらいの小ピークを過ぎ、386m、370mと地形図に数字の記載された小ピークを過
ぎ道はまた西向きに。そして、390mくらいの小ピーク上で道は再び北西方向となりました。
道は地形図通り一旦下った後、再びどんどん上り坂に。それに比例して私の体力もどんど
ん消耗(^_^;)。
アップダウンがあり結構足にきました。
そしてやっと最初の右手分岐、国体尾根分岐までたどりつきました。先はまだまだです。
|
国体尾根分岐 |
この国体尾根は愛知国体のときに作られたものです。
そしてさらにひーひー言いながら地形図で617mと記載のある小ピークに到着。この前に、
今日初の登山者に追いつかれつつあり、結局一度止まって撮影しがてら立っての小休止。
ここでこの夫婦に抜かれたのですが、その上のところで彼らはザック下ろして休憩してい
ましたので再度抜きました。しかしその先のピークに丁度休憩用の椅子があったため、私
もそこで本日二回目のザックおろしての休憩をしましたから、再度追い抜かれました(^_^;)
ここから道は北向きとなり一旦下った鞍部に帰りに歩く予定の滝沢分岐点がありました。
|
滝沢分岐標識 |
次は滝尾根分岐です。ともに右手に入っています。
ここで丁度座るのによい岩があったので、座って煙草を吸っていましたらおばさん2人組
に追いつかれてしまいました(^_^;)。彼女達は私が出発したより1時間弱の遅い出発。
決して歩みが速いわけではないので、私のように休まずに持続して登られてきたのでしょ
う。本当はリズム崩すような多くの休憩は返って疲れるということを頭ではわかっている
私でしたけど、愛煙家なのでどうしても吸いたくなってしまい余計立ち止まって小休止を
していまいます(^_^;)
更に、おばさんたちが先に行ってしまったあと、滝尾根方面から若者2人が登ってきて、先
に行ってしまいました。
|
滝尾根分岐標識 |
どんどん上り坂でヒーヒー荒い息をしながら登るうちにやっと744m地点に到着。ここは
北尾根分岐があります。
|
北尾根分岐標識 |
頂上まであと1km/180mの登り・・・のはずでしたがまだこの後もアップダウンがあり
ました。
そして、やっと最後の分岐、左手棚山方面分岐に着きました。後25分の標識。
|
棚山方面分岐標識 |
ここからは頑張ってなんとかこの時間通りでやっとのこと頂上到着。
実は途中で若物2人組及び先ほどのおばさん2人組が戻ってきました。ご飯を食べて・・
遅い私は恥ずかしかったです(^_^;)(^_^;)。
おまけに頂上到着直前に単独男性に道を譲ってしまいました(^_^;)。
ま、それでも早く出発しましたのでコースタイムに大幅遅延ですが午前中に到着。
で、あずまやにあった唯一のベンチ独占して早速店開き。で、ここで、が〜ん・・・
なんと入れてきたはずのラーメンとその具のベーコンの袋がない、ない(:_;)
朝一度は入れたのですが、ちょっとしたトラブルで一度出してしまい、その後この袋だけ
入れ忘れたようです。タオルは車に忘れてくるし、あかんですねぇ(^_^;)
コンビニで朝仕入れたおにぎりと漬物、それとスープだけで我慢しました(^_^;)(^_^;)
寒かったのでウィンドブレーカを羽織ましたけど、単独でしたしこんなでしたので、いつも
よりずっと短い頂上滞在で、下山することにしました。
下山はさすが休憩したこともあり、最初は快調。登りで25分かかった棚山分岐まで12分。
そして、瀧澤分岐から左手方向に入りました。ここからはジグザクの暗い道。どんどん下り
て行くのですが、高度計みてもなかなか高度が下がりません。
そのうち、登りで疲労が溜まったふくらはぎが少し痛み出し、ペースダウン(^_^;)。
ま、それでもまだまだ最終時間期限には楽勝で間に合う時間でしたのでゆっくりと小股でそ
れでも時々はちょこちょこと早足で下りました。
地形図通り、道は谷に近づき、最初は枯れ沢でしたが、やがて水が結構流れている沢に変わ
りました。
で、道はこの沢まで来ており、その先は沢の向こう岸。沢の岩にはこけが生えていたので、
滑るのを恐れ、慎重に歩くところを決めてなんとか無事渡りました。さすが流れ始めの沢。
飲みはしませんでしたが、触ると冷たかったです。
|
沢を渡りました |
この後はこの沢をまた元の岸側に渡る等してしばらく沢沿いの道を下りました。やがて沢から
左にはずれ今度は別の谷の方へ。
なかなか高度が下がらないなぁといいかげんうんざりしているうち、右手前方に滝が見えてき
ました。下石の滝です。
|
下石の滝 |
写真は2段分ですがこの下にもう1段あります。ただ、岩にはペンキで4段と書かれてい
ました。
ここからは登山道も林道並に広くなり、やがて、右手に便所が。国体尾根分岐です。
そして、先を進むうちに前方に橋と車道が見えてきました。
やっと下山です。ここからはやっと足の痛みも引いて、早足で駐車場まで戻りました。
尚、家から駐車場まで往復4時間くらいでした。
戻る